子どもがいるときの親戚付き合い。トラブル対策や配慮が必要な親戚
発達障害児や支援が必要な子を持つ親戚
背が伸びたなどの体型だけでなく、子どもができるようになったことまで話題になるものです。「大丈夫だよ」「そのうちにできるようになるよ」などの慰めの言葉は、余計に傷つけてしまうこともあるでしょう。発達障害の子どもを持つパパやママの気持ちに寄り添い、聞き流すことも大切です。
子どもが発達障害だとわかれば、どう受け入れてよいか、どう接してよいか、親自身も試行錯誤している段階だと思います。親戚だからどうにかしてあげたいなどの一方的な使命感より、そっと見守りましょう。
重い病気を抱えて闘病中の親戚
でも、どんな言葉をかければよいか、どんな態度で接したらよいかわからない場合もあるでしょう。その人の病状や性格などにもよるため、100%正解という接し方はみつかりません。
「〇〇だから病気になったんだよ」などと病気が運命のような言葉や、「元気そうだね」「もう大丈夫そうだね」と軽い言葉をかけるのは控えたほうがよいでしょう。こちらに悪気はなくても、相手には不愉快で心が痛む言葉があります。
親戚の集まりで一緒にいるときは、無難な話題にしたほうがよいでしょう。病状にもよりますが、食べ物や気温の変化で疲れないように気をつけておきましょう。
親戚とのトラブルを減らす三つのポイント
親しき仲にも礼儀あり!多くを詮索しない
「親しき仲にも礼儀あり」というように、どんなに心を許せる家族や親戚でも嫌だと感じる言葉や態度はほかの人と同じでしょう。友だちには使わない言葉を親戚に使うと、関係がこわれてしまうのは仕方ないことです。
「どうして?」「それで?」と質問攻めにすることもよくありません。どんなに気が許せる仲でもマナーを守り、詮索するような言動は控えましょう。
必要なときにはキッパリ断る勇気を持つ
お昼寝をさせたいのに親戚が盛り上がっていると言い出せず、興奮している子どもが熱でも出さないかと心配になってしまいます。また、まだ買い与えていないゲームや流行りのおもちゃを家庭の教育方針を確認せずに買ってもらっていることもあるでしょう。
今後の付き合いを考えて、少々のことには目をつぶるほうがよいかもしれませんが、必要なときには、きっぱり断ることも大切です。嫌な気持ちが膨らんで、今後の付き合いに支障をきたさないように気をつけましょう。
イベントや冠婚葬祭には極力参加をする
正月やお盆のイベントや冠婚葬祭の集まりは数時間のことです。子どもの機嫌のよい時間を選んで、負担のないように参加したいものです。マナー違反にならないように、地域性や立ち振る舞い方を調べておくと失敗が少ないですね。
よい関係を続けたいなら必要以上に深くつき合わないこともポイントです。パパやママが自然体で親戚と上手く付き合っている姿は、子どものお手本にもなるでしょう。
まとめ
親戚の集まりに参加したとき、もし発達障害児や闘病中の人がいれば、どうにかしてあげたいと使命感を持つより、そっと見守るほうがよいでしょう。子どもがいない夫婦は妊活中の場合もあるので、子どもの話は控える気配りが大切です。
親戚のイベントや冠婚葬祭には、子どもの様子を見ながら負担のない程度に参加して、よい関係を保つようにしましょう。