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お盆の挨拶ってどうすればよいの?義実家への帰省に役立つマナー

お盆の挨拶ってどうすればよいの?義実家への帰省に役立つマナー

子どもが生まれると義理両親に孫の顔を見せるために、お盆に義理実家に帰省する方も多いのではないでしょうか。しかし、ママの中には「お盆に帰省するときは、何か挨拶の仕方などがあるの?」と、義理実家に帰省するマナーが分からない方もいますよね。ここでは、帰省に役立つマナーをご紹介するので参考にしてみましょう。

まずはお盆の基礎について知っておこう

ご先祖様をお迎えする「お盆」

夏の大型連休といえば、お盆休みが一般的ですよね。何日か会社から休みがもらえるお盆の時期に、義理実家に帰省する家庭もたくさんあるでしょう。

連休中は全国各地で様々なイベントが開催されていたり、思い切って海外旅行をしたりする方も多いですよね。しかし、本来のお盆の過ごし方は、亡くなったご先祖の方々を自宅に迎え入れ、供養する時期でもありますよ。

お盆は正式には「盂蘭盆(うらぼん)」と呼ばれていて、ご先祖の霊がこの世に里帰りできる時期です。霊をこの世に迎える儀式は日本だけでなく、世界でも同じような意味を持った儀式があるようです。日本のお盆の儀式は、起源は分かっていませんが中国から伝わったといわれています。

お盆の中でも特別な「新盆」

最近の若い人のあいだでは、お盆というと「会社が休みになる大型連休」のイメージが強いですよね。しかし、義理実家などでは先祖をお迎えする準備がおこなわれていたり、お墓参りをしたりなど、きちんと先祖をお迎えしている家庭も多いでしょう。

お盆の期間は地域によって違いがありますが「新盆(初盆)」はお盆の中でも特別とされています。新盆は、家族(親しい人)が亡くなって四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆のことをいいます。

亡くなってからは初めての里帰りとなるので、分棚といわれる祭壇などを設けて盛大にお祝いしたり、念入りに供養の行事がおこなわれたりします。通常のお盆よりも準備ややることが多くなるのを頭に入れておきましょう。

お盆について子どもにも伝えよう

現代の日本は核家族化が進み、家族や親戚同士の付き合いが希薄になってきていますよね。しかし、義理実家に帰省したときに子どもがお盆の存在をまったく知らないと、義理両親から「子どもにしっかり教育ができていない」と思われてしまう可能性もあるので注意が必要です。

小さな子どもだとなかなかお盆の意味を理解するのは難しいので、一緒に精霊棚を作るなど、ご先祖様をお迎えする準備をしながら説明するとよいかもしれませんね。

「パパのおじいちゃんやおばあちゃんが、お盆になったらお家に帰ってくるんだよ」「お家でゆっくり過ごしたらまた天国に帰って行くから、無事に帰れるようにお願いしようね」など、分かりやすく伝えてみましょう。

お盆に義実家に帰省するときの挨拶や持ち物

新盆とお盆では挨拶が異なる

お盆休みに義理実家に帰省するママの中には「お正月のように何か決まった挨拶があるの?」「どんな挨拶をして義理実家にお邪魔すればいいの?」など、悩んでいるママも多いのではないでしょうか。亡くなって初めて迎える新盆と、毎年訪れるお盆では挨拶が異なることを覚えておきましょう。

新盆の場合は供養なども盛大におこなわれるため、挨拶も通常のお盆よりは丁寧におこないます。「この度は◯◯様の新盆供養にお招きいただきありがとうございます。皆様とご一緒にご供養させていただきます。よろしくお願いします」などと挨拶するのが一般的です。

通常の場合は「静かなお盆(今年1年何事もなく過ごせたという意味)おめでとうございます」と言うのがよいでしょう。

お供えと別に手土産も持って行こう

お盆に帰省する場合、お供えを持参することが多いと思いますが、お供えは先祖へ向けた品物です。法要後に家族みんなで分けることもあるかもしれませんが、お土産ではありませんので、お供えとは別に義実家や親戚などへの手土産も持って行きましょう。

そこで、手土産に何を選ぶかということで悩みますよね。パパと相談して、家族の好きなものを確認してから決めるとよいですよ。分からない場合は、今住んでいる地域でしか手に入らないものや、通販では購入できない話題のものを選ぶと喜ばれます。

金額は相手に気を遣わせないよう2,000~5,000円程度にしておきましょう。手土産にのしは必要ありませんので、紙袋に入れて持参し渡すときに紙袋から取り出してくださいね。

子ども連れの帰省に役立つ持ち物

自宅や頻繁にお邪魔する実家とは違って、年に何回かしか行かない義実家には子どものお世話に必要なものがあるのか分かりませんよね。すぐに買いに行くこともできないと思いますので、困らないように準備して持って行きましょう。

体調が悪くなったときのために、保険証と母子手帳が必要です。そのほか、おくるみや授乳時の目隠しなどに使えるバスタオル、おむつ、おしり拭きシート、抱っこ紐、赤ちゃん用のレトルト食品、子どもの写真、おやつ、おもちゃ、着替え、子ども用洗面用具などがあると役立ちます。

子どもの成長に合わせた持ち物をピックアップしてくださいね。普段からお出かけしなれていないと忘れてしまいやすいので、あらかじめリストを作っておくとよいですよ。

お盆のお供えを選ぶときのポイント

お供えは日持ちするものを

お盆の初法要に招かれた場合は、香典とともにお供えを持参することが多いでしょう。

お供えというのは故人に向けたものなので、ご仏壇の前に何日かお供えすることもありますし、法要後に親族で分け合って持ち帰ることもあります。食べものや飲みものを選ぶ場合は、2週間程度は日持ちするものにしましょう。特に、夏は気温が高いので傷みにくく常温で保存できるものがよいですね。

気になるお供えの相場ですが、一般的に3,000~5,000円となっています。落雁や水ようかん、ゼリー、清涼飲料水や缶詰の詰め合わせなど、親族で分けやすいものが好まれるようです。また、持ち帰ることを考えると、軽いもののほうがよいかもしれませんね。
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