妊婦が雪道を歩くときに適した靴!滑らない歩きかたと安全な転びかた
妊娠しているときは雪道を歩くのが不安になりますよね。しかし、ずっと外出しないわけにはいかないので、転ばないように気をつけながら歩くことが大切です。どのようなことを注意しながら歩くのがよいのでしょうか。ここでは、雪道で転びにくくするためのコツや転んだときの注意点などをご紹介します。
妊婦の雪道用の靴には滑り止め機能が必要!
靴底に可動式のスパイクがついた靴
冬になると頻繁に雪が降るというような地域に住んでいるママは、靴底に可動式のスパイクがついた靴が便利ですよ。可動式のスパイクは硬い地面を歩くと自動的にスパイクが引っ込むタイプのものや、内蔵スパイクを手動で出したり引っ込めたりできるタイプのものがあります。
歩く場所に合わせて靴を履き替えたり、滑り止めを装着したりする手間がないので、雪道を歩くときも、スーパーや病院などの建物内に入るときにもスムーズに歩くことができ楽ですよ。
雪の日に靴に装着して使う滑り止め
スパイク部分がピンタイプのものや、スプリングタイプのもの、チェーンタイプのもの、雨の日も兼用で使えるゴムタイプのものなど、いろいろな種類の滑り止めがあります。住んでいる地域や使うシーンに合わせて選びましょう。
また、装着して歩いているうちに外れてしまうと危険なので、靴のサイズにぴったり合っているものを選ぶことや、装着した状態で歩きにくくないかなどを確認しておくことも大切です。
持ち歩いておけば安心してお出かけできますね。
靴底に貼るタイプの滑り止め
簡易的なものなので滑り止め効果が弱く、凍結した路面や豪雪地域には向いていませんが、軽い雪道なら安心です。靴の形に合わせてカットできるものもあります。妊娠中だからこそ、普段から履き慣れている歩きやすい靴を履きたいと思うママにも便利ですね。
雪の日だけでなく雨の日も地面は滑りやすい状態ですので、雪があまり降らない地域のママにも役立ちますし、靴底のダメージを軽減できるというメリットもあります。
転びにくい雪道の歩きかたのコツ
足の裏全体で地面を踏みしめて歩く
自然と歩くスピードがゆっくりになって安定します。また、やや前かがみになると足の裏全体で着地しやすいですよ。歩くときの視線が足元ばかりに行かないように注意しましょう。
傾斜の大きい坂道を下るときは、雪道に慣れている方でも転ぶことがあるのでとくに気をつける必要があります。普通に前を向いて歩くとバランスを崩しやすく足の裏全体をつけるのも難しくなりますので、体を横に向けて軽くひざを曲げながら歩くと転びにくいです。
反対に上るときは、足の裏全体をつけようとするとうしろに転んでしまうので、つま先を雪に刺し込むように歩きましょう。
歩く歩幅を狭くして前に重心を起こして歩く
妊娠後期に入ると、けっこうお腹が大きくなっているかと思いますので、重心がうしろになりがちです。より重心を意識した歩き方が大切になってきます。
また、歩く歩幅を狭くすることも転びにくくなるポイントです。歩幅が大きいと重心の移動が大きくなりやすく転ぶ原因になります。もし、バランスが崩れそうになっても、歩幅が狭いほうがとっさに足を開いて踏ん張ることができ体勢を整えやすいでしょう。
雪道はでこぼこした部分もたくさんあるので、歩幅を意識しすぎてつまずかないように気をつけてくださいね。
路面に対して平行に足を下におろす
膝を少し曲げて足を上げるときから平行に上げ、そのまま足の角度を変えずにゆっくりと下ろすように意識するとうまく平行に足を下ろせますよ。ややカクカクした動きになりますが、下ろした足が地面について滑らない感覚が分かってから、次の一歩を踏み出すとより安全です。
人通りの多い道や車がよく通る道は、雪が固まってつるつるになっていることが多いので、お店の出入り口付近や駐車場、横断歩道、バス乗り場などは特に注意してくださいね。
雪道の上手な転びかたと転んだときの注意点
持っているものをすべて手から離して転ぶ
まずは、手になにか持っているなら、すべて手から離して転ぶようにしてくださいね。身軽になることで体が不自然な体勢にならずに受け身をとりやすくなります。スーパーの帰りで、瓶に入った調味料や卵など、落とすと割れやすいものを持っているときがあるかもしれませんが、バランスを崩したら悩んでいる暇はないですよ。思い切って手放しましょう。
もし、硬いものや大きなものなどを持ったままだと、自分の荷物に当たってケガをすることもあります。