湯冷ましは新生児に必要?作り方や湯冷ましのメリットとデメリット
最近、湯冷ましは美容や健康に役立つとインターネットでも評判になっています。でも、湯冷ましって何のこと?新生児期の赤ちゃんに必要なものなの?と思うパパやママは少なくないはずです。赤ちゃんの水分補給にもよいとされる湯冷ましについて、作り方や保存方法、赤ちゃんへの与え方、メリット・デメリットを紹介します。
目次
- 湯冷ましって?赤ちゃんに必要なもの?
- 湯冷ましとは沸騰させて冷ました水のこと
- 「湯冷まし」が必要といわれた時代
- 湯冷ましは「与えてもいい」もの
- 湯冷ましの作り方や保存方法
- 実際に湯冷ましを作ってみよう
- 保存期間や安全な保存方法は?
- 湯冷ましを作るときに注意点することは?
- 湯冷ましはいつから?どうやって与えるの?
- 新生児から与えることができる
- 哺乳瓶、スプーン等使って与える
- 飲ませすぎや温度には注意しよう
- 湯冷ましを与えるメリット
- 汗をかいたときの水分補給
- 水分不足から起きる便秘の解消
- 湯冷ましがスプーンや離乳食の練習になる
- 湯冷ましを与えるデメリット
- お腹がいっぱいで授乳量が減る
- アレルギーの心配もある
- ママの手間やお金がかかる
- まとめ
湯冷ましって?赤ちゃんに必要なもの?
湯冷ましとは沸騰させて冷ました水のこと
最近ではレシピのサイトに「湯冷ましの作り方」が公開されているくらい、美容や健康のために注目されています。では、湯冷ましとは何でしょうか?
湯冷ましは白湯とも呼ばれ、水を沸騰させてお湯にし、その後冷ましたものです。要するにただの水のことですね。
湯冷ましは、お通じがよくなる、冷え予防、ダイエットサポート、肌荒れ改善、風邪予防、赤ちゃんの水分補給などで注目されています。湯冷ましの主な働きは体内環境をよくし、食べ物の消化をサポートするなどです。
「湯冷まし」が必要といわれた時代
昔の赤ちゃん用のミルクは牛乳に似ていてタンパク質やミネラル分が多く、赤ちゃんには濃いのではないかと考えられていました。そのため赤ちゃんの水分補給には湯冷ましがベストだといわれていたのです。
また、昔は多くの家庭で井戸水を飲用にしていましたね。沸騰して殺菌してから、井戸水を使う習慣がどの家庭にもあったようです。現在でも水道水のカルキを抜くために、沸騰してから使用している家庭もありますね。
湯冷ましは「与えてもいい」もの
ただし、母乳やミルクのかわりに湯冷ましを与えるのではなく、麦茶やイオン飲料のように、母乳やミルクのみでは水分が足りないなと感じる場合に与えましょうね。
特に離乳食開始前に濃い味の飲み物などに慣れてしまうと、薄味の離乳食がスムーズに進まないことがありますし、赤ちゃんによっては麦茶やイオン飲料にも好き嫌いがあります。
湯冷ましは、味があまりないので離乳食開始前の水分補給にはよいですね。ただし、脱水症状が進んでしまっている場合には、経口補水液などのほうが吸収率は高いのでおすすめです。
湯冷ましの作り方や保存方法
実際に湯冷ましを作ってみよう
水道水で湯冷ましを作る場合は、まず5~10分ほど水道水を沸騰させましょう。5分以上沸騰させることでカルキが抜けます。そしてそのお湯を人肌くらいになるまで冷ませば、湯冷ましになります。
ミルクの温度を調節するときにも湯冷ましは便利ですよ。
水にもいろいろな種類があり、赤ちゃんによいと思う水は、家庭によって違ってきます。赤ちゃんの健康を第一に考え、赤ちゃんが効率よく水分補給ができる水を選びましょう。
保存期間や安全な保存方法は?
余ったら処分して、作り直すようにしてくださいね。朝作って、夜までに使い切るように心がけましょう。
湯冷ましの保存は、保温保冷効果のある魔法瓶を使用しているママが多いです。やかんやコーヒーポットで湧かしてそのまま保存しておくママもいるようですよ。効率的ですね。
湯冷ましを保存しておくときはきちんと蓋ができる容器で、ホコリやゴミが入らないような対策をしましょう。ペットボトルを保存容器にする場合は湯冷ましが冷めたことを確認してから入れましょう。
湯冷ましを作るときに注意点することは?
湯冷ましはミネラルウォーターで作らない方がよいとされています。母乳やミルクには赤ちゃんの成長に必要なミネラルが多く含まれています。
母乳やミルクを飲み、さらにミネラルウォーターで作った湯冷ましも飲んでしまうと、赤ちゃんが必要な量以上のミネラルを摂取することになり、腎臓などへの影響が心配されます。
同様に、ミルクもミネラルウォーターで作らない方がよい、作るならば、日本の軟水を使った方がよいといわれていますね。日本のミネラルウォーターでも煮沸してから使用すると安心ですね。
ミネラルやカルシウムが過剰になってしまわないように、使用する水には気をつけましょう。