4歳児のかんしゃくに悩むママへ!体験談や原因から学ぶ対処のコツ
気持ちが爆発するように泣いたり暴れたりする4歳児の「かんしゃく」。4歳のかんしゃくの対応に困って、頭を抱えているママは少なくないようです。そこで今回はママのつらい体験談やかんしゃくを起こす原因を通して、上手に関わっていくための対処法をご紹介します。
4歳児のかんしゃくに悩むママの体験談
思いどおりにならないとかんしゃくを起こす
例えばスーパーで子どもがお菓子を欲しがったとき、ママが「買わないよ」と言ったとたん、かんしゃくが始まることが…。人前であろうと床にひっくり返って泣き叫ぶ姿に、ママは困り果ててしまいます。
こんなお話もあります。あるママが遊びに行った先で「帰ろう」と言っても子どもは帰りたがらない。無理に連れ帰ろうとすると、暴言を吐いたり暴力をふるったり…。周囲の目も気になり、ママは本当につらかったそうです。
さらに家族とゲームで遊んでいるとき、負けた悔しさから物を投げたりママや弟妹に手を出したりすることも。「ダメよ!」と叱るとさらに叩いてきて、ママはどう対応していいのか悩みは尽きません。
寝起きのかんしゃくに手がつけられない
ママが抱っこしてもなだめても泣き止まないと、忙しい朝だけあってママは余計に参ってしまいますね。
このような体験談もありますよ。ある4歳児は目覚めると同時に「ぎゃー!」と絶叫しながら泣き続けるそうです。ママが心配して「大丈夫?」と声をかけるのですが、泣き止むどころか今度は足をばたつかせてさらにひどくなるのだとか。
その子は30分~1時間ほど泣き叫ぶと落ち着くらしいのですが、落ち着いてからママが子どもに「どうして泣いていたの?」と聞くと「わからない」と答えが返ってくるのだとか。ママも困惑ですね。
子どものかんしゃくにママが苛々してしまう
あるママは「寝起きのかんしゃくが怖くて、寝顔を見てもかわいいと思えなくなった」と嘆いていました。たしかにママの声をかき消すほどの大声で毎回泣かれると、子どもの寝顔すらトラウマになりそうです。
幼い弟や妹に手を上げる4歳児も困ります。注意すると今度は本を破ったりおもちゃを投げたり…。苛々して、ママも声を荒げたくなりますね。
このような「かんしゃく」を、ママはどうにか改善したいと考えているのではないでしょうか。そこでまずは、かんしゃくを起こす原因から見ていきましょう。
4歳児がかんしゃくを起こす原因は?
大脳の発達が感情のコントロールに影響
4歳ごろになると大脳の発達が進み、それまでよりもできることが増えます。運動能力や生活力、社会性が向上し、様々な言葉が使えるようになるため会話も上手になります。
大脳が発達すると内面も向上します。認知機能が大きく伸びて複雑な思考ができるようになり、またそれにともない心の成長も進むのです。
こうした「考えること」「思うこと」が複雑にできるようになる一方で、子どもは内面の急激な変化に戸惑ったり葛藤したりするようになります。複雑な感情のコントロールが難しくなり、ちょっとしたことで我慢できずにかんしゃくを起しやすくなるのです。
要求を通すための手段として身についた結果
例えば、子どもがおもちゃを買ってとせがんだとき、一度は「ダメ」と言ったのに、子どもが泣いて暴れて欲しがるので買い与えてしまった経験はありませんか?また、ママと別の部屋で遊んでいた子どもが急に泣き始め、行って優しくなぐさめたことはありませんか?
このような経験を繰り返すうち、子どもはかんしゃくを起こすとよいことがあると学びます。そのため「自分の意にそぐわないことがあるとかんしゃくを起こす」ことが手段として身についてしまうのです。
空腹や疲れがあるときに起こりやすい
4歳児は大人に比べて感情のコントロールがうまくできません。「空腹」のときは「食べたい」という欲求にかられます。食べたい、という気持ちが満たされないため、子どもは感情を爆発させてかんしゃくを起こしてしまうようです。
「疲れ」があるときはそのまま眠ってくれればよいのですが、子どもは「疲れているけどまだ遊びたい」「疲れているから抱っこしてほしい」とぐずりはじめることも。こうしたコンディションの悪いときも、かんしゃくを起こしやすくなります。
4歳児のかんしゃくがグッと減る対処のコツ
ママは気持ちに余裕を持って対応する
ときには疲れて、感情のコントロールが難しいこともありますね。とくにかんしゃくを起こす子どもを前に、自分の感情を冷静にコントロールし続けるのは至難の業です。
そんな忙しいママに、余裕を持つためにおすすめしたいのが深呼吸です。冷静さを失いそうになったら、深くゆっくりとした深呼吸を数回繰り返してください。
深呼吸には心身をリラックスさせる効果があります。リラックスして気持ちに余裕をもってから改めて、かんしゃくを起こす子どもに対応してくださいね。