赤ちゃんが寝るとうなるのは苦しいから?うなる原因と対処法とは
赤ちゃんは寝ているとき以外でもうなる!
寝返りの時期にうなることも
寝返りの途中で腕が抜けずに困っていたり、寝返りした後に長い間うつぶせでいたせいで、腹や胸が苦しくなったり、腕や首が疲れたりした可能性があります。
寝返りを始めたばかりの赤ちゃんは、自分であおむけに戻ることが難しいので、苦しそうだなと思ったらあおむけに戻すようにしてくださいね。
また、寝返りしそうな時期になったら、寝かせる場所にも気をつけましょう。柔らかすぎるマットレスやブランケットなどの上では、窒息する危険もありますし、寝返りもしづらくなります。
寝返りが上手になると、うなりから楽しそうな声に変わってきますよ。
離乳食が始まってうなる場合も
また、離乳食が進むとおっぱいやミルクを飲む量が減り、水分不足に陥りやすくなります。普段から白湯や麦茶などをこまめにあげ、便秘のときは意識して水分を多めに摂るよう気をつけてくださいね。
うんちが硬い場合は、水分や食物繊維を多く含む食材を取り入れましょう。バナナやほうれん草、サツマイモなどは、食物繊維が豊富で消化もよく、便秘解消の効果が期待できます。
ヨーグルトも便秘によく効く乳酸菌が豊富なためおすすめです。 アレルギーが心配な場合は、医師に相談してからにしましょう。
うなることで言葉を発して遊んでいる
色々な声を出して、それが聞こえてくるのを楽しんでいるのですね。この場合はうなり声だけでなく、奇声をあげる赤ちゃんもいます。
赤ちゃんがうなっていても、苦しそうな様子やいきんでいる様子がなく機嫌がよければ、言葉を発して遊んでいるのかもしれません。
突然のうなり声や奇声に驚いてしまうかもしれませんが、おしゃべりの練習をしていると思って、ママも今しか見れない様子を楽しみましょう。
ママやパパが「楽しい音が出たね」「ウーなんだね」とあいづちや返事をすると、赤ちゃんの言葉の発達によい影響を与えますよ。
授乳中のうなりは赤ちゃんからのメッセージ
授乳環境や母乳の量に不満があるのかも
例えば赤ちゃんは、授乳の体勢が気にくわなかったり、周りが騒がしくて落ち着いて飲めなかったりなど、授乳環境が悪い場合にうなることがあります。
またおっぱいがあまり出ていなかったり、反対に出過ぎていたりして飲みにくい場合や、ママの乳首が陥没しているなどの理由でくわえにくいときにも、不満を訴えるようにうなります。
赤ちゃんが授乳中にうなるときは、まず授乳の姿勢や環境を見直してみましょう。そして母乳の量が足りているかも確認してください。もし母乳量が多すぎるときは、授乳前に少ししぼってから与えるとよいでしょう。
母乳が美味しくないのかも
母乳の味はママの食事内容に影響されやすいものです。和食を中心とした栄養バランスのよい食事を心がけ、甘いものや油っぽいものは控えましょう。甘いものが食べたいときは、和菓子をチョイスするのがおすすめです。ただし食べ過ぎないように注意してくださいね。
そして授乳中は水分不足に陥りがちです。水分が不足すると母乳の出が悪くなったり、ドロドロして美味しくなくなったりしますので、意識して水分を摂りましょう。
また睡眠不足やストレスなど、ママの心身の状態も母乳の味に影響を与えるといわれています。ママのためにも赤ちゃんのためにも、周りを上手に頼って無理し過ぎないようにしてくださいね。
歯がゆさや離乳食が影響していることも
生後5カ月以降の赤ちゃんがうなる場合、歯が生え始めるサインかもしれません。乳歯が生える前の赤ちゃんは歯茎にむずがゆさを感じるため、うなりが出たり、機嫌が悪くなったりすることがあるのです。口の中をこまめにチェックするようにしてくださいね。
また離乳食が始まったころの赤ちゃんがうなる場合、母乳への興味が薄れているのかもしれません。母乳以外の味を知ったり、離乳食でお腹がふくれていたりすると、以前ほど集中して母乳を飲まなくなることがあります。この場合、うなりは遊び飲みの一環ですから、気にしなくて大丈夫ですよ。
まとめ
深刻でないことがほとんどですが、対処したのにいつまでもうなり声が続くときや、顔色が変わるなどほかの症状がでたときは、念のため病院で診てもらってくださいね。
赤ちゃんはうなることでママになにかを伝えようとしているのかもしれません。うなるのも成長の過程と受け止め、楽しく赤ちゃんの成長をサポートしていけるとよいですね。