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入学準備に大切な幼稚園年長の過ごし方!成長の様子や練習したいこと

入学準備に大切な幼稚園年長の過ごし方!成長の様子や練習したいこと

もうすぐ年長さんだけれど小学校入学前に何か準備しておくべきものはあるのかな?小学生になったらいやでも勉強しなくてはいけないから、今のうちに遊ばせておいたほうがよいのかな?それとも勉強を始めておいたほうがよいのかな?そんな疑問を持つママに、年長さんのときにやっておいたほうがよいことをお話しします。

幼稚園の年長になる子どもたちの年齢や様子

年長クラスになるのは何歳の子ども?

子どもが幼稚園に入ることになると、年少や年中、年長といった言葉をよく聞くようになります。どうやって計算するのでしょうか?

「年少・年中・年長」の基準日は4月1日の時点での年齢です。例えば4月10日生まれで、4月1日の時点で5歳なのでしたら、今年度は年長さんです。

年齢の基準日は、誕生日前日の午後12時です。そのため4月1日生まれの子どもは、3月31日午後12時生まれの扱いとなることから、学年で一番遅く生まれた子どもとなります。

1月1日から4月1日までに生まれた子どもは「早生まれ」と呼ばれます。これは、同じ年の4月2日から12月31日までに生まれた子どもより早く幼稚園に入園するから、という意味合いです。

5歳児の体の成長について

自分の子どもが同年代の子どもと比べてどのように成長しているかなど、ママは気になりますよね。

あくまでも平均値ですが、5歳0カ月から6歳0カ月までに男の子の身長は平均6.2cm伸び、体重は18.3~19.4kgに、また女の子は身長は6.3cm伸び、体重は17.9~18.9kgに増えます。

5歳の終わりごろは、身長、体重の個人差がはっきりしてきます。運動機能の発達が正常で、健康であれば心配はありません。

筋肉が強くなり、体のバランス能力がアップします。また、音楽に合わせて速度を自由に調節できるようにもなります。ブランコを大きく振ることもできるようになり、ジャングルジムのてっぺんに上がったり、冒険を好んでしたりするようになるのもこのころです。

5歳児の知能や心の発達について


5歳児は相手の表情から、喜びや悲しみ、悔しさ、嬉しさなどの感情を読み取ることができるようになります。個人差もありますが、相手の気持ちに合わせた行動をとることができるようになることは、とても大きな成長です。

また遊びを通して集団ルールを学んでいきます。それらを理解することで自己のコントロールが身につき、野球のような複雑なルールのゲームなども少しずつできるようになります。

こうした友だちとのやり取りから、自分の意見が通らないときの対処方法を少しずつ学びます。

また年下の子やお年寄り、ハンディを持った人に対する思いやりの心が育つのも、このころです。親の対応を見たり自分で考えることで、優しい気配りを身につけていきます。

年長の一年は親子にとって大切な時間

年長は幼稚園の中で憧れの存在

年長さんは幼稚園の中で最もお兄さん・お姉さんです。ですので年下の子どもたちにとって憧れの存在です。行事では先生からも親からも期待され、ほめられ、幼稚園生活では年下の園児たちのお世話をしたり、先生のお手伝いをしたり、年長さんは特別という見方をされることで自信がついてきます。

年中までマイペースだった子どもが、自分のことは自分でやるようになったり、変化が現れるのもこのころです。

「さすがお兄さん(お姉さん)、すごいね」とたくさんほめてあげると、自信に満ちて、どんどん伸びていくことでしょう。「もう年長さんのお兄さん(お姉さん)なのだから、ちゃんとしないと!」としかるのは逆効果ですので、いい方に気を付けましょう。

運動会や劇、すべての行事が「最後」になる

幼稚園には毎年行われる運動会や劇、遠足、お芋ほりなどがありますよね。先生にいわれるがままに行っていた年少さん、お友だちと衝突しながらもなんとか仕上がった年中さん、自分のカラーを出しつつもみんなで力を合わせた年長さんと、一年一年レベルアップしていく子どもたちの成長に驚きを隠せません。

ランドセルを買い、学習机を用意し、1年生になる準備を着々と整えていきます。卒園式の歌を練習し始め、あと数日で幼稚園も卒園なのかと思うと、ママは手をつないで幼稚園へ行けなくなることがさみしくてたまらない気持ちになることでしょう。

子どもが大きくなることは喜ばしいことですが、もう少しこの可愛らしい時間が続けば…と心の底から思うのも、この時期なのではないでしょうか。

自己肯定感が育つ一年にしよう

子どもが安心して小学校をスタートできるように準備してあげたい、楽しく過ごせるようにルールに慣れる機会を作ってあげたい、勉強を辛いものと思ってもらいたくないから、今のうちにできることを増やしてあげたいなど、親心からくる願いは尽きません。

しかし、できることがどんどん増えているこの時期の子どもであっても「自分はできないんだ」と感じ、自己肯定感が下がっていく子どももいます。

完璧でなくてよいのです。少しずつ成長した子どもに「できたね、すごいね」と声をかけてあげましょう。自己肯定感はすぐにできあがるものではなく、小さな積み重ねです。「眠くても頑張ることができたね」や「今日は1文字書けるようになったね」と、一歩一歩大切に進んでいきましょう。
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