入学準備に大切な幼稚園年長の過ごし方!成長の様子や練習したいこと
ママにとっても忙しい年長の一年
【春から夏】ランドセルは早めに予約しよう
「ラン活」が特に顕著なのは、高級ランドセルや工房系ランドセルです。これらのランドセルは性質上手作りで作られるため、人気が集中すると、需要と供給が追い付かなくなってしまいます。そのため5月から7月頃に新作発表され、注文の受付が始まります。
もちろん大量生産しているランドセルメーカー(セイバンやフィットちゃん)もありますので、入学ギリギリでも購入することはできます。それでも色やデザインで人気のあるものは売り切れる場合もありますので、ご注意ください。
【秋】学童保育の見学や申し込みをしよう
見学のポイントですが、学習・運動・小学生の生活にふさわしいかどうかを確認しましょう。指導者とは長い時間接することになりますので、子どもに多大なる影響を及ぼします。子どもが安心して過ごすことができるかどうか、パパやママが安心して預けられるかどうか、というのが見極めのポイントとなるでしょう。
説明会を行っている施設もあります。積極的に参加しましょう。
【冬】入学グッズの購入や名前付けをしよう
購入する際に気を付けなくてはならないものを、ピックアップしてみます。筆箱は鉛筆がきちんと削られているかどうかを先生がチェックする場合が多いので、箱形がおすすめです。鉛筆は筆圧の低い1年生は6B~2Bを持っていくところが多いようです。先生によっても異なりますが、シンプルなものがよいでしょう。
道具を揃えたら今度は名前つけです。これが驚くほど多いのです。名前シールに書いたり、パソコンで作成したりと、それぞれ使いやすいものを選んで利用してみてくださいね。
小学校を見据えて年長から練習したいこと
鉛筆を正しく持てるようにしておこう
では正しい鉛筆の持ち方を身につけるには、どうしたらよいのでしょうか。やはり近くにいるパパやママが、しっかりと一から教えてあげるしかありませんよね。
よくない鉛筆の持ち方を覚えてしまうと、それに慣れてずっとその持ち方で書くようになってしまいます。鉛筆に興味を持ちだしたら、子どものためにも早い段階で正しい持ち方を教えて、きれいな字が書ける準備を整えておいてあげましょう。
交通ルールを守って登校できるようにしよう
19歳以下の子どもの歩行時の交通事故による死傷者数は、小学1年の7歳が突出して多いという調査結果が出ています。小学校に上がる前に、信号の確認や横断歩道の渡り方などの交通ルールをしっかりと学ばせましょう。そして学校までの道のりを何度か歩く練習をして、危険なところなどを確認しておきます。
それと同時にパパやママも通学路を把握しておき、工事などで迂回しなければならないときなどを想定して、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。
和式トイレに慣れておこう
小学校で子どもたちが戸惑わないために、和式トイレを残している幼稚園もあります。和式トイレが嫌いな理由は、落ちてしまいそう、体勢がつらいなど様々あるようですが、小学校のような集団行動を行う場では、嫌いだから洋式だけ入るというスタイルをとっていては、時間内に間に合わなかったなんてことがあるかもしれません。
年長さんのときに少しずつ練習させてみましょう。例えば親が和式トイレの多い公園などで、使っているところを見せることや、また怖くないことを教えてあげるなど、出かけ先で経験させることでプラスのイメージに変わるかもしれません。
年長のうちに「勉強」は必要?
準備しておかないと学校嫌いの原因に
年長さんになると幼稚園でもカルタをしたりして、字に興味を持たせる遊びをするところもあります。子どもは好奇心旺盛ですから、すぐにゲーム感覚で字を覚えていくでしょう。
入学式を終え、各教室に入ったとき、黒板に「ごにゅうがくおめでとう」と書かれているのを見たことはありませんか?学校側としてはすでに「字が読める」前提で迎えているのではないでしょうか。
ひらがなの読み書きはある程度できるように
読み書きトレーニングをしてきた子どもは成績がぐんぐん伸び、先生からの評価も高く、親からも褒められます。すると、お勉強は楽しいもの、学校は楽しいところという感覚が宿りますよね。
一方勉強を一切してこなかった子どもは、劣等感を感じてしまうかもしれません。できないレッテルを背負ったままになってしまう可能性もあります。
また、わかる授業とわからない授業とでは、わかる授業が楽しいですよね。字が読み書きできないと、言葉の意味を理解するのに時間がかかります。その時間が少しでも短縮できるように、ひらがなの読み書きはできるようにしておくとよいでしょう。
時計や数を理解しておくことも大切
もちろん最初からではありませんが、小学校では「◯時◯分までに着替えて体育館に集合」など、行動の指示が時刻で出されます。時計においては、短針はそのまま読めますが、長針の1は5分などと特別な読み方をします。数を理解した上でないと時計の読み方は子どもを混乱させてしまいますよね。
「◯時◯分に家を出るから、それまでに準備してね」や、「テレビは◯時◯分で消すね」など、子どもが時計を気にするようなことを伝えておくと、自然と目が時計にいき、自分から計算して動くようになりますよ。
まとめ
「かわいいからなんでもやってあげる」というのではなく、かわいい子どもだからこそ、子どもが困らないように、少しずつ手を放してあげるというのも、親心なのかもしれませんね。
年長さんの成長を見守りながら、入学前に身につけたいことは少しずつ練習しておきましょう。