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夫婦の価値観にズレを感じるときは?育児中にありがちな場面と対策

夫婦の価値観にズレを感じるときは?育児中にありがちな場面と対策

夫婦の子育てや教育に関わる価値観がずれていて、なかなか溝が埋まらないときもありますよね。価値観に正解はないので難しく、どのようにすればよいのか分からなくて悩んでいるママも多いでしょう。ここでは、夫婦の価値観やずれているときの対策についてまとめましたので参考にしてくださいね。

夫婦の価値観にズレがあるのは当然のこと

パパとママが育った環境はそれぞれ違う

当然ですが、パパとママが育った環境はそれぞれ違いますよね。そのような環境のなかでそれぞれが何十年も過ごしてきたのに、夫婦の価値観が同じということはめったにないことではないでしょうか。

もちろんすべてが違うというわけではなく、一致する部分もたくさんあるからこそ楽しい時間があるのだと思います。結婚してから「こんな人だとは思わなかった」「どうして分かってくれないのだろう」などと思うこともあるかもしれませんね。しかし、価値観にズレがあるのは当たり前です。

当たり前だから言わなくても伝わっているだろうという考えは夫婦の溝を深める原因になりますので、些細なことでも言葉で伝えたり、確認したりすることが大切ですし、多少の不満は気にしないほうがうまくいきますよ。

価値観は簡単に変えられるものではない

人間の価値観はそう簡単に変えられるものではないですよね。考え方がパパに伝わらなくてイライラするときもあるかと思いますが、それはママにも譲れない価値観があるからなのでしょう。

「結婚前からうすうす価値観のズレを感じていたけれど、結婚して子どもが生まれれば改善されるだろう」と思ったことのあるママもいるかもしれませんが、それをきっかけに変えられる人は稀です。パパだけでなく、家族や仲のよい友人でも、一緒に過ごす時間が長くなっても変わらないことがありますよね。

ただ、価値観が違うことでイライラすることもありますが、捉え方が違ったり、笑いのツボが違ったりなど、自分には想像ができなかった新しい発見ができることもあるので、見方を変えれば楽しめることもあるでしょう。

まずはお互いの価値観を受け止めよう

夫婦で価値観が合わない、変えられないというのはよくあることです。価値観のズレを合わせるのは難しいですが、長い夫婦生活をうまく続けるために、まずはお互いの価値観を受け止めようとする姿勢が大切ではないでしょうか。

自分と価値観の違う人に、怒ったりイライラをぶつけたりしても、どうして不満に思われているのかを理解してもらうのは難しく、なにも改善されませんよね。

「相手がどうしてそう思っているのか」「どうしてそこにお金をかけるのか」「なにに時間を使うのか」など、いろいろ相手のことを考えてみましょう。なにか理由や信念があっての行動だということが分かれば納得できる部分もきっと見つかり、相手の価値観を認められることも増えてくるかもしれませんよ。

子育て中にズレを感じるときって?

マナーやルールなど、子どものしつけのこと

子どものしつけについての価値観は、実際に子育てを始めてみないと分からないことがたくさん出てきますよね。𠮟り方や食事の仕方、生活リズムについて、挨拶の仕方など、マナーやルールについてはズレを感じることが多いでしょう。

友人ママに聞いた話だと、「嫌いなものは無理に食べさせなくてもよいのでは?」「叩いて叱るのはやめてほしい」「食事中はテレビをつけない」「毎日同じ時間に寝かしつけをしたい」「子どもの前でスマホをいじらない」「朝と夜、食事の前後の挨拶は欠かさない」などの意見がありました。

共感できることもあればできないこともありますよね。すでにお話したようにお互い育った環境が違うので、ズレを感じてもどちらが正しいとは言いきれないのが難しいところです。

習い事や受験など、教育に関すること

子どもが生まれると、「水泳教室に通わせて体力をつけてもらいたい」「英語が得意になるように小さいうちから習わせたい」「人気の私立幼稚園を受験してほしい」など、子どもの教育に関する話をすることが多くなりますよね。

子どもの将来に関係することなので楽しい話題ではありますが、考え方の違いで揉めることもあるでしょう。たとえば、勉強よりもいっぱい遊んで過ごしてほしいと思うパパと、たくさん習い事をさせたいと思うママがいるかもしれません。

子どもが生まれて間もない頃は、教育に関心のなかったパパでも、子どもの成長を見ているうちに考え方が変わることもあります。得意分野の能力を伸ばせるようなことをしてもらいたいと思い始めることも少なくありません。

矛盾があると子どもが戸惑ってしまう

夫婦で価値観のズレがあるのは仕方のないことですね。ただ、パパとママの言っていることに矛盾があると子どもが戸惑ってしまいます。

たとえば、「パパはやりたい習い事をしてよいといってくれたのに、ママには習い事を決められた」となったら子どもはどうすればよいのでしょうか。自分のやりたいことをやりたいと思う気持ちがあっても戸惑うかもしれませんね。

子どもにとってはパパやママの意見がすべてです。矛盾があると子どもを困らせてしまうので、考え方は統一しておきましょう。

また、子どもには片付けや食べ方などを注意するのに、自分たちはできていないというのも矛盾しています。子どものお手本になるような行動を心がけたいですね。

ズレを整えて子育てに一貫性を持たせるには

価値観のズレを許容してしっかりと話し合う

子育てに一貫性がないと一番迷惑をこうむるのは子どもですが、意見がまとまっていないせいでストレスになったり、ケンカになったりと、パパとママも子育てしにくくなります。

まずは、どういう考えを持っているのかということを話し合ってみましょう。意見がぶつかることもたくさんあるかとは思いますが、話し合いをすることで大きな食い違いが小さな食い違い程度になることもあるかもしれません。また、ズレを感じることでもお互いに譲れないということであれば、お互いに許容し新たな方向性で進めてみるのもよいでしょう。

話し合いで自分の考えを貫こうとするだけではケンカになりかねませんので、相手の話もしっかりと聞き、認められることは認めようという気持ちでいることが大切です。
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