赤ちゃんの沐浴後にぴったりな飲み物!水分補給の必要性や注意点
赤ちゃんを沐浴した後に水分補給をしていますか?沐浴をした後は汗をかきますね。赤ちゃんはのどが渇いても自分で言えませんから、ママが気をつけて水分を補ってあげる必要があります。赤ちゃんが脱水状態にならないためにも、赤ちゃんにぴったりの飲み物で水分補給をしましょう。
沐浴後に水分補給することの必要性とは
必須ではないが状況に合わせ水分補給が大切
赤ちゃんは体温調節機能が未熟ですから、お湯に浸かることで体温も高くなります。体温が高くなることで汗をかきますから、体の水分が少なくなり、のどが渇きやすくなるでしょう。
沐浴の後に飲み物を与えた方がよいかの判断が難しければ、実際に与えてみるのも一つです。飲み物を与えてみてよく飲むようであればそのまま続け、飲もうとしないようであれば切り上げるとよいでしょう。必ず飲ませるべきというわけではなく、赤ちゃんの状態を見て判断したらよいということですね。
沐浴後の水分補給のタイミングを見極めよう
体が温かい状態では血液が全身に回りますから、胃の中に入ったものを消化するのに必要な血液が胃に集まりにくくなってしまいます。体温が下がって胃に血液が集まるようになったら、消化もスムーズに行われるようになります。
そのためにも、体温の下がった状態になる沐浴後30分ほどしてから、水分を与えるとちょうどよいかもしれませんね。沐浴後に赤ちゃんが泣いていたら、のどが渇いているサインかもしれませんので飲み物をあげてみましょう。時間的なタイミングと合わせ赤ちゃんが飲む様子も見ながら、水分補給のタイミングを見極めるのです。
赤ちゃんの水分補給の目安について
まず、沐浴が必要な時期であれば1日に必要な水分量は、赤ちゃんの体重(Kg)に120~160mlをかけた量になります。もし、赤ちゃんの体重が4Kgほどであれば、1日に480~640mlほどの水分が必要ということです。
また、1回に与える量としては20~30mlまでが目安になります。あくまでも目安ですので、飲み物から口を離したらのどが潤って満足したのでしょうし、飲み物を近づけても顔を背けたらいらないというサインでしょう。赤ちゃんの何気ないサインを見逃さずに判断したいですね。
赤ちゃんの沐浴後に最適な飲み物三つ
一番飲み慣れている「母乳やミルク」
授乳のリズムに合わせて沐浴の時間を決めた場合に、沐浴後の授乳が水分補給であり栄養を摂取することにもなるわけです。そうした場合は授乳の間隔が空きすぎなくて済みますので安心です。もし、授乳をする時間に合わせてなければ、ほかの飲み物を与えてもよいですね。
母乳やミルクは赤ちゃんも普段から飲み慣れているので、手軽にあげることができます。母乳やミルク以外の飲み物をできるだけ与えたくないという考えであれば、より最適な飲み物になるでしょう。
赤ちゃんも安心して飲める「白湯」
白湯は水道水をよく沸騰させてカルキを抜き、人肌程度に冷ましてから与えます。市販されている水を飲ませる場合は、ミネラルが含まれているミネラルウォーターではなく赤ちゃん用のものを選びましょう。硬水のミネラルウォーターは、飲んだときに消化がうまくできずにお腹を壊してしまうかもしれません。
急いでいるときは哺乳瓶に沸かしたお湯を入れてから、冷水で冷やして人肌にしてもよいですよ。白湯はカロリーも気にすることはありませんから、飲みたいだけ飲ませてあげられるのは気が楽ですね。
のどが潤いすっきりする「麦茶やほうじ茶」
麦茶やほうじ茶は大人用のものを白湯で薄めて与えてもよいですし、赤ちゃん用として市販されているものを与えてもよいですね。白湯と比較しても味がついていますので、赤ちゃんの好みによっては飲まないことがあるかもしれません。
麦茶やほうじ茶は栄養補給のための飲み物ではありませんから、違う飲み物でも代用できると思えば気軽に与えられますね。のどが潤いすっきりとした味わいのお茶ですから、赤ちゃんにとって適した飲み物というわけです。
赤ちゃんの沐浴後に水分補給する際の注意点
与えすぎには十分気をつけよう
体の中のミネラルバランスが崩れてしまうと、下痢や嘔吐をする場合があります。下痢や嘔吐が続くと脱水状態になりやすく、命に危険がおよぶこともありますから気をつけましょう。
また、沐浴後の水分補給と授乳のタイミングを合わせていない場合は、水分を摂りすぎてお腹がいっぱいにならないようにしたいですね。その分、母乳やミルクを飲む量が少なくなってしまうと、栄養不足になる可能性がありますから、適量にしておきましょう。