子どもと一緒に犬の散歩に行こう!メリットと注意点を紹介
犬を飼っているので、子どもと一緒に犬の散歩をしたいと考えているママもいることでしょう。家の中では仲よく遊べていても、外ではどうなるか不安ですよね。そこで今回は、子どもが犬と一緒に散歩をするメリットや子どもがリードを持ちたがるときにはどうしたらよいのか、注意点などについてもお話しします。
子どもと犬が一緒に散歩するメリット
仲間意識で犬と子どもが仲よくなれる
しかし同じ家族、できれば仲よくしてほしいものですよね。どの犬もよほどの老犬でない限り、散歩が大好きだと思います。子どもと一緒に散歩に行けば、散歩という楽しい時間を共有することにより、犬もリラックスして子どもと過ごすことができます。
さらに犬というのは縄張り意識の強い動物なので、家から一歩外に出ると子どもを「自分の縄張り」と認識し、保護するようになります。こういった仲間意識が生まれることにより、犬と子どもが仲よくなれることでしょう。
犬を通して子どもの社交性が高まる
すれ違ったおばあさんに「かわいい犬だね」と声をかけられたり、小学生ぐらいの子どもが「ちょっと触ってもいい?」と寄ってきたりということもあるでしょう。また、同じように犬を散歩させている人から「こんにちは」と挨拶をされることもあると思います。
このように犬と一緒にいると、誰とも話さないということの方が難しいかもしれません。犬と一緒に散歩をすれば、犬を通して子どもの社交性も高まりますよ。
このように、小さい頃から色々な人とコミュニケーションをとることにより、子どもの脳が刺激され、対人関係を円滑に運ぶテクニックを自然と身につけていくようになります。
犬との散歩にはリラックス効果が
2005年に北海道で行われたある実験によると、犬との散歩には高いリラックス効果があるという結果が出ています。健康な高齢者数人に毎日30分、3日間の間、犬と一緒に散歩をしてもらったところ、リラックスを導く副交感神経の数値が、1人で散歩するときよりも約2.5倍高くなったということです。
昔から犬は「人間の最良の友」ともいわれますが、実際に犬と一緒に過ごすことによって人はリラックス効果を感じているのです。リラックスするためにもできるだけ犬と触れ合い、一緒に散歩に出かけるようにしたいですね。
子どもがリードを持ちたがるときは?
犬が子どもと一緒のペースで歩けるか確認を
子どもの歩くスピードが遅いのに、犬だけがさっさと歩いてしまうと子どもが引っ張られてしまい転んでしまうこともあります。また、犬がまっすぐに歩かず、右や左に寄り道したり、後退したりするとリードの紐が子どもの足に絡むこともあります。
散歩の中で少しずつ子どもにリードを持たせるようにし、犬が子どもと一緒のペースで歩けない場合は犬に注意することも必要です。犬も慣れてくると、子どもがリードを持っているときは速度をゆるめるようになりますよ。
ママと一緒に!リードの持ち方を工夫して
おすすめなのは、犬の首輪にリードを二つ着ける方法です。ママのリードのほかにもう1本、子どもが持ちやすい長さのリードをつけて子どもに持たせるようにしましょう。
これなら犬が急に走り出しても、ママがしっかりと自分のリードを握っていれば安心です。子どもも犬の動きに注意しながら歩く習慣が身につくので、むやみに寄り道したり走り出したりすることも少なくなるので一石二鳥ですよ。
子どもと犬が慣れてくるまでは、リードを二つ持ちした方がよいでしょう。
子どもと犬の安全を一番に考えて
犬がいきなり子どもに飛びついて子どもが転倒するとケガの原因にもなります。犬と子どもの両方から目を離さないように心がけたいですね。
2歳ぐらいになると子どもにも体力がついてきて、なにかの拍子におもちゃで犬を叩いてしまうこともあるかもしれません。犬には優しく接するよう、子どもに教えていきましょう。弱者を労わる気持ちを学ぶことができますよ。
また犬も遊びのつもりで子どもの手足を甘噛みすることがあるかもしれません。そのときは犬にも注意し、しつけるようにしたいですね。子どもと犬が安全に仲よく過ごせることが一番です。
子どもと一緒に犬の散歩をするときの注意点
小さい子どもはベビーカーを使って
抱っこ紐の場合だと、犬がうんちをしたときにかがんで掃除をするのが難しくなってしまいますが、その点ベビーカーなら安心です。
ベビーカーを押しながらリードを持つのが大変な場合は、ベビーカーの横に楕円型の大型フックを取り付け、そこにリードをつけると楽です。フックは100均などでも手軽に購入できます。購入するときは、ベビーカーに取り付けられるサイズのものを選ぶようにしましょう。