小学校入学前にお勉強はどこまで必要?やっておきたいことと心の準備
小学校の入学が近づくにつれて「勉強についていけるのだろうか?」「子どもだけでちゃんと通学できるのだろうか?」と心配が尽きませんね。小学校に入って子どもが苦労しないように、どんなことを最低限やっておけばよいのでしょうか。入学するまでにしっかり準備をして、子どもを安心して見送れるようにしましょう。
入学前にやっておくべきこととは
保護者がやるべきこと
きちんとした生活ができるようになるには、はじめはママが時間の管理をすることから始めましょう。
夜、寝る時間をしっかり守ることで、朝、起きる時間も早くなります。1日3食決まった時間に食べることで、1日の生活リズムが整ってきます。「〇時だから〇〇するよ」など、時計をさして、時間をいいながら一緒に生活することによって、同時に時計を見て動く習慣が身につきます。
また、目覚まし時計で起きる練習も大切です。初めは1人で起きられなくてもよいので、目覚まし時計をセットし続けることを習慣化しましょう。
子どもが自分でできること
朝、自分でパジャマから制服に着替えましょう。ボタンを上手に留められるように練習し、スムーズに着替えられるのが理想です。そして家を出る前に、園の持ち物を自分で確認するようにしましょう。
家に帰ったら、自分でバッグを開け、コップやお弁当箱など洗い物はシンクに、洗濯物は洗濯かごに出し、幼稚園や保育園でもらったお手紙をママにわたします。
洋服に着替えたら、脱いだ制服を自分でたたむこともできるとよいでしょう。給食も始まるので、食事の準備や片づけ、ご飯や汁物をよそう練習などもできるといいですね。
家庭みんなで取り組むこと
パパやママは子どものお手本になって、明るく元気に「おはようございます」「いただきます」などの挨拶をしましょう。子どもの挨拶が返ってこないときは、待ってみたり、声をかけてうながしてみたりすることも大切です。毎日繰り返すことで、だんだん気持ちのよい挨拶が自分からできるようになりますよ。
また、人の話をきちんと聞くことも大切です。自分の話だけをして相手の話を聞かないというのは、よいことではありません。ママやパパと話をするとき、交互に話をするようにしてみましょう。自分の話をしたら相手の話を聞く習慣が身につけば、会話がいっそう弾むことでしょう。
入学前に知っておくといいお勉強
ひらがなが読める、書ける
しかし子どもが文字に興味を持たないと大変ですね。そんなときは生活の中に取り入れると効果的です。トイレのドアに「といれ」と書いて貼っておくと、自然にその文字を覚えます。子どもの名前や子どもの好きなものをひらがなで書いて貼るのもよいでしょう。目についた字を読んでいるうちに、分からなかった字も覚えてしまいますよ。
字を書くことに関しては、完璧でなくても大丈夫。小学校で先生が丁寧に教えてくれますので安心してくださいね。
数字が読める、書ける
たまに、数字は読めるのに、その量が分からない子どもがいるそうです。「1、2、3、4、5」と、数字はわかるのに、「5」と聞いたときに個体を5個数えることができないのです。これは数に対する経験が少ないことが原因です。
もちろん、数字を100まで唱えることができれば安心です。しかし入学前に練習しておくとよいのは、1から10までの数の読み、書き、それからその数の量までで大丈夫ですよ。
大きな数は、入学してから学習していきますので、今は、ものを数を数えたり、数字を読んだり書いたりして、数に慣れ親しんでいきましょう。
その他にできると役立つこととは?
急に座るようにいわれても、子どもにとっては苦痛なこと。ですから、食事中には歩き回らないなど、生活の中できちんと座ることを意識することは大切です。
また、字の勉強・お絵描き・パズル・おもちゃ遊びなど、座って集中してできる勉強や遊びもおすすめです。子どもが興味を持って取り組めるものを上手に活用して、長く座ることに慣れるようにしていきましょう。
また、小学校は時間で動くので「長い針が6になったら出かけようね」など、時計を意識できるようにしましょう。