4歳児によくある悩みは?友だち関係や食べ物の好き嫌いについて
4歳になるとイヤイヤ期も落ち着いて、対応が楽になったかなと思ったところもあるでしょう。しかし、その反面嘘をつく、友だち関係に悩む、食べるものに偏りが出るなど、4歳ならではの悩みも出てきますよね。ここでは、4歳児によくある悩みや対処法などを知り、4歳児の育児に余裕を持って楽しみましょう。
4歳児が噓をつくことは成長の過程
問題ない!幼児期特有の噓
子どもは、空想が大好きです。色々な空想をしながら遊び、4歳児はまだ現実と空想の境目が曖昧なのでかわいい嘘を言うときもあるでしょう。
ほかにも、行ってもいないのに「ディズニーランドに行ったよ」と言ったり、「もう自転車に乗れるの」と言ったりなど、自分の願望を本当にあったかのように言うこともあります。これも、自分の思いが現実にあったのだと思い込んでいるからです。
こうした空想や願望から出た嘘は、大きくなるにつれて言わなくなりますので、心配しないで大丈夫ですよ。
気をつけよう!注意すべき噓
また、「車のおもちゃ100個持ってるんだ」「もう字が書けるんだよ」などと大げさに言ったり、現実とは違うことを言うときもあるでしょう。このような嘘は、人に注目されたい気持ちや認められたい気持ちの表れです。この嘘には注意が必要ですよ。
これらの嘘は、子ども特有の嘘ではありません。自分を守るための嘘かもしれませんが、嘘で自分を守ることはできませんよね。嘘で取り繕うのはよくないと、知ってもらう必要があるでしょう。
嘘をついたときの対処法とは?
パパやママからささいなことでも怒られると思うと、子どもは恐怖心から嘘をついてしまいます。普段からイライラを子どもにぶつけていないかや、叱るではなく怒っているのではないかなど、子どもとの関わり方も大切です。
パパやママの態度としては、子どもが本当のことを言ったときには怒らないことも重要です。「本当のことを言っても怒られない」と分かってもらえれば、嘘をついて自分を守る必要もなくなりますよね。子どもが正直に話したときには褒めるようにすると、次第に嘘をつかなくなるでしょう。
仲良く遊ぼう!友だち作りやつき合い方
まずは元気にあいさつしよう
慣れない集団生活で、友だちと一緒に遊べなかったり輪に入れなかったりするときがあるかもしれませんよね。子どもが悲しい思いをしている場合は、「元気にあいさつしてみたらどう?」とアドバイスをしましょう。
大人でもそうですが、あいさつされて嫌な気持ちになる人はいませんよね。あいさつは「おはよう」「さようなら」など、決まった言葉を発すればよいので話しかけやすいですよ。もちろん、パパやママがお手本となって、子どもや先生に元気にあいさつすることも大切です。
子ども同士の付き合いを見守ろう
4歳はまだ自分のことに一生懸命で周りまで考えられない年齢のため、自分を優先するのは当然のことともいえます。そう理解した上で、子ども同士の関わりを見守りましょう。
子どもが何か反応する前にママが口や手出しをしてしまうと、子どもは自分で対応せずに常にママを頼るようになります。自分から行動できなくなっては困りますので、まずは子どもがしようとしていることを後押ししてみませんか?
子ども同士に任せて見守り、ケガをしそうなときやケンカがエスカレートしそうなときは親が介入しましょう。
子どもがひとりで無理なら親も一緒に!
子どもは真似することが得意ですから、ママをモデルにして友だちとの関わりを学んでくれるでしょう。子どもが嫌がっているときは、「みんな待っていてくれるよ」「友だちと遊ぶと楽しいよ」と前向きなれる声かけをして、子どもが勇気を持てるように応援しましょう。
子どもは状況に慣れるのが早いですから、ママが数回繰り返すうちに自然と子どもひとりでもできるようになっていくはずです。子どもの力を信じることも重要ですね。
なんでも食べて欲しい!食べものの好き嫌い
なんで嫌いなのか理由を聞いてみよう
食べないものが多くて困ったら、子どもにどうして嫌いなのか聞いてみましょう。大人は味が嫌いだから食べないと思いがちですが、子どもは味だけでなく食感や、見た目で嫌がる場合も多いですよ。
子どももうまく説明できないかもしれませんが、何かしらの答えが返ってくるでしょう。その答えを元に、解決方法を見つけてみるのも一つの方法です。ママが思っていることと全く違う答えが返ってくるかもしれませんよ。