4歳児によくある悩みは?友だち関係や食べ物の好き嫌いについて
もっと嫌いになるので無理強いはしないで
食べないことを怒られ続けると、嫌いな食材だけでなく食べること自体を嫌いになってしまう可能性があります。また、嫌だと思っているのに強要されると、それがトラウマになってしまう子どももいるのです。
嫌いなものを食べなくて済むようにわざと落とすなど、怒られるストレスから食べものを雑に扱う場合もあります。無理に食べさせようとするよりも、工夫をしながら楽しく食べられるように働きかけましょう。
楽しい雰囲気で食べられたら褒めよう
4歳児の特徴として、子どもが自分で料理を作って食べると苦手なものも食べられるようになるというときがあります。「色々なことを自分でしたい」という年齢でもありますので、自分で作った料理は食べる意欲が湧くのでしょう。
家では食べられなくても幼稚園では食べられるということもありますし、食事をするときの雰囲気も大事です。食事の時間は、楽しい雰囲気作りから始めましょう。そして、嫌いなものを食べたときは、たくさん褒めましょう。子どもは褒められるとやる気を出しやすいですよ。
食べる楽しさを知ってもらうために
食材の栄養を説明しよう
4歳になると食べものの好き嫌いがはっきりしてくるので、どうしてこの食材を食べたほうがよいのかを説明しましょう。例えば、「トマトの中のゼリーみたいなところを食べるとうんちがスルッと出るし、暗いところでもよく目が見えるようになるんだよ」など、子どもに分かりやすく効果を説明することが大切です。
自分の体にどんな効果があるのかを知ると、「頑張って食べよう」とチャレンジする気持ちが芽生えやすいですよ。
野菜をスイーツにアレンジする方法も
野菜嫌いな子どもには、嫌いな野菜を工夫して調理することが大切です。例えば、子どもが大好きなスイーツに野菜を取り入れてみてはいかがでしょうか。
人参のパンケーキ、パンプキンプリン、ほうれん草のクレープ、トマトアイスなど、スイーツにすれば言われるまで野菜が入っていることに気づかないかもしれません。「これだったら食べられる」と子どもが自信を持てるように、嫌いな食材をアレンジしてみてくださいね。
見た目のかわいさも重要
子どもはちょっとした工夫で、嫌いだったものが好きになることがあります。食事の時間が楽しくなるように、少し料理の見た目をかわいくしてみましょう。
にんじんをハート型にする、トマトやブロッコリーに海苔を目や口の形にカットして貼ってみるなど、少しの工夫で料理がかわいくなりますよね。見た目で「かわいい。食べてみたい」とテンションが上がると、嫌いなものも頑張って食べてくれるかもしれませんよ。
まとめ
子どもにとって必要なことを「悪い」と決めつけずに、子どもがより成長できるように親がサポートしていけるとよいですね。親も子どもと一緒に成長できるように、前向きに捉えていきましょう。