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生理前はイライラして辛い!そんなときに仕事をうまく乗り越える方法

生理前はイライラして辛い!そんなときに仕事をうまく乗り越える方法

気の巡りをよくする「桃核承気湯」

漢方医学において「気」とは生命エネルギーであり、人の体を支えるすべての原動力のことを指します。また、「血」とは、全身に栄養を与えるものを指します。

女性は生理前になると「気」を使って、全身から「血」を集めるといわれています。しかし、どちらか一方が不足していたり、機能が滞っていたりすると、イライラや精神不安を感じるほか、便秘や体の冷え、生理痛などの症状があらわれるのです。

このような症状に作用して、「気」と「血」の巡りをよくしてくれるのが「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」です。この漢方薬は、鎮痛に効果のある生薬も含まれているので、普段から生理痛の重い人でも、飲み続けることで改善が見込めるでしょう。

自律神経を整える「抑肝散」

「肝」とは、気の流れをスムーズにする働きをします。「肝」が高ぶるとイライラや怒りがあらわれるといわれており、「抑肝散(よくかんさん)」は、この「肝」の働きの乱れを整えてくれます。

もともとは、子どもの疳の虫(かんのむし)に使われていた薬ですが、神経の高ぶりやイライラ、怒り、不眠などといった自律神経の乱れにも効果的で、効きも早く、症状があらわれたときの頓服におすすめです。

漢方薬は数種類の生薬をブレンドしたものであり、一剤でさまざまな症状への効果が期待できます。また、一つの病気でも経過に応じて処方を変えていくことができる点も特徴です。

自身の症状にあわせて、まずは医師や薬剤師に相談しながら色々と試してみるのもよいですね。

まとめ

生理前になるとなぜかイライラしていたという方も、自律神経やホルモンの乱れといった原因がちゃんとあったのですね。

今回お伝えしたなかで少しでも気になる症状があれば、一度病院に行って診断してもらうのもよいでしょう。「このイライラはPMSだったんだ!」と知るだけでも、気持ちが軽くなるのではないでしょうか。

生理前は仕事が手につかないという人も、量やスケジュールを調整できるよう職場と相談してみるのもよいですね。周囲からはなかなか理解されにくい症状ですが、上手に向き合っていくことが大切です。
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