幼児期の社会性を知ろう!発達のためのポイントや家庭でもできる遊び
子どもの社会性を伸ばすためのポイント
0~1歳のときは親子の信頼関係を築くこと
1歳までの赤ちゃんは、まだ多くの人と接するような生活はしませんので、赤ちゃんとママ・パパという狭い世界で生きています。赤ちゃんにとって、ママはとても大きな存在なのです。ママが赤ちゃんに十分愛情を注ぐことで、赤ちゃんは世界中の人から愛されているくらいの満足感を味わえているでしょう。
人の愛を受けて育った赤ちゃんは「人を愛する、大切にする」ことを知っています。これは社会性を育むのにとても大切なことですね。
2歳以降の友だちとの喧嘩は見守ろう
最初はおもちゃの取り合いなど、喧嘩も多いでしょう。ダメと知っていても、感情がコントロールできず喧嘩してしまうのです。この場合ママは一歩引いて見守ってみましょう。
ママが途中で喧嘩を止めてしまうより、子ども同士で最後までやり切った方が、喧嘩がどれだけ悲しいことなのかなど、学べることが多いからです。叩いたり蹴ったりしたら止めなくてはいけませんが、おもちゃを引っ張り合ったり、泣いたりするくらいなら心配ないでしょう。
愛情を知っている子は、そのうち相手におもちゃを譲れるようになります。相手に優しくすると、自分も嬉しくなると気づくからです。
親子で交友関係を広げて多くの人と関わる
人づき合いが好きでないママもいると思います。今の時代はインターネットでなんでもできてしまって、人と接せず用をすませることができ、子育てもママ一人でする人が増えています。でも子どもの社会性を育てるには、ママ一人では無理があるのです。
さまざまな年代や職業、文化の人と接して、いろんなことを経験するためにも、ママは思い切って人間関係を広げましょう。すると子育てが楽になったり、気分転換できたり、思いも寄らないことがきっと待っていますよ。
色々な人と親子で交流してみよう!
親子参加型のイベントを探してみる
子どもの存在がこう滑油となり、ほかの見知らぬママたちとも会話がしやすくなります。子どもにとっても、知らない人たちとイベントで何かを一緒にすることにより、社会性を育むことができます。
1回きりのイベントであれば、その場で他人とうまく交流できなくても、次回気まずい思いをすることもありません。
イベントがきっかけとなり、新しい人間関係が広がる可能性がありますよ。自治会のお知らせやインターネットなどで情報収集してみてくださいね。予約必須のことが多いので、よく確認しましょう。
場所を借りて交流会を開催してみる
近くのカフェを借りて、ママと子ども向けの交流会を企画してみましょう。ママ友に声をかけて、周りに興味がある人がいないか聞いてみるのもよいですね。
近所のスーパーや薬局などの店頭掲示板にお知らせを貼らせてもらうのも一案です。SNSを使っているママであれば、SNSを通じて人を集めるという手もあります。
ママによっては、自宅の一部を開放して定期的にママ同士の交流会を開いている人もいるようですよ。ママ同士、育児についての情報交換ができる場があると素敵ですね。
親子で習いごとを始めてみる
親子で一緒に新しいことを始めると、子どもとの会話もさらに弾みそうです。「もうこんなことができるようになったんだ」と改めて子どもの成長に驚くかもしれません。
最近では、親子で楽しむヨガ教室や体操、音楽教室など色々な教室が開催されています。近くに子どもと一緒に楽しめる教室がないか、ネットや口コミなどで探してみてくださいね。
子どもは参加できる年齢か、自宅から通える範囲かなどよく検討してから決めるようにしましょう。
まとめ
年代が上がればより多くの社会性を求められます。「遊んでばかりいないで勉強しなさい」はママがよく使う言葉ですが、社会性は勉強では学ぶことができず、さまざまな経験をすることで学べます。社会性を育てるためにも、勉強だけでなく、いろいろな経験をしてもらいたいですね。