パパが生活習慣病にならないために!子育てをしながらできる対策とは
30歳を過ぎると、多くのパパは肥満や高血圧などの生活習慣病が気になってきますよね。パパのお腹の膨らみが気になるママは多いのではないでしょうか。そこで、生活習慣病の基礎知識とともに、子育てをしながらできる生活習慣病の予防方法についてまとめてみました。
生活習慣病とはどのような病気なの?
生活習慣により引き起こされる病気のこと
生活習慣病とは、食事や運動、ストレス、飲酒、喫煙などの日ごろの生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気のことをいいます。肥満症や高血圧症、糖尿病、動脈硬化症などが主な生活習慣病です。
重症化してくると、脳梗塞や心筋梗塞、ガンを引き起こすことがあります。重い糖尿病になると、人工透析が必要になることや失明の危険性もともないます。
ほとんどの場合は自覚症状がないだけに、そのまま放っておくと大変なことになりかねません。
女性より男性に起こりやすいといわれている
大きな原因の一つが、性ホルモンです。女性ホルモンには血圧が高くなるのを抑え、動脈硬化や高脂血症を予防する働きがあります。一方、男性ホルモンは筋肉を増やす働きをして、中性脂肪を増やしたり血中のコレステロールを上昇させたりするようです。しかし、女性も閉経後は女性ホルモンの分泌量が減って生活習慣病のリスクが高くなることがわかってきています。
また、男女による生活習慣の違いも大きく関係しているようです。男性に比べて女性の方が栄養バランスを考えて食事をしている人が多いですし、一般的にはアルコールの摂取量も少ないですよね。
食生活や運動不足、飲酒喫煙などが主な原因
また、私たちの生活が便利になった分、運動不足が原因で生活習慣病になる人が増えています。運動不足は肥満の原因になるだけではなく、コレステロールや中性脂肪の数値を高めて血圧の上昇にも繋がります。
さらに、飲酒や喫煙も生活習慣病の主な原因です。適度の飲酒は血行促進やストレス解消などの効果がありますが、飲みすぎると糖尿病や高血圧、痛風、ガンなどのリスクを高めてしまいます。喫煙が動脈硬化や肺がんなどの発生と大きく関係していることも、よく知られていることです。
生活習慣病の予防のために気をつけたいこと
喫煙や飲酒などの習慣を見直そう
タバコは、害こそあっても健康には一つもよいことがありません。パパだけではなくママや子どものためにも、なるべく早く禁煙することをおすすめします。
純アルコールの1日の摂取量は、男性40g以下、女性20g以下がよいとされています。20gは日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本程度です。ただし個人差があるので、自分なりの適量を知りほどほどに飲む習慣を身につけましょう。
継続して運動する習慣をつけよう
歩行や掃除などの身体活動を毎日60分以上、さらにウォーキングやストレッチなどの運動を1週間の間に60分以上続けていると、生活習慣病を予防することができるようです。スイミングやサイクリングなどの有酸素運動を習慣化することでエネルギーが消費され、内臓に溜まった脂肪を燃やしてくれます。
有酸素運動は内臓の働きも活発にしてくれて、糖の代謝を改善するだけではなく血流がよくなって血圧を下げる効果も期待できるでしょう。
仕事中の外食はメニューの選び方に注意
外食の問題点は、カロリーが高いメニューが多いことと副菜が不足しがちになることです。脂肪や塩分が多い料理はできる限り避けて、野菜を多く食べるように心がけましょう。
外食店の中にはメニューの中に栄養成分を明記しているお店も増えてきています。料理を注文するときには、カロリーや脂質などを確認して料理を選ぶ習慣をつけるとよいでしょう。またドリンクバーがあるお店では、ジュースや炭酸飲料の飲みすぎに注意してくださいね。
子育てをしながらできる生活習慣病の予防法
生活リズムを整えてパパも子どもも健康に
子どものころに身についた生活習慣や食べ物の好みは、簡単には変えることができません。我が子を生活習慣病から守るためにも、家族みんなで生活のリズムを整えたいものですね。
食事は1日3食が基本です。根菜類や豆類など食物繊維が豊富な食事に心がけて、子どもと一緒によくかむ習慣を身につけましょう。
早寝早起きの習慣も、生活習慣病の予防には大切です。睡眠時間が短くなると就寝中に分解される脂肪の量が抑えられてしまいます。テレビを長く見ている人は肥満になりやすいともいわれていますので、気をつけてくださいね。