新米ママの正念場は「魔の3週目」?泣き止まないへの対処法と心構え
「魔の3週目」という言葉を知っていますか?これは生後よく寝ていた赤ちゃんが3週頃になり、急に泣く時間が増える現象のことで、新米ママにとっては一つの試練の時期かもしれません。魔の3週目に備えて、このような現象が起こる理由や対処法、ママが思いつめないために知っておきたい心構えについて紹介します。
目次
- 魔の3週目とはなに?由来や原因を知ろう
- 生後3週間目の泣きやまない時期を示す言葉
- ママの胎内との違いを認識し始める時期
- まだ生活リズムができていない時差ボケ状態
- 赤ちゃんの睡眠環境を見直してみよう
- 赤ちゃんに適した部屋の温度や湿度
- 日の光や電気の明るさとの関わり方
- ベビー布団の硬さやお手入れの方法
- 泣きやまない魔の3週目の対処法とは
- ママの気分転換も兼ねて外気に触れよう
- おくるみなど気に入るアイテムを探そう
- 落ち着く作用のあるベビーマッサージをする
- 魔の3週目はママの息抜きも大切にしよう
- ママのためにパパや家族に頼ることも大切
- 頼れる人がいないママはファミサポを頼もう
- 自分にご褒美を用意して心に余裕を持とう
- まとめ
魔の3週目とはなに?由来や原因を知ろう
生後3週間目の泣きやまない時期を示す言葉
たしかに、新生児期の赤ちゃんは2~3時間おきの授乳の際、10分くらいは起きていますが、授乳が終わるとまた眠り出すことが多いでしょう。
しかし、新生児期でも生後3週目ごろになると、少しずつ起きている時間が長くなり、おむつを替えてもおっぱいをあげてもグズグズ泣き続ける時間が増えてきます。
この現象は、成長過程で訪れる時期の一つなのですが、大人が赤ちゃんに翻弄されてしまうため「魔の3週目」と呼ばれています。
ママの胎内との違いを認識し始める時期
実は、生まれてすぐの赤ちゃんは、ママの胎内と生まれてからの環境の違いにほとんど気がついていません。これが生後3週間になるあたりから少しずつ五感が発達するのにともなって、自分がお腹の外にいるということに気がつくのだそうです。
これまでお腹の中で温かく包まれていたのに、外の世界に放り出されてしまったことに気づき、ママのぬくもりが恋しくて、本能的に不安を感じ泣いているといわれています。
まだ生活リズムができていない時差ボケ状態
中には、この時期の赤ちゃんでも大人の生活リズムと一致する場合もありますが、それは珍しいことといえるでしょう。多くの赤ちゃんは、まだまだ生活リズムが整っていない、いわゆる「時差ボケ」のような状態にあります。
お腹の中で好きなときに寝て好きなときに起きていた赤ちゃんにとって、睡眠リズムや時差ボケは、はじめての経験です。このようなはじめての感覚に不安を覚えることも、魔の3週目が訪れる理由の一つと考えられています。
赤ちゃんの睡眠環境を見直してみよう
赤ちゃんに適した部屋の温度や湿度
おむつや赤ちゃんの体調、お腹が減っていないかなどを一通り確認して、問題がないようであれば、次は赤ちゃんの睡眠環境を見直してみましょう。
赤ちゃんにとって快適な室温は、寒い時期で20~25℃、暑い時期で26~28℃、湿度は年間を通して50~60%に保つのがよいとされています。赤ちゃんに直接エアコンの風や日の光があたらないよう、寝かせる場所にも注意が必要です。
場所によって、エアコンの設定温度よりも寒くなったり暑くなったりすることがありますから、実際に赤ちゃんを寝かせる場所に温度計を置いて確認するようにしましょう。
日の光や電気の明るさとの関わり方
まず赤ちゃんが眠っていても、朝はカーテンを開け、部屋に日の光を取り入れましょう。できれば抱き上げて窓辺に連れていき、赤ちゃんの目覚めを促せるとよいですね。
この時期は、眠そうであれば何度でもお昼寝をさせてあげたらよいですが、お昼寝のときは部屋を真っ暗にせず、寝室ではなくママの気配が感じられる場所で寝かせましょう。
そして夜は暗く静かな寝室で寝かしつけます。ブルーライトが眠りを妨げてしまうので、寝室でスマホやTVはNGです。できれば寝かしつける30分前には、照明をやわらかな間接照明にして、落ち着ける空間を作り、赤ちゃんが安心して眠りにつけるようにしてくださいね。
ベビー布団の硬さやお手入れの方法
これは、ベビー布団が大人の布団に比べて硬さがあり、通気性に優れているからです。硬い敷き布団は、まだ骨や筋肉の柔らかい赤ちゃんの体をしっかり支え、また寝返りを打ったときに布団に埋もれて窒息してしまう事故を防ぎます。
そして通気性をよくすることで、汗っかきで寝汗の多い赤ちゃんが、快適に眠れるようになっています。もちろん大人の布団に比べてサイズが小さく軽さもあるので、息苦しさを感じることも少ないでしょう。
さらにベビー布団は家で洗濯できるものも多く、清潔さを保ちやすいのもおすすめの理由です。ベビー布団は、赤ちゃんの健やかな成長と安全性について考えられたものを選んでくださいね。