子どものための花粉症対策!6歳の子どもに有効な方法とは
冬の寒さも和らぎホッとしたのもつかの間、今度は花粉シーズンの到来です。近年、子どもの花粉症は増加傾向で、6歳までに発症するケースも多くあります。そのため、辛い花粉症に悩まされている子どもは、珍しくありません。今回は6歳にスポットを当てて、花粉症対策に有効な方法をいくつか紹介します。
6歳の子どもが外出時にできる花粉症対策
理解力のついた6歳に花粉症を説明しよう
花粉症は、スギなどの植物の花粉が原因で起こるアレルギー反応です。通常、私たちの体は異物が入ってくると、まず受け入れるかどうか考えます。それから排除すると判断した場合、異物を攻撃する抗体を作り、体外に排出しようとするのです。その結果、くしゃみ・鼻水・涙・鼻づまりなどの症状が起きます。そして、この抗体が花粉に対して必要以上に働いてしまう状態が「花粉症」なのです。
花粉症を引き起こす植物には、代表的なスギやヒノキ以外にも、ブタクサやヨモギなど1年を通して、約60種類もあるといわれています。
園での外出時もマスクの着用をすすめよう
マスクは、使い捨ての不織布タイプを使用してください。鼻やあごに隙間ができると、花粉が入り込みます。子どもにピッタリのサイズを選びましょう。
子どもの場合、マスクを園で一度取ってしまうと、次に使うとき、裏表逆につけてしまうことも考えられます。可能であれば、ジップロックなどの保存袋に予備の新しいマスクを数枚入れておき、園での外出時にその都度新しいものを着用してもらうと、より効果的ですよ。
症状が目に強くでる子には花粉症メガネも
有名なメガネ店「JINS」の子ども用花粉メガネには、花粉の侵入を防ぐフード部分に、取り外し可能なラバーガードがついています。そのため、動き回る子どもにも安心です。同じく人気店の「Zoff」では、ディズニーなどのおしゃれなフレームが多くあります。ほかにも「名古屋眼鏡株式会社」が販売するものも、つる部分が柔らかくつけ心地のよさで人気です。
選ぶ際は、子どもの顔にフィットしているかどうか、着用していて痛くならないかどうかをチェックしてみてくださいね。
子どものために自宅でできる花粉症対策とは
花粉シーズンの洗濯物は部屋干しにする
まず、洗濯物についてです。天気のよい日は、外で洗濯物を干したくなりますよね。しかし、濡れた洗濯物は花粉が付着しやすい状態です。そして花粉が多く飛散する時間帯は、都市部では11~14時、17~19時がピークといわれています。ちょうど洗濯物を干す時間と重なっているご家庭は、多いのではないでしょうか?
そのため花粉シーズンには、できるだけ洗濯物は部屋干しや乾燥機を使用するようにしましょう。どうしても外で干したい場合は、日本気象協会などから出ている「花粉飛散予測」をチェックして「花粉が少ない日の午前中に干す」などするとよいですよ。
安眠対策に寝具や部屋の掃除を念入りに
花粉の時期は洗濯物と同様に、布団を外に干すと花粉が付着するのでおすすめできません。しかし、就寝時の汗やダニが気になりますよね。そこで、ふとん乾燥機やふとんクリーナーを活用して清潔に保ちましょう。
また、花粉は粒子が大きく重いため、室内の床に溜まりがちです。この溜まった花粉によって、寝るときに症状が悪化することもあります。そのため、掃除機をかけたり床を水拭きしたりして、いつもより念入りに部屋の掃除もしましょう。空気清浄機も、舞い上がった花粉を吸い込んでくれるので、合わせて使用するとよいですよ。
家族で花粉を自宅に入れないよう対策を
花粉は、ウールやフリース、ママのストッキングやパパのスーツなど、静電気が起きやすい衣類に多く付着します。そのため花粉症対策には、表面がツルツルした綿やポリエステルの衣類がおすすめですよ。
また、静電気や花粉防止スプレーを使用するのもよいですね。花粉が一番つきやすいコートや帽子類は、玄関に置き室内に持ち込まないようにするのも、効果がありますよ。
「晴れて気温が高い日」「雨上がりの翌日」「風が強い日」などは、花粉が大量に飛散します。そのため、そういった日は不要な外出は避けることも、花粉症対策には有効です。
薬に頼らないで花粉症を和らげる対策とは
花粉症に有効な食材を食事に取り入れよう
【腸内環境を整え免疫力を活性化し症状を緩和する食品】
・ヨーグルトやキムチ、納豆などの発酵食品
・根菜や海藻などの食物繊維が多いもの
・きな粉やバナナなど、オリゴ糖がバランスよく含まれたもの
【アレルギー物質を抑える食品】
・DHAやEPAが多く含まれる青魚
・エゴマ油(非加熱)や青じそなど、αリノレン酸を多く含むもの
【アレルギーで発生した活性酸素を抑制し、重症化を防ぐ食品】
・ビタミンA・C・Eを多く含むもの
基本はバランスのよい食事です。これらばかりに偏らないよう注意しましょうね。