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砂場セットの持ち運び方法は?道具選びから楽しく遊ぶポイントまで

砂場セットの持ち運び方法は?道具選びから楽しく遊ぶポイントまで

近年、知育遊びとして注目を集めている砂場遊びですが、砂場になじみがなく「何を用意すればよいかわからない」と悩んでいるママも多いようです。砂場遊びを楽しむためには、どのような道具が必要なのでしょうか。今回は、砂場遊びの道具選びや持ち運び方、楽しく遊ぶポイントなどを紹介します。

子どもが大好きな砂場遊びの発祥とメリット

日本の砂場のルーツはアメリカのボストン

昭和時代、日本の公園にはたいてい砂場がありました。しかし、砂にごみなどが混ざっていて危険で不衛生といった理由から撤去されていき、現在、砂場がある公園は少数となってしまいました。

砂場は単に砂を敷いただけではなく、コンクリートなどで作ったプールのような区画に砂を入れて作った遊具です。日本で作られるようになったのは明治時代後期だといわれています。

同志社女子大学の笠間浩幸教授の研究によると日本の砂場のルーツはアメリカのボストンにあるそうです。

スラム街の空き地に砂場を作ったところ、子どもが夢中になって遊び始めたのがきっかけで、ニューヨークやシカゴまで広がり、日本では大正時代になると一気に全国へ広がったということです。

0歳からできる砂場遊びのメリット

砂場遊びは鉄棒や鬼ごっこ、縄跳びに比べると運動力が少なく、シーソーやブランコのようなバランス感覚も必要ありません。そのため、運動機能が発達していない0歳から遊ぶことができます。

座ってじっくり取り組む砂場遊びはお絵かきや粘土遊びに近く、感触や創作を楽しむ「知育遊び」の要素が強いという特徴があります。砂を掴む、道具を使って掘るといった手の動きが多いのも特徴です。

自然と手先が器用になるだけではなく、作るものを考えることで想像力が育っていきます。大きなものを作るためには周囲の人と役割を分担したり協力したりするため、コミュニケーション能力や責任感も身につくでしょう。

ほかにも集中力や忍耐力が高まるなど、砂場遊びには様々なメリットがあります。

砂場での遊び方は自由で無限大

ブランコや滑り台といった遊具は使い方が限定されているため、遊び方の幅も限定されています。しかし、砂は自由に形を変えることができるため、遊びの幅も大きく広げることが可能です。

例えば、定番ともいえる「砂山作り」でも、トンネルを掘ってミニカーを走らせたり、水を流して川を作ったりすることができます。山の上にどんぐりや木の葉を飾ってケーキを作るのもよいでしょう。

また、砂は水を加えると固さが変化します。砂のままでは作りにくい大きなお城やお団子を作ったり、泥の感触や温度を楽しんだりするのも面白いですよ。

さらに、砂の中におもちゃを隠して「宝探し」や、砂場をプールや街、家に見立てた「ごっこ遊び」など、想像次第で自由に遊ぶことができます。

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子どもと楽しく遊べる砂場セットとは

最低限そろえたい基本セット

柔らかい砂は手で掘ったり掴んだりできるため、道具がなくても砂場遊びをすることはできます。しかし、砂が爪に詰まって不快な思いをしたり、尖った石などで怪我をしたりする可能性があります。

砂の感触を味わうのも大切な経験の一つですが、道具を使うと安全・快適に遊ぶことができますよ。

砂場遊びの道具には様々な種類がありますが、基本となるのは「スコップ」「熊手」「バケツ」の三つです。スコップは穴を掘るため、熊手は固い砂をほぐしたり大きな石を取り除いたりするため、バケツは砂や水を入れるために使います。

さらに、じょうろや砂型、ふるいがあると遊びの幅が広がるでしょう。道具を使うと砂の感触が苦手でも遊べるほか、手先の発達が促されるといったメリットがあります。

身の回りにあるものでさらに楽しく

市販の砂場セットだけではなく、身の回りにあるものを使うと砂場遊びをさらに楽しくできます。

プリンやゼリーのカップは砂場遊びの定番道具です。砂を詰めてひっくり返すと円や四角、花のような形を作ることができるため、おままごとやお城作りなどに幅広く活用できます。

また、100均で購入できるボウルや泡だて器、プラスチックのフォークやスプーンなどのキッチンアイテムも活躍します。ミニカーや人形、ブロックなどのおもちゃを組み合わせても楽しいですよ。

さらに、落ちている木の棒や木の葉、ドングリ、花、石といった自然のものも使用できます。春はタンポポが咲く、秋は赤い葉が落ちているなど、遊びながら自然を学ぶことができますね。

持ち運びにはメッシュバッグがおすすめ

砂場セットの持ち運びはセットについているバケツを使うのが定番ですが、道具が増えると入りきらなくなります。とはいえ、ビニール袋に入れると中に砂や水がたまってしまいますね。

砂場遊びの道具を持ち運ぶならメッシュバッグがおすすめです。道具に砂がついていても中に砂が残らないだけではなく、水洗いした道具をそのまま入れても自然に乾くので清潔です。

砂遊び用のメッシュバッグを購入してもよいですが、100均などで販売されているメッシュバックやランドリーバッグを代用してもよいでしょう。

専用品以外のものを購入するときは、メッシュが大きすぎたり小さすぎたりしないよう注意してくださいね。大きいと中のものが抜け落ち、小さいと砂や水が残りやすくなりますよ。
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