赤ちゃんがぐっすり寝る歌は?寝かしつけに役立つ歌や眠りを誘う音楽
子どもを寝かしつけるときにどんな子守唄を歌っていますか?自分が子どものころに歌ってもらった子守唄や、有名な童謡を歌うことが多いのではないでしょうか。今回は、赤ちゃんが眠りにつきやすい歌の特徴や子守唄を紹介します。寝かしつけの参考にしてみてくださいね。
どんな歌がよい?赤ちゃんが寝る歌の特徴
お腹の中にいるときに聴いている三つの音
ママの体から生み出される音、外の音、ママの声になります。ママの体から生み出される音とはママの心臓の鼓動や腸が動く音などで、外の音とはママのお腹を通して聞こえる音です。
これらの音で一番赤ちゃんに聞こえる音は、ママの声だと考えられています。ママの声は体が生み出す母体音よりも赤ちゃんに伝わりやすいのです。なぜならママの声は外からの音として聞こえるだけでなく、ママの体の振動として赤ちゃんに直接伝わるためです。
逆に外からの音は、赤ちゃんがママのお腹の皮膚と子宮と羊水に守られているので一番小さく聞こえるといわれています。
赤ちゃんは高めの音が聴き取りやすい
人間の声だとソプラノ歌手の歌声よりも少し高めの声になります。その音を聴き取りやすいと感じる人が多いようですね。
赤ちゃんも例外ではなく高めの音を好みます。低い音よりも高めの音の方が聞こえやすく、心地よさを感じるのだそうです。
だからこそ高い音域のママの声に反応したり、オルゴールなどの音に反応したりする赤ちゃんが多いのかもしれません。
マザリーズ(母親語)の子守唄で安心感を
赤ちゃんに話しかけるときは、いつもより少し高めの声になっていませんか?このときに発している声は「ラ」の音に近く、「ラ」の音の周波数は赤ちゃんがママのお腹の中で聞いていた音の周波数と同じだそうです。
それゆえ子守唄にも「ラ」の音を使っている子守唄が多いそうですよ。マザリーズで歌う子守唄は赤ちゃんに安心感を与えるだけでなく、発育や発達をうながしたりする効果や、ママ自身が精神安定を得られる効果があるともいわれています。
寝かしつけに子守唄がよい理由
入眠儀式として続けやすい
赤ちゃんや小さな子どもは入眠儀式をすると寝つきやすいといわれています。これはまだ時間の概念が理解できていなくても、この行動をしているから寝る時間になったんだと認識することができるからです。
子守唄は赤ちゃんのころに限らず、子どもがある程度大きくなってからでも続けやすいものです。入眠儀式はママにとっても負担が少ない方が続けやすいですよね。子守唄は準備物も必要ないので、手軽に始められる入眠儀式でもありますよ。
言葉や知覚の発達を促す
この働きは、赤ちゃんのころから行われています。そのため、寝る前に歌う子守唄は言葉の発達を促す効果も期待されています。発語がなくても、赤ちゃんはママから言葉をたくさん吸収していますよ。
また、子守唄は優しい表情で、抑揚をつけて、語りかけるように歌うことが多いですよね。このとき赤ちゃんは、音や表情の違いから、ママの気持ちを読み取る練習をしています。知能の発達も期待できますよ。
赤ちゃんに声のかけ方がわからないというママは、子守唄から始めてみてもよいかもしれませんね。
赤ちゃんの心拍数を下げる効果も
心拍数が下がると、気持ちも落ち着くので、赤ちゃんも寝つきやすくなるのでしょうね。歌の得意、不得意は関係ないので、できればママの歌声で子守唄を聴かせてあげてください。
また、ケガをして泣いているときや、体調が悪くぐずついているときは子守唄を歌ってみると、赤ちゃんも少し楽になるかもしれませんね。体調がすぐれずにぐずついているときは、子守唄を歌ってみるのもよいでしょう。子守唄はコミュニケーションツールにも最適です。