鍋についた頑固な焦げを落とす!汚れを綺麗に撃退する方法
鍋は毎日の家族の食事作りに欠かせない調理器具の一つです。そんな鍋は使う頻度が高ければ高いほど、焦げつきが気になってきますよね。頑固な焦げは落とすのが難しくて、ストレスに感じているママは少なくないでしょう。今回は、どうにかしたい焦げ汚れを撃退する方法をご紹介していきます。
鍋の焦げの落とし方と未然に防ぐ方法
鍋が焦げついてしまう前にできること
まず、焦げつきの大きな原因は「火加減」です。料理によっては強火にかけた方がよい場合もありますが、強火のまま調理し続けると鍋は焦げつきやすくなります。また、適量の油を引いてきちんと予熱するというのも焦げつきを防ぐ大切なポイントです。
鍋を使った料理といえば煮込み系が多いかもしれませんが、煮込み料理をする際は鍋の底の方もしっかりとかき混ぜて具材が焦げるのを防ぎましょう。
もしも焦げついたら、調理後は早めに洗うと焦げが落ちやすくなります。面倒だからと放っておくと、なおさら落としにくい焦げ汚れになるので注意してくださいね。
天日干しは簡単なのにすべての鍋に効果的
このように、盛大に鍋を焦がしたときにおすすめなのが「天日干し」です。天日干しで焦げを落とすのは時間に余裕があるとき限定の方法ですが、どのような鍋の材質でも使えるやり方です。
鍋の焦げついてしまった部分に直射日光が当たるように調整して、1週間ほど昼夜通してそのままにします。干し終えたら、割り箸などを使って焦げを擦り落としていきましょう。
雨などに当たらないようにして、完全に乾いたらかさぶたが剥がれるように焦げつき部分もパリパリ剥がれるはずです。鍋が傷むので、金属製のヘラなどでは擦らないようにしましょう。
焦げ取り専用のスポンジを使用して洗う
市販されているスポンジやたわしの中には、鍋などの焦げつきを落とすために開発された専用のアイテムがあります。
極細のステンレスタワシに研磨粒子が入っているものなら、汚れをしっかりと掻き出して洗えるでしょう。頑固な焦げつきにも対応できますが、力を入れすぎると鍋自体を傷つけてしまうこともあるので気をつけたいですね。
こうしたスポンジは、ホームセンターや100円ショップなどで手に入りますよ。専用のアイテムを使用する場合は、効果を最大限に引き出すために、正しい使用方法を守ることが大切です。
子育てで忙しいママはお家にあるアイテムで
水と台所洗剤で焦げを落としやすくしよう
こうした鍋の焦げを落とすには、水を使った方法がもっともシンプルでおすすめです。まず、焦げついた鍋に水を入れて火にかけましょう。10分ほど沸騰させたら火を止めて、そのまま半日も置けばしつこい焦げ汚れが剥がれやすくなります。
もし焦げが落ちなかったら、今度は水と少量の台所用洗剤を入れて火にかけてください。台所洗剤ならわざわざ買わなくても常に家にあるものなので簡単ですよね。
こちらも沸騰させたらそのまま火を止め、1日ほど置いてからスポンジで焦げを擦り落としましょう。
玉ねぎの皮で汚れが落ちることも
まず、鍋に焦げが浸かる程度の水を入れたら、玉ねぎの皮を全体に広げるように入れましょう。そのまま弱火にかけ、沸騰したら10分くらいそのままにします。その後、火を止めて焦げを擦ると簡単に落としやすくなっているでしょう。
玉ねぎの皮を煮立てることで、皮に含まれる硫化アリルとケルセチンという成分が水に溶け出します。これらの成分が、焦げ汚れに作用するのだといわれています。
肉じゃがやカレーなどを作ったときに鍋が焦げついたら、すぐに試せそうですね。お手伝いとして、子どもに玉ねぎの皮を剥いてもらうのもよいかもしれません。
台所用洗剤と酢を使って焦げを浮かせよう
頑固に焦げついてしまった鍋に水を入れた後、台所洗剤と酢を大さじ3程度ずつ入れましょう。弱火で加熱して、10分ほど沸騰させたら火を止めます。焦げが柔らかくなって落としやすくなっているでしょう。
ただし、この方法を行う場合、加熱することで酢の刺激的なにおいが広がりやすくなります。子どもが在宅中は特に、十分に換気をしながら行ってくださいね。
とはいえ、水だけや水と台所洗剤だけの方法よりも、比較的短時間で焦げが柔らかくなり落としやすくなるでしょう。
洗剤を使って効果的に焦げを落とそう
掃除にも使える重曹は強い味方に
重曹を使う場合も、鍋に焦げが浸かるくらいの水を入れましょう。そこへ、コップ1杯ほどの水に対して大さじ1杯の重曹を入れます。重曹の量は、水の量に応じて調整してくださいね。
そして弱火で加熱し、沸騰したらそのまま10分待ちます。10分経過したところで火を止めて、半日放置しましょう。最後に、柔らかいスポンジで焦げつきを擦り落とせば完了です。
ただし、重曹はアルカリ性なので、アルカリ性に弱いアルミ鍋と銅鍋には使わないよう注意しましょう。重曹が鍋の成分に反応して、黒ずんでしまう可能性があります。