赤ちゃんの夜泣きはいつからいつまで?知っておきたい対処法
見守るスタイルに切り替える方法
アメリカでは、赤ちゃんが生まれる前から赤ちゃんの部屋を用意し、早いうちから一人で寝かせています。夜、赤ちゃんが泣いても、別室からベビーモニターで赤ちゃんの様子を確認し、少したって見に行きます。
そして赤ちゃんのオムツを替えたり、ミルクをあげたり、それでもまだ泣いているようならば、近くで見守ります。
眠るまで声掛けをしたり、トントンしたり。これを繰り返すことで、赤ちゃんは一人で眠れるようになってくるそうです。
夜泣きの対応は家庭によって様々だと思います。色々試して、赤ちゃんとママが疲れないよい方法が見つかるといいですね。
旦那さん対しての心がけ
ママがイライラする気持ちはよく分かりますが、そうすると赤ちゃんは余計に泣いてしまいます。
夜泣きの時ばかりは、パパには別で寝てもらい、ママが対応するスタイルの方がよいでしょう。ママが助けてほしい気持ちは、パパには十分に伝わっていると思います。
「夜泣きは、パパに頼らない!」と決めてしまえば、パパにイライラすることもなくなるので、ママも比較的落ち着くと思います。パパには、時間がある時にママの育児や家事のサポートをしてもらえるといいですね。
どうしてもパパにイライラしてしまう時は、はっきり言いましょう。気持ちを伝えることは大事です。
赤ちゃんの夜泣きに薬って使っていいの?
夜泣きのお薬の種類と選び方
夜泣きの薬は2種類あります。医薬品とその中の漢方薬です。
ドラッグストアなどで市販されている漢方薬は、原則1歳以上での使用となっていますので、3ヵ月以上1歳未満の赤ちゃんには日本独自で漢方処方された和漢薬がおすすめです。
夜泣きの薬には、赤ちゃんの昼間の興奮や夜の不安を緩和させて、安心して眠れるように誘導する作用があります。また、副作用の少ない動植物由来の生薬が有効成分となっていて、胃腸の機能を正常にし、身体の調子を整える作用などもあります。
夜泣きに効果のある和漢薬
もしかしたら、パパママも飲んだことがある方がいるかもしれません。「宇津救命丸」や「樋屋奇応丸」が有名です。どちらも赤ちゃんの夜泣きに効果がある小さな丸剤です。
宇津救命丸と樋屋奇応丸は配合されている成分に違いがあります。宇津救命丸には8種類、樋屋奇応丸には4種類の生薬成分が配合されています。
どちらも「銀粒」「金粒」「糖衣」と3種類あり、銀粒は基本の処方、金粒は銀粒の成分が増量されたもので効きが強く、糖衣は甘くコーティングされていて飲みやすくなっています。
共通の主な作用としては、精神安定、強心、鎮静、抗炎症などです。
夜泣きに効果的な漢方薬
それぞれの体質に合ったものを選んでくださいね。
「柴胡加竜骨牡蛎湯」は元気な体力が中等度以上で、神経のたかぶりが強く、怒りやすい、イライラしやすい赤ちゃんに、「桂枝加竜骨牡蛎湯」は胃腸が弱く体力が中等度以下で、疲れやすく、神経過敏で、興奮しやすい赤ちゃんにおすすめです。
その他、「抑肝散加陳皮半夏」、「小建中湯」、「甘麦大棗湯」、「酸棗仁湯」などがあります。いずれも、1歳以上から服用可能で、生後3か月未満は使用不可です。3か月以上1歳未満の赤ちゃんの場合は薬剤師や医師に相談してください。
強い味方!赤ちゃんが泣き止む動画
動画を見せる前の心がけ
ですが、スマホで赤ちゃんに動画を見せる時には注意しなければならないことがあります。
まず、長時間のスマホはよくありません。未熟な赤ちゃんや子どもの目にはブルーライトは悪影響と言われています。視力低下にもつながります。音だけで泣き止むならば、画面を見せなくてもよいでしょう。
また、いつもスマホで動画を見ていると、スマホがないと泣き止まなくなってしまう赤ちゃんもいます。
そして、動画を見せても毎回泣き止むとは限らないので、動画に頼りきりにならず、スキンシップを楽しんだり、一緒に遊ぶなど視点を変えてみることも必要です。
赤ちゃんが泣き止む動画5選
まず、「砂嵐」。テレビの放送時間が終了した時に放送される映像です。「砂嵐」はママのお腹の中の音に似ていると話題になりました。「砂嵐」の音を聞くだけで、落ち着き、泣き止む赤ちゃんがいるそうです。
そして、赤ちゃんと遊ぶときの定番「いないいないばぁ」です。野菜が登場する「いないいないばぁ」がおすすめです。
「タケモトピアノ赤ちゃん泣き止み動画セット」も好きな赤ちゃんが多い動画です。
「しろめちゃんのうた」、「ムーニーちゃんのおまじない」も泣き止むと有名な動画です。楽しい歌やキャラクターのやわらかい動きが赤ちゃんの興味を引くのかもしれません。
ママも一緒に癒される自然の音
「海の波音」や「雨音」、「小川のせせらぎ」などを寝かしつけの音楽にしているようです。こんな音楽ならば、赤ちゃんの寝かしつけの間、ママも一緒に癒されますよね。
「海の波音」などを流しながら、ゆらーゆらーと抱っこしていると、赤ちゃんはスヤスヤ…。
自然の音には、人間の耳には聞こえない超音波が含まれています。これを脳が感知し、α波が出ることでリラックスできます。特に「海の波音」はママの胎内音に似ていて、胎内回帰したようにリラックスできるということです。
ママも自然の音に癒されながら、赤ちゃんと一緒にウトウトしてしまいそうですね。