保育園と保護者との良好な関係を!上手なコミュニケーションの取り方
子どもが保育園に入ると、保育園の先生やほかの保護者などとの接点も増えてきて、どうやって接したらよいのか分からないと悩むママもいることでしょう。そこで今回は、現代のママにコミュニケーションが必要な理由とうまくいく人間関係のコツ、コミュニケーション力を高める三つのコツなどについてお話しします。
現代人にコミュニケーションが必要な理由
身内からの協力が得られにくい子育て環境
また、ちょっとした用事で子どもを一緒に連れて行くのが厳しい場合、実家が遠いと身内の誰かに子どもを預けたり、子どもの様子を自宅で見てもらったりということも難しいですよね。
パパに育児を協力してもらおうと思っても、パパの仕事が忙しい場合、平日はゆっくり子どもの話を聞いてもらうこともできず、ママが寂しい思いをすることもあるでしょう。
このように、現代のママは身内からの協力が得られにくい子育て環境に身を置いているため、ひとりで試行錯誤しながら子育てをしなければならないのが実情です。
近所からの協力が得られにくい地域社会
しかし現在では、隣に住んでいる人と話したのは引っ越してきたときの挨拶だけ、というパターンも少なくありません。部屋が隣接しているマンションのような集合住宅でさえ、隣人の顔を知らないというケースもあります。
近所の人との関係が希薄だと、育児において近所からの協力を得るのも難しいですよね。協力を得るどころか、「赤ちゃんの泣き声で迷惑を掛けていないか」「子どもの歩く音が階下の住人にうるさくないか」というように近所に気をつかいすぎて、自分を追い詰めてしまっているママもいることでしょう。
不安や心配をひとりで抱え込みがちな子育て
そこで内閣府は、こんなママの不安や心配を少しでも減らそうと様々な形で子育て支援に取り組んでいます。子育てについての相談やほかの親子との交流を図ることができる地域子育て支援拠点や一時保育サービス、子育て短期支援などもあります。
保育園に子どもを預けたくても預けられないというママのために、保育園以外に認定こども園という施設もどんどん増えてきていますよ。0~5歳まで預けることができるので、お住まいの地域にないか役所で聞いてみてくださいね。
地域の制度を利用して、ひとりで抱え込みすぎないようにしましょう。
少しの勇気でうまくいく人間関係のコツ!
まずは自分から笑顔で挨拶
ではそのきっかけを自分から作り出してみてはいかがですか?難しいことはしなくても、朝、先生やほかの保護者に会ったら、自分から笑顔で挨拶をするだけで十分です。
ほかの人から「あのママはいつも笑顔で挨拶をしていて感じがよいな」と思ってもらうことができれば、相手の方から歩み寄ってくれるかもしれません。挨拶から会話が弾むこともあります。
まずはほかの人に気持ちよく挨拶をすることから始めてみましょう。子どものよいお手本になることもできます。
子どもの話から会話の内容を広げよう
「お子さん、今おいくつですか?」というように、最初は当たり障りのない年齢を聞いてみるのがよいでしょう。そこから、子どもの性格や好きなことなど、色々と話題が広がる可能性もあります。
もしそこで相手があまり乗り気でないような雰囲気であれば、あまり無理して質問を投げ掛けないようにしましょう。人によってはどんな小さなことでも質問されると警戒してしまうこともあります。特に子どもが絡んでいる保育園の場合、慎重になるママもいるので理解するようにしたいですね。
悩みや不安があるときは素直に誰かに頼ろう
一見、他人に甘えないしっかりとしたママに見えるかもしれませんが、これではどんどん孤立していくばかりです。また、心の中で「誰かが助けてくれないかな」と思っても、自分からシグナルを出さない限り、気づいてもらうことも難しいでしょう。
一番身近で頼れるパパはもちろん、親しいママ友や保育士などに悩みを相談して助けてもらうことも大切です。頼るばかりで申し訳ないと感じたら、ママの得意な分野でお手伝いをすれば気持ちよい関係を築くことができますよ。
コミュニケーション力を高める三つのコツ!
声を掛けるときはタイミングに気をつける
声を掛けるときは、まず相手の目を見て挨拶をしてから話を続けるようにしたいですね。相手に時間があるのか不安な場合は「今ちょっとお時間ありますか?」というように前置きをしてから話すと、相手への気遣いが伝わることでしょう。
相手が急いでいるような雰囲気のときは、挨拶だけにとどめておく方が無難ですね。