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子どもと動物の真似をして遊ぼう!ごっこ遊びの特徴と遊び方のコツ

子どもと動物の真似をして遊ぼう!ごっこ遊びの特徴と遊び方のコツ

子どもが動物の真似をしている姿は可愛いものですよね。でも、ごっこ遊びの世界ではどんな役にでもなれるのに、おままごとで遊ぶときペットの役をしたがる子どもに疑問を感じたことはありませんか?今どきのままごと事情にも触れながら、ごっこ遊びの特徴と親子で楽しむ遊び方のコツを紹介します。

動物の真似は様々なごっこ遊びの中の一つ

ごっこ遊びをするのは成長の証

ごっこ遊びとは特定の役になりきったり、道具を使って何かを真似したりする遊びのことをさします。

生まれたばかりの赤ちゃんは身の周りにあるものが何かもわからない状態です。しかし、成長して視力や認識能力が備わってくると周りのものには名前や役割があることを理解しはじめます。

形や色といった物の特徴を理解し、異なる物同士の違いと共通点を認識できるようになるのが1歳ごろです。このころになると「赤いボールをリンゴに見立てる」といった初期のごっこ遊びが始まります。

人や動物の行動や声を真似る遊びが始まると、役になりきるごっこ遊びが始まるまであと少しです。3歳ごろからは「ただの真似」だった役が個性を持つなど、ごっこ遊びの内容が発展していきます。

ごっこ遊びにはメリットがたくさん

ごっこ遊びをするためには物事の特徴をとらえる観察力や、それを記憶して表現する能力が必要です。物を何かに見立てたり感情をイメージしたりする想像力も使います。

例えば、猫になりきる遊びをしたとき最初のうちは四つばいになって「ニャー」と声を出すだけかもしれません。しかし、続けていくうちに鳴き声や動きのバリエーションが増え猫らしくなっていきます。

これは子どもが猫の細かい動きや声を観察しているからできることです。さらに、「怒っている猫」「優しい猫」など、性格や感情を想像して声や動きで表現できているという証拠ではないでしょうか。

ごっこ遊びをすると観察力や表現力など様々な能力を伸ばすことができます。誰かと一緒に遊べば社会性も育てることができますよ。

今どきのごっご遊びで人気の役割はペット

ごっこ遊びで人気の役といえば「お母さん」や「お父さん」が定番でしたが、現在はペットの役をやりたがる子どもが多いそうです。これには近年のペット事情が関係しているようです。

例えば犬の場合、一昔前は外で飼うのが一般的でしたが現在は室内飼いが主流となっています。さらに、ペットがやることといえば食べるか遊ぶか寝るかだけですね。

また、しつけのときも「えらい」とほめられ、何をしても「可愛い」と言ってもらえます。叱られる機会が多くなる幼児期の子どもにとって、ペットは少しうらやましい存在なのではないでしょうか。

幼稚園や保育園でもペットの役は取り合いになるほど人気があるといわれています。子どもがペットの役をやりたがってもあまり心配しなくてもよいですよ。

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子どもと一緒にごっこ遊びを楽しむコツ

真似の対象は動物だけじゃない

子どもが動物の真似を好むのであれば、ママも一緒に動物の真似をしてみましょう。動物の習性や声など子どもと一緒に調べてから真似をすれば観察力や表現力が身につきますよ。

また、動物の親子という設定で遊んでみるのも楽しいかもしれません。人間の生活様式や関係性をイメージしながら動物らしさも維持するというのは案外難しいものです。

動物や家族になりきって遊ぶのが上手になったら「お医者さん」や「パン屋さん」といった職業になりきるごっこ遊びに挑戦してみましょう。言葉のやり取りが多くなるためコミュニケーションや言語能力が育ちます。

テレビアニメのヒーローやヒロインになりきるのもおすすめです。ストーリーを疑似体験することで自己肯定感を高めることができますよ。

子ども主体で遊ぶことが大切

子どもと一緒にごっこ遊びをしていると、子どもが突拍子もないことを始めることがあります。

例えば、ケーキ屋さんごっこでバナナが売られていると「ケーキ屋さんにバナナはないよ」と言いたくなるでしょう。しかし、ごっこ遊びは自由な発想を表現できる遊びなので現実に忠実である必要はありません。

イメージの世界ではケーキ屋さんでバナナを買えるしジャンプで月に行くことも可能です。「そんなことできないよ」と言うと子どもは世界を否定された気分になり想像を膨らませることができなくなります。

子どもが危険な行動をとったときやルールを守らないときなどは言葉で伝える必要がありますが、ごっこ遊びをするときは子ども主体で遊ぶことが大切です。

ママが役になりきれば子どもはもっと楽しい

ごっこ遊びをするときはできるだけ世界観を壊さないよう、ママも役になりきって遊びましょう。

例えば、子どもが魚屋さんでママがお客さんの役をして遊ぶとき、ママが「魚ください」「いくらですか」しか言わないとしたら子どもは楽しくありません。子どものセリフも限られてしまうでしょう。

ママが「夕飯のメニューで悩んでいるおばあさん」などの役になりきれば子どもも魚屋さんになりきることができます。会話や世界が広がりママも子どもも楽しめるのではないでしょうか。

また、ママが役になりきって遊ぶということは、子どもと同じ目線に立つということです。子どもは「自分を認めてもらえた」と感じ、自信や自己肯定感を自然と身につけることができます。
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