年子を望むときの夫婦生活はいつから?再開のタイミングと注意点
年子の育児にはメリットがたくさんあります。希望するなら妊娠のタイミングを知って、パパと無理のない家族計画を立てましょう。今回は年子を授かるため、産後の夫婦生活を始めるタイミングや注意点について、年子の子育てで知っておくとよいことなどをご紹介します。
年子の定義とママの子育てメリットとは?
年子の定義と計算方法
年子は「数え年」を使っていたころから存在していたため、「年」はお正月から大晦日になります。そのため「2学年差だけどじつは年子」も多く存在するようです。
年子を希望するなら下の表を参考にしてください。
出産月:妊娠月〈単位・月〉
1:4~5
2:5~6
3:6~7
4:7~8
5:8~9
6:9~10
7:10~11
8:11~12
9:12~1
10:1~2
11:2~3
12:3~4
例えば1月に出産を希望するならば、前年4~5月に計画的に妊娠すればよいわけです。
育児期間を短く終えることができる
また若いうちに続けて年子を産んだママの意見では「幼少期の子育てを体力のあるうちに一度に終えることができる」ことをメリットととらえる声もあがっていました。
年子であれば、同じ時期に成長するため遊びの種類も似ています。屋内を中心に遊ぶ時期や、活発に外遊びを楽しむ時期にあまり差がないため、ママの負担も少ないようです。下の子が3歳を過ぎるころには2人で遊ぶ時間が増え、楽になっていくようですよ。
産後の職場復帰を早めることができる
年子であればまとめて育児休暇をとることができるため、仕事再開の予定が立てやすくなります。早く仕事を再開したいママには、社会復帰を早められることは大きなメリットですね。
子どもが2人いるため保育園にも入りやすかったり、きょうだい割引が適応されたりなど、会社に戻るための社会的サポートも充実しています。
学年が近いので保育園や小学校などの行事にまとめて参加することができ、休みを多くとらなくてよいのも嬉しい点です。子どもの行事に参加しやすくなりますね。
産後の夫婦生活はいつ再開していいのか?
経腟分娩で出産した場合の夫婦生活
出産でできた傷の治りが悪かったり悪露が出続けていたりするなら、夫婦生活の再開が遅れてしまうこともあるようです。1カ月健診のときに医師からはっきり夫婦生活についての指示をもらえなかったら、自分から「再開してよいですか?」と相談してくださいね。
もし子宮や膣が回復していない状態で夫婦生活を再開すると、感染症を引き起こしてしまう可能性があります。また骨盤のゆがみが生じ、腰や恥骨に痛みを感じることもあるようです。無理はしないでくださいね。
帝王切開で出産した場合の夫婦生活
しかし、回復具合は人によるもの。ママによっては痛みのために半年後あたりから夫婦生活を再開させた人もいるようです。無理に再開させるとやはり感染症の恐れがありますので、自分の体調を観察しながら医師に相談してくださいね。
帝王切開は手術です。子宮が回復するには時間がかかるので、夫婦生活だけでなく出産も間隔をあける必要があります。最低でも1年以上あけることが推奨されているので、「すぐに次の子を授かりたい」と急いで無理をせず、体力の回復を待ちましょう。
夫婦生活はお互いの気持ちを最優先に
産後に夫婦生活がなくなってしまう現象を「産後クライシス」と呼びます。産後クライシスは産後にパパとママの関係が悪化することが一つの原因といわれますが、そうなっては年子を産むどころの話ではなくなりますね。
産後、ママは子育てで大変ですが、パパも「子どもとママを守る」という不安やプレッシャーを感じるようです。満足できる夫婦生活を送るには、「産後はお互いにとって大変な時期」という認識を持ち、相手の気持ちを最優先に考えることが必要です。
年子を希望する前にママパパで考えたいこと
育児の協力体制を整えておこう
子ども1人でさえ育児は大変です。ましてや年子を希望するなら、パパの育児協力はより不可欠です。授かる前に2人でしっかり話し合って協力体制を整えておきましょう。
協力体制を整えるにはママが頑張りすぎないことも大切です。ママが家事や育児を頑張りすぎて、パパの出る幕をなくしている…なんてことはありませんか?
ママは手を抜いてパパに手伝ってもらい、感謝することで協力体制は作りやすくなります。そのときパパの手伝いがあまり上手でなくてもママが受け入れることで、パパの育児協力の意識はより高まるようです。