幼児とスキーを楽しもう!準備するものや上手な教え方とスキー場選び
スキーシーズン到来!冬ならではのスポーツを、子どもと一緒に楽しみたいですよね。スキーデビューはいくつになったらできる?そのときの服装や持ち物は?などの疑問に触れながら、いろいろあるスキー用具の選び方のポイントを紹介します。子どもにスキーを好きになってもらえるような楽しみ方、ゲレンデの選び方も紹介します。
スキーデビューの年齢や服装と持ち物
3~4歳を過ぎたらスキーに挑戦してみよう
子ども向けのスキースクールも、子どもの身体能力や理解度、安全性といった点から4歳以上を対象にしたものが多いです。
スキーブーツは15cmくらい、スキー板は80cmくらいから販売、レンタルされているようです。スキーブーツやスキー板のサイズ的にも、だいたい3~4歳が目安となるでしょう。
子どもは小さいときほど身体能力に個人差が出やすく、習熟度も個人差が大きいです。親が無理強いしたことがトラウマになって苦手意識を持ってしまうこともあるので、子どもの様子を見極めながらスキーデビューをしてみましょう。
幼児がスキーをするときの服装は
インナーの上には、間に暖かい中間着を着せてください。おすすめ素材はフリースです。暖かく軽いので、かさばりません。化繊のインナーにフリース、その上にスキーウェアを着るのがよいでしょう。暑いときには、スキーウェアを脱いで調整するのが便利です。
グローブとブーツは、必ず雪専用のしっかりと水をはじくものを用意しましょう。普通の長靴で行くのは滑って転ぶ可能性があるので危険です。
子連れでスキー場に行くときの持ち物
晴れた日のスキー場は照り返しが厳しいです。日焼け止めを忘れないようにしましょう。乾燥しているうえ、日差しが強いと唇も日焼けをするので、UVリップもあると便利です。
また初めてのスキーで、何度もコースを滑るわけではないでしょうから、雪遊び用のバケツやスコップを持参するとよいですよ。本格的な砂場セットでなくても、プリンカップなどで十分楽しめますよ。
子どもはポケットにリフト券を入れると、紛失してしまいがちです。リフト券ホルダーがあると心配ありません。
幼児のスキー用具を選ぶときのポイント
お得にスキー用具をレンタルする方法
スキー場によってレンタル料は異なりますが、板とブーツとストックの子ども用の3点セットなら3,000円前後で借りることができます。1シーズンで2、3回くらいならば、レンタルの方が安いでしょう。
1シーズンで4回以上行くなら、シーズンレンタルという方法があります。1シーズン借りっぱなしのお得なレンタルです。どこへ行くにも同じ道具で楽しめます。価格も意外とリーズナブルです。
スキー場でコストがかかるのがリフト代。そこで、子どものリフト無料のスキー場を選ぶのもよいですね。早割リフト券もあるので、チェックしてみましょう。子どもがリフト代無料のうちに適正をみておくとよいですよ。
ブーツは普段の運動靴より少し大きいものを
大人は自分で履いてみて「こんなものかな」とわかりますが、子どもの履き心地は親にはわからないですよね。普段履いている靴よりも0.5~1cm大きめをおすすめします。
購入する場合は、低価格のもので買い替えを繰り返すか、1cmくらいの余裕を見て、中敷きで5mmくらい調整する方法があります。少し金額をアップすれば、バックルなどでフィット調節できるものもあります。
試着は、ブーツを履いたら少しひざを曲げて前傾姿勢をとります。痛い箇所がないか、幅や甲の高さはどうかなど確認しましょう。インナーブーツを取り出して、どれほど余裕があるか指で確認することもできます。
スキー板とストックのサイズの決め方
ただ、3~4歳ぐらいのときは、脚力もない状態なので、負担がかからないようにできるだけ短いものにした方がよいでしょう。スキー板が重いことを理由にスキーを嫌がってしまうという心配もあります。短くなればその分重さは軽くなります。
前に重心を置ける子どもであれば、身長の10cm程度短くしますし、スピードが出せる子どもなら、マイナス5cmでも大丈夫です。
ストックのサイズの決め方は、ストックを逆さにして持ち、ひじの角度がおよそ80~90度になるようにしましょう。一般的に身長マイナス40~50cmがおすすめのストックになります。
幼児のスキーデビューの上手なサポート
スキーを教えるときは楽しむことが大切
初めはほとんどフラットな場所でゆっくり滑ってみましょう。親はトラブルに対応できるよう、スキー板を履く必要はありません。子どもの知っている言葉でわかりやすく伝えてあげましょう。ブレーキは感覚が大事です。言葉で伝えるよりも感覚を掴むと勝手に理解して滑ってくれます。
滑れなくても怒らずに、やさしく付き合ってあげることが大切です。次々と工程を進むのではなく、できるようになったことを褒めて反復するのがポイント。できる範囲で楽しめてくると、子どもは「もっと滑れるようになりたい」と感じてくれるでしょう。