子どもがなかなか泣き止まない!その原因や対処法と心がけたいこと
子どもはよく泣くものです。言葉でうまく表現できない分、泣くことで欲求や感情を表すので、仕方ないのかもしれません。ただ、そうわかっていても、なかなか泣き止んでくれないと困ってしまいますよね。この記事では、2~3歳くらいの子どもが泣き止まない理由や、対処の方法についてご紹介したいと思います。
子どもが泣き止まないのはどうして?
イヤイヤ期で主張や欲求が強くなっている
自分の主張や欲求を表現できるのは成長の証です。ただ、主張や欲求を表現できるようになる一方で、その主張や欲求を我慢する力はまだまだ未熟です。
そのため、自分の主張や欲求がとおらないと、怒ったり泣いたりしてしまいます。あふれ出た感情をコントロールできなくなって、長い時間泣き続けることも珍しくありません。
ときには、泣いているうちに、自分でもどうして泣いているのかわからなくなり、収拾がつかなくなって泣き続けるというケースもあります。
うまくいかないことにイライラしている
「自分でやりたい」という気持ちが強くなってくる時期でもあります。ただ、それをママがわかるように言葉で説明できるようになるのはまだまだ先の話です。
そのため、「ママがわかってくれない!」とイライラしてしまいます。その苛立つ気持ちを表現したり、自分の中で処理したりすることは難しいので、泣いてしまうのです。
また、「自分でやりたい」と思って挑戦したことがうまくいかなくてイライラすることも多い時期です。「靴を履きたい」「ボタンをとめたい」でも、うまくできなくて泣いてしまうというパターンです。
赤ちゃん返りや大人を試していることも
ほかにも、急にわがままが増えることがあります。かんしゃくを起こして泣いて、なかなか泣き止まないといった行動が見られる場合もあります。
2~3歳になると、弟や妹が生まれたり、保育園や幼稚園に通い始めたりしますよね。そういった環境の変化が原因で赤ちゃん返りが起こることがあります。
泣き続けることで大人を試していることもあります。大人が自分の気持ちを受け止めて対応してくれるのかを見ているのです。どこまで許されるのかを測っていることもあります。
泣き止まないときの対処法を知ろう
絵本や散歩で注意をそらせよう
気持ちを切り替えてあげると泣き止む場合があります。絵本を読んだり散歩に連れ出したりといった方法で切り替えるのがおすすめです。
お気に入りの絵本を見せて「これ読む?」と誘ってみましょう。ママが絵本を見て「これかわいいね!」などとオーバーにいって注意を引いてもよいでしょう。
散歩に出て、「あれは何かな?」と花や散歩中の犬などで気を引くのもよいでしょう。気分を変えるよいきっかけになります。
絵本を読んだり散歩に出たりしていると、いつの間にか泣いていたことを忘れてご機嫌になってくれることも多いですよ。
子どもの気持ちを受け止めて代弁してみよう
子どもが泣いているときに「静かにしなさい!」などと叱ると、子どもは気持ちのおさまりがつかなくなってしまいます。むしろヒートアップしてしまう可能性があります。
「自分でやりたかったんだよね。でもできなくて悔しかったんだね」と、代弁してみましょう。子どもの気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
自分の気持ちをママがわかってくれていると実感できると、子どもは安心します。また、大人が自分の気持ちをうまく言葉にしてくれることで、本人も納得しやすくなります。
抱っこなどのスキンシップで落ち着かせよう
抱っこされると子どもの気持ちが落ち着きやすくなります。子どもが泣き止まずにイライラしてしまうママの気持ちを落ち着ける効果もありますよ。
抱っこをしただけではすぐに泣き止まないかもしれませんが、子どもと目線を近づけることでができます。目を見て話すことができるので、気をそらせたり、何か言葉をかけてあげたりと、次の働きかけをしやすくなります。
抱っこを嫌がって暴れるようなら、抱きしめるだけでも構いません。背中をトントンしたり、両手をつないだりする方法でもよいと思います。
触れあうことに大きな効果があります。まずは気持ちを落ち着かせてあげましょう。
泣き止まないときに心がけたいこと
慌てず落ち着いて原因を見極めよう
ただ、そこでママが冷静さを失っては収拾がつかなくなってしまいます。子どももヒートアップするばかりです。
ママのイライラ、動揺、不安などの気持ちは、思った以上に子どもに伝わっているものです。子どもの気持ちにも大きく影響します。まずは自分が落ち着き、それから子どもと向き合ってみましょう。そして、泣き止まない原因を探してみましょう。
なだめたり気をそらせたりしても、なかなか泣き止まないこともあるでしょう。それでも、ママがきちんと向き合ってくれているということは、子どもにも伝わっていますよ。