冬布団から飛び出す幼児が続出!子どもを寝冷えさせない対策をしよう
気がついたら子どもが布団から出ている…。風邪をひかないように夜中何度も布団をかけ直したり、寝るときの服装を工夫してみたりと苦労をしているママは多いと思います。この記事では、今日からできる子どもの寝冷え対策と、おすすめの寝冷え防止グッズについてご紹介いたします。
今すぐにできる我が子の寝冷え対策方法
掛け布団を心地よいものに見直してみよう
まずは、掛け布団を見直してみましょう。寒そうだからといって、たくさん布団を重ねたり、大人用の厚い布団をかけたりはしていませんか。
中身の詰まった厚手の布団は、通気性も悪くなりがちです。子どもは体温が上がりやすく汗っかきなので、通気性がよく軽いものがおすすめですよ。
子どもの様子を観察してみて「重そうにしているのであれば、ダウンやフェザーなどの軽い素材の布団に変えてみる」「厚手の綿布団ではなく薄い綿布団とブランケットにする」など工夫をしてみましょう。
パジャマは通気性のよい薄め生地にしよう
素材を見直したり、薄手の素材に替えたりしてみましょう。季節を問わず、パジャマとその下の肌着に必要なのは「通気性」と「吸汗性」。どちらにもすぐれているのは、綿素材です。
綿は、乾燥しがちな冬の肌にもやさしい素材です。肌トラブルから不快感を感じ、布団の中で暴れて布団をはいでしまうケースも少なくありませんよ。キルト綿のパジャマは、綿ならではの通気性や吸汗性にすぐれ、その上保温性も高いため、冬のパジャマの素材におすすめです。
早めの入浴と部屋の温度の上げすぎに注意
入浴後は、水分補給をして体内のほてりをおさえ、布団に入るのは体が落ち着いてからにしましょう。体温変化と眠気の関係で、入浴後90分後に就寝すると、最も寝付きがよいといわれていますよ。
また、高すぎる室温も就寝中、暑いと感じる一因です。子どもにとって、冬、快適な室温は18~22℃前後。大人には少し寒いと感じる温度かもしれませんが、特に就寝時は布団をかけることも考慮して、室温設定をするとよいですよ。
布団を蹴ってしまうときの寝冷え対策
スリーパーを着せて体全体の冷えを防ごう
一度着せてしまえば、どんなに寝返りを打ってもバタバタしても体から離れる心配がないので、ママも安心できますね。
子ども用品店などで冬場よく見かけるのは、フリースや毛布素材のベストタイプですが、「特に汗っかきな子には、吸収性にすぐれたガーゼ素材」「腕までカバーしたい場合には、袖があるタイプ」「扱いやすさを重視するなら、洗濯しやすく乾きやすいマイクロフリース素材」「はだけるのが心配な場合は、裾を留められるタイプ」など、体型・体質や年齢、住環境、睡眠中の行動パターンなどを考慮して選ぶとよいでしょう。
腹巻きでお腹周りの冷えを撃退しよう
一方、腹部をあたためることで「冷え性が改善される」「便秘や下痢が解消される」「免疫力がアップする」という効果が期待できます。腹巻きを活用して、お腹周りをあたためましょう。ただし、通気性が悪くなることから、あせもができやすくなったり、腹巻きがないと眠れない・体調を崩すなどクセになりやすくなったりするというデメリットも指摘されています。
腹巻きとパジャマのズボンがつながったタイプがおすすめです。子どもが自分でも履きやすく、肌に重ねる枚数が少なくて済むため、通気性も気になりませんよ。
レッグウォーマーで足首の冷えを防ごう
特に足は心臓から遠く、血流が行き届きにくい場所。そして、布団から出てしまいやすい箇所ですね。レッグウォーマーで足首をあたため、末端まで血流を促しましょう。
靴下ではなく、レッグウォーマーがよいのは「足首」だけ効率的にあたためてくれるからです。特に小さい子どもは、足の裏から余計な熱を放出することで体温調節をしています。足先全体を覆ってしまう靴下では、足裏の体温調節機能を阻害して、かえって体を冷やしてしまう可能性があるのですね。
今から買い足したい寝冷え対策グッズ3選
お手入れ簡単で暖かい洗える羽毛スリーパー
羽毛の難点は「自宅で洗いづらいこと」ですが、ネット通販で購入できる「洗える羽毛スリーパー」であれば、ホームクリーニングが可能です。子どもの動きを邪魔しない薄手の作りであるものの、ダウン90%フェザー10%なので、ふんわり暖かく包んでくれますよ。
フリースやガーゼのスリーパーに比べるとお値段は高めですが、何年も買い換えることのない寝具の一つと考えると相場の範囲なのではないでしょうか。着丈が78cmほどあるベストタイプなので、赤ちゃんから小学生頃までと長く活用できますよ。