赤ちゃんの冬帽子を作りたい!材料や道具と簡単な作り方をご紹介
季節を感じながら赤ちゃんとするお散歩、楽しいですね。寒い日には、ママが作ったあたたかな冬帽子をかぶせてあげませんか。ミシンがなくても大丈夫。編み針がなくても大丈夫。今、ママたちに人気の手縫いや指編みで赤ちゃんの帽子が作れます。作り方をご紹介しますので、ぜひ作ってみてください。
赤ちゃんの冬帽子を作る前に準備すること
赤ちゃんに優しい素材の材料を探そう
手芸屋さんには赤ちゃん用の伸縮性のよい柔らかいニット生地やタオル生地がたくさん売られています。クリーム色や薄い水色、淡いピンク色など、手触りもよく可愛らしいデザインで、型紙がついていることもあります。
毛糸で赤ちゃんの帽子を作る場合にも、チクチクしない柔らかい色合いの赤ちゃん用の毛糸が可愛らしく仕上がるのでおすすめです。指編みの場合は赤ちゃん用というわけにいかないのですが、ふわふわしていて手触りのよい太い毛糸を選びましょう。
ゴムは赤ちゃん用ゴムや肌着用のソフトゴムを使うと柔らかい仕上がりになります。
手縫いなら型紙も必要!本やネットで探そう
赤ちゃん用の手作り本もママたちに人気です。型紙は月齢や年齢別に使えるようになっているので、それらを目安に大きさを調整してあげられます。
帽子専門の本もよいですが、小物も一緒に掲載されている本は応用範囲が広がります。見るだけでママが幸せになるような本を選ぶと、後々も楽しめるのでおすすめです。
ネットでも型紙が探せるのをご存知ですか。「赤ちゃん 手作り」などキーワードで検索すると、手作りサイトがたくさん見つかります。
型紙は印刷したり、印刷したものを貼り合わせたりして使用します。
赤ちゃんの頭のサイズを測ろう
額の中央からスタートして耳、後頭部の下の方をとおり、額の中央に戻ります。測った「頭囲の長さ」が「頭のサイズ」です。
帽子のサイズは、頭のサイズに1~2cm足したサイズにすると使いやすいようです。この測り方は赤ちゃんから大人の帽子まで同じなので、覚えておくとお子さんの成長に合わせて帽子を作ってあげられます。
赤ちゃんの帽子の平均的なサイズは0~3カ月は40~42cmくらいです。3~6カ月は42~44cm。6カ月~1歳なら44~46cmくらいです。
赤ちゃんそれぞれで頭の大きさが違うので、一度測ってみるとよいでしょう。
手縫いでできるとんがり帽子の作り方
布と糸、ゴムと型紙を準備しよう
まず帽子サイズの半分の長さを底辺とした二等辺三角形を描きます。次に三角形の下部分を左右対称のおわん型に描き直し、それより上部を細目に描き直します。おわん型の部分に赤ちゃんの頭が入り、細めのほうは結ぶ部分になります。
布は縦35cm、横55cm程度の柔らかい生地を用意しましょう。帽子の使い心地からスムースニット(赤ちゃん用の柔らかいジャージ生地)がおすすめです。ゴムは赤ちゃん用や肌着用の柔らかい0.8cm幅のゴムを42cm程度用意します。
型紙にあわせて布を裁って縫おう
型紙全体を留め終わったら型紙に沿って線(縫い線)を描きましょう。次に、縫い線から0.6cmほど外側に線(縫い代線)を描きます。
かぶり口(帽子の顔側)の縫い代だけ後ほどゴムを通すために3cm程度取るようにします。縫い代とは、二枚の布をしっかり縫い留めたり、ゴムを通したりするために必要な生地の余裕のことです。
縫い代線に沿って布を裁断した後、型紙を生地から外し、二枚中表で合わせたまま縫い線を細かく並縫いします。縫った後、縫い線で縫い代を折りアイロンで押さえると布にくせがつき、きれいな仕上がりになります。
かぶり口にゴムを通して先っぽを結べば完成
たてまつり縫いの縫い目は7mm程度の間隔がよいでしょう。裏側はある程度汚くても完成後見えなくなるので大丈夫ですが、表側の生地をすくう際にほんの少しだけすくうようにすると、完成した帽子の表面に糸がほとんど見えなくなり仕上がりがきれいになります。
先ほど縫い残したゴムの入り口からゴムを入れて一周したら、ゴムの端を重ねて縫い留めます。帽子の表が外側になるようにひっくり返し、帽子の先っぽをキュッと結んで完成です。
編み棒もいらない指編み帽子の作り方
赤ちゃんに優しい素材の太目の毛糸を準備
超極太毛糸をざくざく編むための直径25mmのジャンボ棒針もあるほどです。でも、今回は一番手近にあってすぐに使いこなせる「指」を使ってみましょう。
毛糸選びのポイントは太さと材質です。太さは、自分の指と同じくらいの毛糸を選ぶこと。
超極太ブーム到来で、いろいろな種類が売られるようになりました。極太で編む小物はマフラーや帽子、ネックウォーマーが多いのでチクチクしない毛糸が多いのも嬉しいですね。
お店で探すのもよし、糸専門店「アヴリル」や手芸用品大手などのネット通販を利用しても入手できます。