新生児の抱き方のコツや注意点。成長に合わせた抱き方やゲップのさせ方
はじめて子育てをするママにとって赤ちゃんを抱っこするだけでも、「怖い」「不安」「どうしていいかわからない」と悩んでしまうこともあるでしょう。赤ちゃんを安心させられる抱っこのコツを知りたいと思いませんか。ここでは、基本の抱き方やコツ、注意点なども含めてご紹介します。
目次
- 新生児の抱き方を覚えよう!基本は2種類
- 首がすわるまでの「横抱き」
- 主にゲップをさせるときの「縦抱き」
- 赤ちゃんをいっぱい抱いてあげましょう
- 新生児を抱くときに気を付けることとは?
- 約40週お腹にいた赤ちゃんの気持ち
- 赤ちゃんの頭蓋骨はくっついていない
- 抱き上げるときおろすときのスピードに注意
- 新生児を抱く前にしておくこととは?
- 赤ちゃんの様子を観察する
- びっくりしないように声をかける
- 新生児を安心させる抱き方のコツとは?
- お腹の中にいたときのCカーブ姿勢で抱っこ
- 体を密着!ママの鼓動お乳の香りをあたえる
- 心地よい揺れが大好き!輸送反応を利用
- 授乳時の抱き方はどうすればよいの?
- 横抱き、縦抱き、フットボール抱き、添い乳
- クッションを活用して位置調節
- 乳腺炎を回避するために
- 哺乳瓶での飲ませ方とゲップのやり方は?
- ミルクのときは上体をやや起こした横抱き
- 肩の上でゲップをさせる方法
- 膝の上でゲップをさせる方法
- 沐浴時の抱き方と注意することとは?
- 皮膚を傷つけないように大人は爪を短くする
- 首から後頭部を支えて耳を軽くおさえる
- うつ伏せにし胸と脇の下を支える
- おくるみにはよい効果があるの?
- モロー反射を防ぎ起きにくくなる
- 包まれることで安心感が生まれる
- パパやママは楽に抱っこできる
- ママは無理しすぎないようにしよう
- ママの体調が悪いときは無理をしない
- しばらく泣かせるのもアリ
- 周りの人を頼る習慣をつける
- まとめ
新生児の抱き方を覚えよう!基本は2種類
首がすわるまでの「横抱き」
1.赤ちゃんの頭と首の下に片手を入れ、手のひら全体で頭と首を支えます。
2.股のあいだから、おしりの下にもう片方の手を入れ、背中とおしりを支えます。
3.首がグラグラしないようにしっかりと支えて、ゆっくりと抱き上げます。
4.頭と首を支えている手をずらして、赤ちゃんの頭と首をママの腕で支えます。
5.おしりを支えているほうの手で赤ちゃんをしっかりと支えて、ママの体に引き寄せて密着させます。
主にゲップをさせるときの「縦抱き」
1.赤ちゃんの両脇から下に手を入れます。親指は上に出し、ほかの指は背中側に入れてください。
2.頭と首を支えて抱き上げます。ママから体が離れないように引き寄せてください。
3.片手をずらして、腕全体で赤ちゃんの背中とおしりを支えます。
4.3でずらした手をさらにずらして、片腕に赤ちゃんを座らせるように支えましょう。
5.ママの肩に赤ちゃんの顔を乗せるような感じで抱き寄せて、頭と首を支えます。
赤ちゃんをいっぱい抱いてあげましょう
抱っこは、赤ちゃんとママがコミュニケーションをとるための一つの方法でもあります。赤ちゃんは、泣くことでママに「おしっこで濡れたおむつが気持ち悪い」「お腹がすいた」などの意思を伝えようとしていますので、泣いているときはあまり長い時間放っておかずに、抱っこして気持ちを汲み取ってあげてください。
また、抱っこしながら起きているときは、たくさん話しかけて、赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。いっぱい抱くためには、ママの腕や腰に負担のかからない抱き方をすることが大切です。
新生児を抱くときに気を付けることとは?
約40週お腹にいた赤ちゃんの気持ち
たとえば、ミルクをあげても、おむつを替えても、抱っこしても泣きやまないときには、赤ちゃんがママのお腹のなかにいたときのような環境に近づけてみるのはいかがでしょうか。
抱っこでママの体に近づけて心音を聴かせてあげたり、ゆっくり揺らしてあげたりと、お腹のなかで過ごしていたときのような環境にしてあげることで、泣きやんでくれることもありますよ。
言葉で伝えられないので、いろいろ試して赤ちゃんの気持ちに寄り添いましょう。
赤ちゃんの頭蓋骨はくっついていない
とくに、おでこの上のほうには大泉門といわれる骨と骨の隙間があり、押さえると少しへこみますので、すぐに気づくことができますよ。また、後頭部にも隙間があり小泉門といわれています。
脈に合わせて頭皮がペコペコと動く子もいます。はじめて見るママはびっくりするかもしれませんが、健康な証なので安心してください。多くの赤ちゃんは、生後10カ月ごろから小さくなりはじめ、2歳ごろには塞がって分からなくなります。
抱き上げるときおろすときのスピードに注意
ベッドから抱き上げるときは、手だけで持ち上げずに、できれば赤ちゃんにママの体を密着させながら、ゆっくりと抱き上げましょう。
おろすときも、ママの体に密着させながら、ゆっくりとベッドにおろし、おろしたあともしばらくは赤ちゃんから離れないようにしてください。
抱き上げるときより、おろすときのほうが、起きて泣いてしまう赤ちゃんが多いですが、しばらくママが近くにいることが分かると落ち着きますので、完全に落ち着いてから離れるようにしてください。