子どものレインコートを決めよう!選び方や自転車利用時の注意点
雨の日の送り迎えは、傘を上手に持てない子どもが濡れてしまう、手に荷物や傘を持った状態で子どもと手を繋がなくてはならないなど、歩くだけでも大変ですよね。そんなときはレインコートを使ってみてはどうでしょうか。今回は子どものレインコート選びや、レインコートを着て自転車に乗るときの注意点を紹介します。
レインコートをタイプ別に選ぶ
かぶるだけで簡単に着られる「ポンチョタイプ」や、前をボタンなどで閉じる「コートタイプ」は、靴を履いたままでも脱着ができ、小さな子どもでも1人で着ることができます。
ポンチョタイプは風が強い日は濡れてしまいますが、てるてる坊主のようなシルエットがかわいらしく、ママや子どもからも人気がありますね。
上下が分かれた「セパレートタイプ」のレインコートは自転車に乗るときなどにおすすめです。ただし、靴を履いた状態ではズボンをはくことができない、蒸れて暑いというデメリットがあります。
防水と撥水の性能を確認する
撥水の生地は、薄くて軽く、コンパクトに折りたためて持ち運びが便利です。ただし水を防ぐ機能は低く、長時間使用すると水が染み込んで濡れることがあります。
防水の生地は水を防ぐ機能が高く、長時間使用しても水が染み込むということはありません。ただし、生地がやや厚めでゴワゴワした手触りの物が多く、通気性もよくないので蒸れやすいというデメリットがあります。
レインコートを選ぶときは、それぞれの特徴と機能に注意して選んでくださいね。
レインコートの脱着のしやすさを確認する
例えば、幼稚園の通園にバスを利用している場合、バスに乗る前にレインコートを脱がなくてはならないことがほとんどです。脱着しにくいレインコートだと、スムーズにバスに乗ることができませんよね。
また、前を止めるボタンが「パチッ」と止められるスナップボタンであれば手袋をつけていても脱着ができますが、シャツボタンのようなタイプの場合、手袋をつけたままでは脱着が難しくなります。
脱着がしづらいレインコートは脱ぐときに服や体が濡れてしまうことがあるので、子どもの年齢や発達の度合い、着用シーンをイメージしてレインコートを選んでくださいね。
おすすめの子ども用レインコート3選
安くておしゃれなレインポンチョ
上下が分かれたタイプに比べて価格が安い傾向があるほか、持ち運び用のミニバッグがセットになっていることも多く、外出先での雨の備えに便利ですね。
また、首から下が広がったデザインですので、厚着をしていても着用できるほか、背中にリュックを背負っていても着ることができます。
子ども向けのレインポンチョは、動物柄や星柄などのカラフルでかわいい柄付きのポンチョや、フードをかぶると恐竜やアヒル、うさぎなどに変身できる遊び心があるデザインも多いので、見ているだけでも楽しくなりますね。
防水機能が高いセパレートのレインコート
レインポンチョのように風でめくれ上がるということもありませんので、自転車に乗るときやアウトドアのときになどにおすすめですよ。
ビニール傘のような生地でできた安価なレインコートから、メッシュの裏地がついて蒸れにくく機能性が高いレインコートまで販売されていますので、使用頻度や使うシーンに合わせて選ぶことができるのも魅力です。
ジャケットとズボンのセットが主流ですが、レインポンチョにズボンをプラスできるタイプもありますよ。
フードが大きく視界良好のレインコート
フードのサイズ調節ができない幼児用レインコートは、ずれても脱げにくく視界が開けた大きめのフードがついたレインコートを選ぶとよいでしょう。
前の部分が帽子のツバのような形になっているフードもあります。顔に水がかかりにくいため、しっかり前を向いて歩くことができますよ。
また、フードの前半分がビニールでできている透明フードは、前だけではなく横の視界もさえぎりません。安全性が高いだけではなく、水滴を観察できるので好奇心旺盛な子どもにおすすめです。
レインコートで自転車を利用する際の注意点
タイヤに巻き込まれないように気をつける
しかし、レインポンチョを着て自転車に乗っていると、すそがタイヤやチェーンに巻き込まれてしまう、すそが風で舞い上がって視界がさえぎられてしまうということがあります。
レインポンチョの巻き込みや舞い上がりは、ポンチョの破損だけではなく転倒や事故の元です。クリップなどを使ってすそを留める、チェーンカバーやドレスガードをつけるなど、巻き込みや舞い上がりを防止してくださいね。
また、自転車ではレインポンチョの使用は避け、セパレートタイプのレインコートを着てもよいですね。