ママチャリによる筋肉痛の原因を知ろう!痛みを和らげる方法や予防法
子どもとの移動ではママチャリは欠かせない存在です。しかし、今まで人を乗せて走ったことなどないママたちにとって、子どもを乗せて走るのは至難の業。ちょっと頑張って漕ぎすぎたときは、気づけば筋肉痛になっていることも。そこで今回はママチャリによる筋肉痛の原因や対処法、予防のための乗り方などをお伝えします!
ママチャリによる筋肉痛の原因は?
子どもを乗せて運転するのに慣れていない
それは、子どもを乗せて運転するのに慣れていないことが原因です。子乗せ自転車は普通の自転車よりも重く、バランスがとりにくいのです。
そんな重たい車体に子どもを前後に乗せて走った場合、体の色々な箇所に負担がかかるのは当然です。まず、子どもはじっとしていられないので、ハンドルを取られないように両腕をピンと伸ばした緊張状態で走るので、両腕に負荷がかかります。
また、駐輪時に車体をまっすぐにしようとして右手でサドルを持ち上げたり、ハンドルを大きく切り返したりすることもありますよね。無意識に色々な筋肉を使っています。
バランスを崩して転倒してしまった
その不安定な状態で、雨の日にマンホールや点字ブロックの上を通過すると、簡単にバランスを崩して転倒してしまいます。また、方向転換で大きく切り返すときに車体を傾けすぎると、車体の重量に逆らえずに転倒します。
転倒しそうになると、なんとか子どもに怪我をさせたくない一心で、足で無理にふんばります。転倒後も、子どもを乗せた車体を一人で起こすのは両腕や腰にかなりの負担がかかります。これが筋肉痛となってあらわれるのですね。
前カゴを避けるためにガニ股で漕いでいる
最近では子どもの前座席は前カゴと一体型のものが多く、カゴに膝があたる問題も解消されてきています。しかし、後付けタイプの座席は人によって膝が当たることもあるようです。
前カゴを避けるためにガニ股で漕くと、膝の外側の靭帯が伸びて、疲労物質や痛み物質がたまり、疲労や痛みを感じます。
また、前カゴを意識していなくても自然とガニ股になってしまう場合は、サドルが低すぎるか、筋肉が弱くなっている場合があります。ももを引き上げる役目のお腹部分の腸腰筋と、ももを下げる役目の内もも部分の内転筋を鍛えてあげると効果的です。
ママチャリによる筋肉痛を和らげる方法
筋肉をほぐして疲労回復を早めよう
お風呂の後や運動直後に、5分から10分程度行いましょう。痛みがある場合は自分でマッサージせずに、医療機関を受診しましょう。
それでは、疲労がたまりやすい、ふくらはぎともものマッサージをご紹介します。
まず、膝を曲げた状態で床に座り、親指を上にした状態の両手でふくらはぎを優しく包み込みます。両手を膝までゆっくりと滑らせます。ももの場合も同様にして、膝上からももの付け根まで行います。
次に両手を開いた状態でももを包み、円を描くようにももの付け根の方へさすります。
ぬるめのお風呂でじっくり体を温めよう
まずは保冷剤などで患部を冷やすとよいですよ。これをアイシングといいます。アイシングを行うと、炎症を起こした筋肉の血行を抑え、神経へ痛みが伝わりづらくなります。痛みを抑え、炎症をしずめる効果があります。1回20分、1日数回に分けて行いましょう。
患部に熱や痛みがなくなったら、今度は温めましょう。これを温熱療法といいます。ぬるま湯に浸かってゆっくりと患部を温めることで、血行がよくなり、疲労物質や痛み物質が流れ去ります。また、筋肉の修復に必要な栄養素や酸素が運ばれやすくなり、新陳代謝も活発になります。
バランスのよい食事と十分な休息をとろう
まずは失われたエネルギー源を補給しましょう。おにぎりやバナナなど、すぐエネルギーに変わることのできる糖質をとるとよいですね。
エネルギー源が補給できたら、乳酸の蓄積を抑えたり、糖質やたんぱく質の代謝を助けたりする栄養をとりましょう。これには、ビタミンB1、B2、C、鉄、アスパラギン酸、クエン酸などがあげられます。
そして、筋肉の修復に必要なたんぱく質をとりましょう。低脂肪で疲労回復効果のある鶏むね肉が効果的です。