洗剤で落ちにくい汚れにオキシ漬け!上手に使いこなすコツをご紹介
オキシクリーンを使えばどんな汚れもするすると落ちると、インターネットや雑誌などで話題になっていますね。 オキシクリーンとはどんな洗剤で、どういったものに使用することができるのでしょうか?オキシクリーンの使用方法やその効果、上手に汚れを落とすテクニックなどをご紹介します。
洗剤より幅広い効果がある「オキシ漬け」
酸素系漂白剤「オキシクリーン」を使う
発売当初は洗濯用漂白剤として発売されていました。しかし強力な洗浄力にもかかわらず色柄ものにも使え、汚れのみを落とす効果があるので、掃除にも使われるようになりました。
オキシクリーンは、お風呂のカビ退治や、洗濯槽の掃除、玄関のタイル磨きなどいろいろな場所で使えます。漂白、消臭、除菌効果もあり、臭いの原因を除去してくれますよ。
掃除から洗濯まで幅広い汚れに効果があるオキシクリーンは、ママたちの間で大人気です。塩素系ではないので、ペットや小さい子どもがいるお家でも安心して使えるのが嬉しいですね。
ガンコな油汚れやカビ取りにも有効
1Lのお湯に30gのオキシクリーンを溶かして、油汚れや焦げつきが気になるものを20分以上つけ置きしましょう。テフロン加工のものは塗装が剥がれることがあるので、避けたほうがよいようです。
また、除菌や漂白作用があるオキシクリーンは、カビにも効果があります。漂白力は塩素系漂白剤ほどではないとはいえ、よほどひどい黒カビでなければキレイに落とすことができますよ。
水に強いアイテムは、つけ置きをします。床や壁など、つけおきすることができない場所にできたカビは、拭き掃除で落とせます。水を吸収しない場所ならどこでもオキシクリーンが使用できますよ。
洗濯洗剤と組み合わせて汚れ落ちアップ
頑固な黄ばみや皮脂、食べこぼしなどのシミには、1Lのお湯に対して15gのオキシクリーンを溶かして、1時間程度つけ置きした後、いつもの通りに洗濯すると、さらにシミが取れやすいです。軽いシミならつけ置きだけで落ちますが、時間が経って落ちにくいものは、つけ置き時間を長くしたり、つけ置き後にブラシをこするとよいですよ。
洗濯に使う場合は、日本版のオキシクリーンは洗剤成分が入っていないので、手持ちの洗濯洗剤に混ぜて使用しましょう。
基本的な「オキシ漬け」の流れをチェック
アイテム別に分量を調整しよう
オキシクリーンには日本版とアメリカ版の2種類あり、日本版は界面活性剤が使われていません。付属のスプーンの大きさも違うので、用途によっては量が多すぎると、素材を傷めることになるので、注意してくださいね。
基本の分量はお湯4L(洗面器1杯)に対してアメリカ版だとライン1(約23g)、日本版だとスプーン1杯(約28g)といわれています。アメリカ版スプーンのライン1と日本版スプーンの1杯はだいたい同じ分量ですね。
アイテムによって分量が異なるので、調整しましょう。
オキシクリーンを溶かしたお湯につけ置き
内側が焦げついた鍋にはオキシクリーンを溶かした水を入れて数分間沸騰させます。冷めるまでつけ置きしておくと、焦げが指で取れるくらいにふやけ、汚れが簡単に落ちます。
オキシクリーンでつけ置きすると汚れを浮かし落としやすくなります。つけ置き時間は20分から長くても6時間で、それ以上つけ置きしても効果がありません。つけ置き後はよくすすぎましょう。水でしっかり洗い流せばOKです。
オキシクリーンを溶かす温度とよく混ぜることに気を配ったら、あとは放っておくだけなので簡単ですね。
洗濯槽に使う場合はすすぎをしっかりと
洗濯槽に40~60℃のお湯を高水位までためて、洗いコースまたは槽洗浄コースを選択して、5~10分回しましょう。汚れが浮いてきたら一時停止を行い、ゴミすくいネットなどで汚れをとります。
汚れを取りのぞいたら洗濯槽の汚れ具合に合わせて20分~6時間つけ置きし、再び洗いコースで5分洗濯機を回して、浮いてきたごみをすくう作業を汚れが減るまで5回ほど繰り返します。そして最後に通常の洗濯コースをし、タオルやティッシュで汚れを拭き取りましょう。
大切なのは、すすぎをしっかりすることです。何度もすすいで浮かびあがった汚れを取りのぞきましょう。
効果を引き出すポイントと注意点
40~60℃のお湯にしっかりと溶かす
しかし40~60℃のお湯を用意するのは難しいですね。温度計がない家庭もあることでしょう。そんなときは、蛇口から出る一番熱いお湯を使うとよいですよ。
カビや雑菌は高温が苦手なので、除菌効果も期待できますね。使用前は耐熱温度を確認してみてくださいね。
オキシクリーンは粉末の洗剤なので、そのまま入れても溶けきれないことがあります。底にオキシクリーンが溜まってしまうことがあるので、しっかり混ぜて溶かして使用しましょう。