結婚式のご祝儀は袱紗で包むべき?子連れでも気後れしない準備と心得
袱紗の上に置いたご祝儀を手渡しするように
1.袱紗をバッグから取り出したら左手に持ちます
2.右手で右、下の順で布を開き、開いた下の部分からご祝儀を取り出し袱紗の上に乗せます
3.ご祝儀を乗せたまま左手でおさえ、右手で袱紗を軽く畳みます
4.受けつけの人にご祝儀の「のし」が読めるように袱紗ごと回します
5.お辞儀をしながら両手を揃えて渡します
袱紗を受けつけ台の上に置き、両手で直接ご祝儀を持って渡しても大丈夫ですよ。金封袱紗もご祝儀を取り出したら上に乗せて渡します。
受けつけにほかの人たちが並んでいるときは、袱紗からご祝儀を出して畳んだ袱紗の上に置いて待機します。順番がきたら両手で渡すとスムーズですね。
用意できなかったらハンカチなどで代用も
袱紗の目的は、ご祝儀を汚れなどから守り綺麗な状態で渡して相手に礼を尽くすことですよね。結婚式にふさわしい華やかな色でしっかりした生地のハンカチに袱紗と同じ方法で包めば、マナー違反にはなりません。
ただ、折り目がついているハンカチで包むと袱紗の代用という感じが出やすいです。できればアイロンをかけて折り目がない状態で使えるとよいですね。
小ぶりで美しい飾りつきのヘアゴムで留めればバッグの中でハンカチが開きにくいだけでなく、おしゃれなアクセントにもなりますよ。
ご祝儀について気をつけてほしいこと
数字の縁起などを気にした金額を用意する
【友人・知人】30,000円
【親族】50,000~100,000円
友人の結婚式に夫婦で出席する場合は倍額の60,000円ですが偶数なので、50,000円か70,000円となります。ただ、立場的に50,000円では少ないと感じるものの70,000円は厳しいときには50,000円包み、10,000円ほどの品物を贈る方法もありますよ。
親族のご祝儀金額は、親や兄弟と相談するとよい場合がありますよ。料理が出される子どもの分のご祝儀は5,000~10,000円が相場です。
表書きは右側から夫の名前、妻の名前の順で
祝儀袋にはたいてい「寿」などの名目がプリントされており、自分で書く必要がない場合がほとんどです。もしプリントされていない場合は「寿」「御結婚御祝」など、奇数の文字数で名目を書きましょう。
お札を入れる中袋の表には「金 ◯萬円」と入れる金額を書きますが、◯の部分は「壱・参・伍・拾」などの旧字体を使った方がよいですよ。「七」は旧字体も同じです。
中袋の裏の左下には、住所と名前を書くのを忘れないようにしましょうね。
新札を用意して上向きを表にして入れる
お札は人物が書かれている方を上にして表向きに入れます。中袋を入れた外袋は運が上がるようにとの願いから、下の部分が上になるように折りますよ。
祝儀袋はご祝儀の1/100ほどの価格にしましょう。夫婦で70,000円包む場合では祝儀袋は700円くらいになりますよね。高価な祝儀袋は豪華なので、それを使った方がよいと思うかもしれません。
ですが包む金額に対して祝儀袋が高価すぎるのも、低価格すぎるのもマナー違反です。水引はほどけない「結び切り」を選びましょうね。
子連れで結婚式に出席する場合の確認事項
招待状にない子どもの参列もよいかどうか
招待状が届く前に新郎新婦から連絡がくることもあるので、そのときに子どもを連れて参加できるかを聞くとよいかもしれませんね。席が必要のない子どもだからと連絡せずに一緒に行くと、結婚式場の係員や新郎新婦に気を遣わせてしまいます。
最近では楽しい雰囲気になるからと子ども同伴の参列を喜ぶ新郎新婦もいますが、一生の思い出になる式典の最中に子どもが大泣きしたら大変ですよね。また、式の間に飽きて騒ぐ場合もあります。
音や光が出ないおもちゃを用意して、もし泣いたり騒いだりしたらすぐに退出できるようにしましょうね。
子ども用の食事がない場合のご祝儀の相場
新郎新婦が結婚式場の係員と小さな子への配慮を相談する手間もかかります。それなので控室などの費用や配慮のお礼として3,000~5,000円をご祝儀と一緒に包むか、同額程度の贈り物をするとよいですよ。
子どもが空腹にならないように、月齢によってはミルクのほかに離乳食やベビー用のお菓子を持参するとよい場合もあります。ほとんどの式場では離乳食の持ち込みが可能ですが、衛生上の問題で持ち込み不可のところがあるかもしれません。持参するときは新郎新婦に確認しましょうね。
抱っこなどを想定して窮屈すぎない服装で
ドレスの素材や色はシワやシミが目立ちにくいものを選んだ方が、気にしすぎずにすみます。動き回る子のママはパンツスタイルもよいですね。
授乳中は前開きの服が便利です。授乳OKのドレスとして販売されているものもありますよ。
小さな子はお出かけ用の服装であれば白い服でも大丈夫ですが、途中で着慣れない服を脱ぎたがる子もいます。着替えられるように普段着の着替えも用意しておきましょう。小さな赤ちゃんは、スタイをレースや蝶ネクタイつきにするだけでもフォーマル感が出ますよ。