赤ちゃんが触るものは清潔にしてあげよう!消毒や除菌の方法をご紹介
赤ちゃんは、なんでも触ったり口に入れたりして感触を確かめるのが好きですよね。しかし、気づけばおもちゃが床に転がっていることも。「そのまま使っていて大丈夫かな?」と衛生面が気になるママも多いことでしょう。今回は、赤ちゃんが触るものを清潔にする消毒方法や、除菌方法を紹介します。
どうして消毒や除菌が必要なの?
赤ちゃんにはまだ免疫が十分にできていない
その頃から自分で抗体を作り出せるようにはなるものの、1歳でやっと大人の半分程度。そのため、まだまだ十分な免疫力とはいえません。大人では問題ない菌でも、消化不良や体調不良、さらには重大な病気を引き起こしてしまう可能性もあるのです。
また、ママが免疫をもっていないウイルスや細菌などの場合は、6カ月以内であっても感染する可能性はあります。赤ちゃんの健康を守る上で、消毒や除菌は重要なことなのです。
おもちゃには埃やカビが付着しやすい
さらに赤ちゃんのおもちゃには、柔らかい布製のものが多くあります。よだれで湿った布製のおもちゃをそのままにしておくと、カビや雑菌が発生してしまうことも考えられるのです。目に見える埃と違って、カビや雑菌は汚れていることに気づきにくく、そのまま口に入れてしまうなどということになれば大変ですよね。
意外と汚れやすい赤ちゃんのおもちゃ。口に入れる前提で、こまめに衛生チェックする必要がありそうですね。
過度な消毒は成長の妨げに
人の体にはバイ菌の繁殖や活性化を防ぐ常在菌がいます。赤ちゃんが口から適度に雑菌を体内に取り込むことで、その常在菌を刺激して免疫力を高めるプラスの効果もあるのです。
そのため過度に消毒していると、体を守る上で大切な免疫細胞の活性化ができず成長の妨げになってしまうことがあります。「おもちゃを舐めるたびに除菌シートで拭く」など過度な消毒はやりすぎになるので、注意しましょう。
消毒や除菌にはどのような方法があるの?
初期費用もかからない煮沸消毒
まずは、初期費用がかからず手軽にできる「煮沸消毒」です。単純でありながら安心してしっかり消毒殺菌することができます。はじめに、消毒するものが十分に浸かる大きさの鍋を用意します。水と消毒するものを一緒に鍋に入れ、強火にかけましょう。沸騰したら火を弱め5分煮ます。その後取り出し、清潔な布の上で乾かせば終了です。
煮沸消毒は、ゴムやプラスチック製でも耐熱温度が100℃以上あれば行うことができます。変形を避けるために、鍋や火に直接触れないよう気をつけましょうね。
浸けておいておくタイプの除菌
浸けおき用の薬剤は色々なメーカーから販売されています。「浸けおき時間」「すすぎいらず」という点は共通しているメーカーが多く、大きな違いとしては薬剤の形状でしょう。薄めて使う液体タイプだけでなく、錠剤や顆粒を水に溶かして使用するものも売られています。
また、哺乳瓶がすっぽり入る専用ケースやトングを販売しているメーカーもあります。自宅に大きな容器がない場合など利用してみるのもよいでしょう。
外出先でも便利な除菌方法
商品の中には、成分が100%食品原料のものや天然由来のもの、中には体内酵素や体内で作られる次亜塩素酸を使用したものもあります。これらの成分であれば赤ちゃんが舐めても大丈夫なので、安心して使用することができますね。
さらに、刺激の強い成分であるパラベンやエタノールなどが含まれていないものを選ぶと、敏感肌の赤ちゃんにも優しく使用することができますよ。公園や施設など外出先でのバイ菌、気になりますよね。そんなときは、携帯できる除菌グッズがおすすめです。
用途別にピッタリな消毒や除菌方法
ママの手にピッタリな消毒や除菌方法
ママの手はミルクをあげたり口元を拭いたり、赤ちゃんに一番触れることが多いもの。ママの手の消毒や除菌の基本はやはり「こまめな手洗い」です。石鹸やハンドソープを使用して、しっかりと30秒以上洗うようにしましょう。
もし、すぐに手洗いができない場合などは、ジェルタイプで人気の消毒液「手ピカジェル」やシュッとふりかけ揉みこむだけで消毒ができ、保湿成分も含まれているビオレUの「手指の消毒液」などを使用してみましょう。ゴミ捨ての後や咳を手で押さえた後など、目に見えないバイ菌が気になるとき、手軽にサッと使えて便利ですよ。