家庭菜園の土作りを知ろう!基本の土作りとおさえておきたいポイント
家庭菜園の土作り〜庭や畑を耕す場合〜
庭や畑での土作りに必要なアイテム
くわやスコップは家庭菜園を耕すために必ず必要です。ふるいは土と石に分けるときに使います。堆肥は好みによって、臭いが少ないものがあるので一度ホームセンターで相談してみてください。
石灰は作物に適した土を作るときに、酸度調整するのに使います。野菜用の肥料も種類がたくさんあるのでパッケージをチェックしてみてくださいね。マルチフィルムは聞きなれない人もいると思いますが、土の乾燥を抑えて雑草が生えないようにするためのもので、あると便利です。
作りたい作物が決まったらまずはこれらの道具をそろえましょう。
庭や畑の土作りで雑草対策は外せない
しかし先ほど紹介した用意する道具のマルチフィルム。これを使うと格段に雑草の処理が簡単になります。
聞きなれない言葉ですが、畑で作物が生えているところに黒いビニールのようなシートが敷いてあるのを見たことがありませんか?あれです!
使い方はとっても簡単。マルチフィルムを作物を植える前に土に被せ、空いている穴のところに作物を植えるだけ。
たったこれだけで雑草に当たる光(太陽光)を遮断し、雑草の繁殖を防いでくれる優れものです。
庭や畑が粘土質の土だった場合
しかし、粘土質の土も石灰と堆肥をうまく使うことで改善できるといわれています。土を20~30cmほど掘り起こし、植物由来の堆肥と石灰を混ぜ込むことで作物を育てやすい土にかえる方法が一般的です。
このとき石灰はカキの貝殻や貝の化石などを原料にした石灰を使うようにします。苦土(くど)石灰を使うと、土が固くなってしまうことがあるようです。貝殻を原料とした石灰は少しお高めですが、あとで土の質に大きな違いがでるのでそちらを使うようにしましょう。
家庭菜園の土作り〜プランターの場合〜
ベランダでの土作りは培養土がポイント
ベランダ菜園なら狭いスペースでできるため、土も培養土を使えば誰でも手軽に家庭菜園を始めることができます。
培養土とはあらかじめ栽培に必要な土が混ぜこんである土のことをいいます。赤玉土、黒土、石灰や堆肥などがバランスよく配合されていて、すぐに家庭菜園が楽しめます。
初めて家庭菜園をするときにはこの培養土を使ってみるといいでしょう。種類もたくさんあるので迷ったときには家庭菜園用を選べば大丈夫です。
また、慣れてくるとこの培養土も自分で作ることができるようになります。市販の培養土には化成肥料が使われているので、オーガニック栽培を目指す人はぜひチャレンジしてみてください。
基本は赤玉土、黒土、堆肥を4:4:2の割合で混ぜます。堆肥は必ず「完熟」と書かれているものを選んでください。よい土になるまで調整し、できたら燻炭と肥料を加えれば培養土の完成です。
プランターの土を再生する場合
まずは作物を収穫し終わった土をきれいにすることから始めます。土から虫や、収穫し終わった作物の根や球根、小石などを取り除きます。これらがあると作物の生育を妨げてしまうので、ふるいにかけて取り除き、一度土だけの状態に戻しましょう。
次に土を元の状態(作物を育てるのに適した状態)にします。慣れてくれば自分で腐葉土や堆肥を混ぜるなど、自分流のアレンジを加えることもできますが初心者には「土壌改良材」を使うのがお手軽でおすすめです。これもホームセンターなどで手に入れることができます。
これらを行ってから酸度調整をしていくとよいでしょう。長く使った土は雨などの影響で酸度が酸性に傾いているので、アルカリ性の牡蠣殻、苦土石灰などを使って必ず調整してください。
まとめ
まずは身近にプランターからでも、ミニトマト、ネギ、しそやバジルなどの育てやすいものを選んで育ててみるのはどうでしょうか?しそやバジルはいくらでも増えてしまうので、地植えよりも鉢植えがおすすめです。ぜひ、「我が家の家庭菜園」を楽しんでみてください!