子育ての悩みがネグレクトを引き起こす?原因と気づきについて
ママがネグレクトを受けていた場合
人と信頼関係を築きにくく、関係性を保つのも難しいわけですね。親から必要なことをしてもらっていないのですから、親になっても子どもの育て方がわからず、子育てすることも難しくなってしまいます。
自分が体験してきたことが基準になって子育てはされやすいこともありますので、親から受けたネグレクトを今度は自分がしてしまう確率が高くなってしまうのです。子どもを嫌いになってしまう「子ども嫌悪症」にかかる危険性も高くなるでしょう。
早めに気がついて周囲に助けを求めることが回復する第一歩です。
ひとりで抱え込まないで相談しよう
その誰かが思いつかないときは、育児の相談窓口や児童相談所などに電話してみましょう。相手にどう思われるかを気にせずに、うまく話そうとせずに、思いついたままで構いませんから話をしてみましょう。
話をすることで気持ちも落ち着きますし、話をした相手がどうしたらいいか教えてくれることもあるでしょう。ひとりでは解決しないことでも、他人が関わることで、親子の適度な距離ができてネグレクトせずに関われる方法がみつかるかもしれません。
この子もしかして?ネグレクトに気づいたら
ネグレクトを受けている子の特徴「外見」
そのため、順調に成長できず、極端に身長が低かったり、痩せていたり、小柄になりやすくなります。栄養が足りないのですから、皮膚にも潤いがなかったり、顔色も悪かったり…。
身の回りの世話もしてもらえないわけですから、お風呂にも入らずに不潔な身なりをしていたり、爪や髪が伸びていたり、常に同じ洋服で過ごしていたり…。子どもが助けてほしいと直接言わなくても、周りにいる人が「あの子、大丈夫かな?」と気がつくサインでもありますね。
ネグレクトを受けている子の特徴「行動」
そのほかにも、学校に行かずに家にいたり、夜遅くまで家に帰らないでいたりと問題行動がみられることがあります。子どもにとっては、生きていくために必要だからしているのでしょうが…。
また、親の愛情を受けて育っていませんので、オドオドした表情だったり、常に受け身だったり、感情表現がみられないこともあります。親の適切な愛情が子どもの心の成長に大切ということですね。
物を盗んだり家に帰らないなどの問題行動がみられたり、反応に乏しい子どもをみたら、ネグレクトのサインかもしれません。
ネグレクト、気づいたら通報を
連絡することで、「親子を引き離すことになるのでは」と考えがちですが、その気づきが子どもを助け、その親も一緒に助けることにもなります。ネグレクトは些細なことから始まり、ときが経つにつれてエスカレートしていくともいわれ、できるだけ周りにいる人も早めに気がついて、援助の手を差し伸べることが大切になります。
自分で判断する必要はありませんので、虐待かもしれないので心配だと連絡をすることがまずは第一歩かもしれません。
まとめ
自分の行為がネグレクトになるのか不安になったら、ひとりで抱え込まずにまずは周りに相談してみましょう。ネグレクトされているかもしれないと思ったときも、まずは声をかけてみるか児童相談所などに電話してみましょう。人に頼るということも大事なことなのです。
子ども自身が虐待と思ってSOSを出せればよいのですが、気がつかないことも多いです。周りの大人が気がついて親子ともに助けたいですね。