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子どもがベランダから物を投げる!理由と対策、気持ちのそらし方

子どもがベランダから物を投げる!理由と対策、気持ちのそらし方

子どもがベランダから物を投げたとき、下に人がいたらと思うとぞっとしますよね。特に高層階では、小さな物でも当たった人に大けがをさせてしまう恐れがあります。また、子どもが落ちる危険もあります。子どもがベランダから物を投げる心境を把握し、危険な行為をやめられるよう、ご紹介する対策をぜひ試してみてください。

ベランダから物を投げる子どもの心境

純粋に物を投げることが楽しい

大人は気にも留めないことでも、発達途中の子どもには新鮮で楽しいことがたくさんあります。たとえば物をつかめるようになった赤ちゃんは、ガラガラを振る遊びを繰り返しますよね。

1歳くらいの子は、予測して確認する遊びをしているともいわれます。何度もテーブルから食べ物を落とすのもこの頃です。この行為は、いたずらをしてママを困らせてやろうと思っているのではありません。

自分が物を落とすと、予測どおりに床に物がぶつかったり、ママが怒ったりすることを確認して楽しんでいることがあるそうです。

私たちも、水をやっていた植物が予測どおりに芽を出すと嬉しいですよね。ベランダから物を投げる行為をそのままにしてはおけませんが、その気持ちと少し似ているかもしれませんね。

ママの気をひくためにわざと物を投げている

2歳くらいになると自我が出てきて、自分の存在をアピールするためにわざと物を投げる場合があります。そんなときにママが怒ると、子どもは怒られるという反応をママから引き出したくて、もっと物を投げようとします。

ベランダから物を投げようとするのはどんなときでしょうか?ママが一息入れてスマホを見ているときやママ友とおしゃべりしているとき、子どもの機嫌が悪いときなど、いろいろなパターンがあると思います。

もし「自分を見て!」「腹立たしいのをわかって!」とママの気を引きたくて物を投げようとするならば、むやみに怒っても問題に蓋をするだけです。一緒に遊んだり抱きしめたりして、子どもと触れ合う時間を多く取ると、気持ちが落ち着き、投げなくなることがありますよ。

気に入らないものだから捨てたかった

2~3歳くらいの子は、発達の過程で少しの環境の変化でも不安を感じることがあるといわれます。いつもと違うものが気に入らなくて、ベランダから落とす可能性も考えられるのです。

あるママは、子どもにとプレゼントされた新品のぬいぐるみがゴミ箱に捨ててあったのを戻しておきました。すると翌日、2歳の子がベランダからそれを落としたのです。

幸い下に人はいませんでしたが、子どもから話を聞くと、ぬいぐるみが気に入らなかったことがわかりました。ゴミ箱に捨てたのは子どもだったのです。

同じ服を好み、決まった椅子にしか座らない時期だったこともあり、いつもと違ったぬいぐるみが嫌で捨てたものの、戻ってきてしまい、ベランダから捨てたのではないかとママは考えているそうです。

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子どもがベランダから物を投げるときの対策

どうしていけないのか繰り返し説明する

子どもがベランダから物を投げたとき、ママはすぐに下に人がいないかを確認すると思います。その後ママは、ベランダから物を投げてはいけない理由をしっかりと説明することが必要です。

下にいる人に当たったら大けがをすること、もしけがが治らなかったらその人は楽しく遊んだりおいしいものを食べたりできなくなること、パパやママはその人を治すお金を稼ぐために、ずっと働かなければならず、あなたと一緒にいられなくなることなど、子どもにわかりやすく話します。

そのとき、「ママの様子がいつもと違う」と子どもが思えるような真剣な表情と低い声で話すことが大切です。一度でわからずまた投げようとしても、ママは繰り返し真剣に説明することで、子どもはしてはいけないことを理解します。

ママがそばについて投げる前に止める

イライラするとやけ食いするなど、誰でもついしてしまう癖がありますよね。子どもは吸収力があり、大人以上にすぐに癖がつきやすいのです。

機嫌が悪かったりママの気を引きたかったりしたときに、ベランダからではなくても、物を投げるのが癖になっている子もいます。家の中だけで投げるならばまだしも、一度ベランダから物を投げてしまった子からは、ママはなるべく目を離さないようにします。

そして、ベランダに限らず子どもが物を投げそうになったら、抱きしめたり遊びに誘ったりして止められるとよいですね。投げられないことが続けば、ベランダからであってもなくても癖として定着せずにすみます。

投げる前に止めるのと同時に、次にご説明するベランダの窓のロックが重要です。

ひとりでベランダに出ないようロックする

子どもは、昨日できなかったことが今日できるようになることがありますよね。ベランダから物を投げてしまった子は、ふだんから窓を開け、ひとりでベランダに出ていたのではなく、知らぬ間に窓を開けられるようになって出てしまっていた場合が多いと思います。

ベランダに子どもがひとりで出ると、物を投げる心配だけでなく、柵を乗り越え落下する危険があります。最近の窓の鍵にはロック機能がついていますが、鍵と同じ場所にあるので子どもの手が届き、解除されるのは時間の問題です。

ですから、子どもの手が届かない窓の高いところに補助錠をつけると安心です。たとえば防犯グッズの「ワンタッチ・シマリ」という商品は、手軽にロックができ、子どもに開けられないようにするのに適しています。
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