ドライフラワーを素敵に飾ろう!アイデア集や親子でハーバリウム作り
色鮮やかできれいな花は、眺めているだけで元気をもらえますね。部屋にちょっと飾るだけでも彩りが増し生活を豊かにしてくれます。そんな花をインテリアとして気軽に楽しめる方法の一つが「ドライフラワー」です。今回はドライフラワーについて、お部屋の飾りつけやお子さんと一緒に楽しむ方法などを見ていきましょう。
ドライフラワーの飾り方やアイデア集
花瓶に挿すだけで簡単にインテリアになる
よくある飾りつけ方法は「ハンギング(花を紐で束ねて逆さまに吊るす)」ですが、ここでは簡単にドライフラワーを花瓶に挿す方法をおすすめします。
花瓶は花やお部屋の雰囲気に合わせて、こだわったデザインのものを選ぶのも楽しいですね。花瓶がなくても、透明なビンやコップに挿すだけでもかわいいインテリアになります。
ほこりが気になる場合は、密閉できるビンやボトルにドライフラワーをつめて飾ると、見た目もおしゃれでお掃除も楽になりますよ。
バスケットを使ってナチュラルテイストに
また、バスケットでも内側に布がついているデザインのものは見た目がおしゃれというだけでなく、バスケットの編み目にドライフラワーの細かいくずが入り込むのを防いでくれます。
籐でできたバスケット以外では、ワイヤーバスケットを使って飾る方法もよいでしょう。バスケットを天井から吊るしてみたり、壁に掛けてみたりとただ置く以外にも空間をうまく利用した飾りつけができますよ。
フライングリースなら手が届かないので安心
好みのドライフラワーでリースを作ったら、輪の3、4カ所に紐やワイヤーをつけて天井から吊るします。ちょうどシャンデリアのようなイメージとなり、見上げると360°様々な角度から楽しめるようになります。
小さな子どもが家にいると、ドライフラワーを飾ってある花瓶を倒されてしまったり、花をむしられてボロボロにされてしまったりということもありますが、天井から吊るすことで子どもの手に触れることがないというメリットもあります。
花の種類別にドライフラワーを飾ってみよう
色の変化をゆっくり楽しめる「バラ」
バラのドライフラワーで注目したい点は、花びらの色の移り変わりです。ドライフラワーは生花を乾燥させて作るので、水分が抜ける過程で花の色も徐々にトーンを落としながらゆっくりと変化していきます。真っ赤なバラは濃い紫がかかったようなダークな色に、純白のバラは優しい生成り色に…といったように、鮮やかな花びらがアンティークのような素朴な色へ自然に変化していく様子を楽しむことができます。
濃い色のバラと比べると、薄い色のバラは乾燥して色味が落ちるとくすんだベージュへ変色しやすいため、ある程度きれいに花色を保ちたい場合は濃い色のバラがおすすめです。
乾燥しても香りを楽しめる「ラベンダー」
ラベンダーの花は香りだけでなく、もともと花に水分が少ないため初心者にも簡単にドライフラワーが作れるというのも人気の理由の一つになっています。同じラベンダーでもいくつか品種がありますが、香りを楽しむには花弁が肉厚で香りがより強い「イングリッシュラベンダー」がよいでしょう。
おすすめのアレンジ方法は束ねてリースにするほか、花の部分のみを摘み取って瓶に詰めるとおしゃれなフレグランスにもなります。
空間がアンティーク調になる「あじさい」
初夏の訪れを告げるみずみずしい花というイメージが強いあじさいですが、ドライフラワーではその鮮やかな色合いが優しいアンティーク調へ変化します。日本には昔から「枯れあじさい」という言葉もあるように、わびさびをイメージさせる控えめな花はお部屋の空間をどこか懐かしい雰囲気へといざなってくれます。
最近は「秋色あじさい」といい、夏の旬をすぎ自然に落ち着いた色味へ変化したあじさいも人気です。濃いブルーや紫の花びらが淡いグリーンへ変化する品種もあり、ドライフラワーのアンティークな雰囲気にマッチするのでおすすめです。
親子でハーバリウム作りを体験しよう
ハーバリウムとは植物標本のこと
「植物標本」という意味があり、もとは本来の意味どおり研究のために植物を乾燥させ保存していたもののことを指していましたが、最近ではおしゃれなビンにドライフラワーやプリザーブドフラワーと専用のオイルをいれた観賞用のものを指します。透明感がありかわいらしいデザインで、みずみずしい花を長く楽しめるためインテリアアイテムやギフトとして注目されています。
繊細な見た目のため難しそうなイメージのあるハーバリウムですが、材料もすぐにそろうものが多く初心者でも簡単にオリジナルのものが作れます。