2人目のお風呂はどう入れる?コツや気をつけるポイントを紹介
2人目育児が始まると、ママだけでは手が足りないと感じる瞬間が多いですよね。特にお風呂問題に悩まされているママは多く、スムーズに、そして安全にお風呂に入れる方法を探している方もいるでしょう。そこで今回はママだけで子ども2人をお風呂に入れるコツやお役立ちグッズ、気をつけたいポイントなどをご紹介します。
2人目が生まれるとこんなところが大変!
赤ちゃんの首がすわっていない
そのため、ママは両手がふさがってしまうので、赤ちゃんを抱っこしながら上の子も一緒にお風呂に入るのはとても大変なことですよね。
ちなみに、赤ちゃんは毎日のお世話などで色々な動きをくりかえすうちに身体の感覚が刺激され、重力に対応できるよう筋力も発達していきます。そして、やがて首もすわっていくのです。首すわりはだいたい3~4カ月頃にはできるようになるとされていて、発達の早い赤ちゃんでは1~2カ月頃からみられるケースもあります。
上の子の赤ちゃん返り
これは上の子が、ママや周囲の関心が弟(妹)だけに集中していると感じ、寂しい気持ちから起こります。「ワガママいわないで!」と注意するのではなく、上の子の甘えたい気持ちを受け入れてあげることが大切です。
赤ちゃんのお世話でママも大変な時期ですが、無理のない範囲で上の子をかまってあげましょう。そのうちに自然と赤ちゃん返りは治まっていきますよ。
子どもを待たせる場所に悩む
特に下の子がお座りができないうちは、上の子と一緒にお風呂に入るというのはとても難しいことですよね。上の子やママ自身が体を洗っている間は、どうしても下の子を抱っこすることはできません。
子どもはたった数cmの湯張りでも溺れるとされています。つまり、浴槽にお湯を張った状態のお風呂は本当に危険な場所なのです。小さいうちは目を離すことはできません。ですから上の子を湯ぶねで待たせるには細心の注意が必要となります。
また、下の子を脱衣所などに待たせても泣かれると焦ってしまうし…と、とても悩ましいですね。
2人を"別々"にお風呂に入れるコツ
ベビーバスを使ってみよう
上の子が幼稚園などに通っている場合は、日中に下の子と2人きりの時間でお風呂を済ませてしまうと、落ち着いて入れてあげることができます。
ベビーバスは、シンクや洗面所が水浸しになる、お風呂の後に片づけが必要など手間がかかりますが、暖かい部屋で手短にサッと下の子をお風呂に入れられるのは大きなメリットです。ベビーバスを使う場合、一般的には、大人と一緒にお風呂に入れるようになる生後1カ月で卒業というケースが多いですが、上の子とのお風呂が大変な場合は長く使っても問題ありません。
多くのベビーバスは身長60cmくらいまで使用できます。下の子の体格にもよりますが、最大でも生後3~4カ月くらいまでは使えるようですよ。片手で赤ちゃんを支えながらの作業となるので、赤ちゃんが成長するほどママの腰や腕、手首に負担がかかってしまうのはデメリットです。
ベビーバスを卒業したら
とても効率が悪いようにも思えますが、あくまでも「子どもの成長過程における一時的な対応」と割り切って実践しているママも多いようです。
大まかな流れは次のようなイメージになります。
●上の子が幼稚園などで不在の間に下の子と入る
●下の子が寝ている間に大急ぎでママが入る
●下の子の様子を見ながら上の子とこれまた大急ぎで入る
上記の流れでは3回も入ることになるので、ママは大変かもしれません。ですが、上の子、下の子と両方一緒に入るにはまだ自信が持てない…という場合には有効です。場合によっては、ママが自分の髪や身体をしっかり洗うのは、パパが帰宅して子どもたちが就寝したあとに、というパターンもあるようです。
2人を"一緒"にお風呂に入れるコツ
2人目の赤ちゃんを浴室の外で待たせる
上の子やママ自身の体を洗っている間、下の子を浴室の外で待たせる必要がある場合には、脱衣所にハイローチェアなどを用意して、下の子はおむつのみ着用した状態でバスタオルに包んで待っていてもらいます。上の子とママが洗い終わったら、待機していた下の子を迎え入れて洗ってあげる番です。下の子も洗い終わったら、みんなで湯ぶねにつかって温まりましょう。
あがるときは、下の子にまずおむつを履かせて再びバスタオルでくるみます。そして、上の子→下の子→ママの順で着替えるとスムーズですよ。
ちなみに、ママが1人で子どもたちをお風呂に入るときには、事前にお風呂あがりの準備をしておくことがポイントになります。浴室を出たあとに子どもたちをくるむバスタオルやバスローブ、着替え用の肌着や新しいおむつ、スキンケアに使う保湿剤など、先にまとめて準備しておくとお風呂あがりにバタバタと慌てることがありません。
2人目の赤ちゃんを浴室の中で待たせる
お座りができるようになる前でも、スイマーバ(浮き輪型のスポーツ知育用具)を使用して下の子には湯ぶねで待っていてもらうというママもいますが、転覆事故などの恐れもあるので使用には十分な注意が必要です。体格が小さく浮き輪の上にあごが乗らないうちは使用を避けた方がよいでしょう。
浴室で待たせるときには、お風呂マットやバスチェアなどに座らせておく方法がスタンダードなやり方のようです。体が冷えないように、ときどきかけ湯をしてあげるとよいですね。
下の子がつかまり立ちをするようになったら、そのまま立たせた状態で待たせているというママもいますよ。立たせておく場合は、滑って転倒してしまわないようにしっかりと気を付けてあげてください。
下の子に浴室で待っていてもらえると、子どもたちの様子が一目で見られるのでママも助かりますね。