ワンオペ育児でも夫婦生活を良好に!負担軽減や夫婦の会話の大切さ
パパとママのどちらか一方が子どもの育児や家事に追われる状態を指す「ワンオペ育児」という言葉ですが、最近耳にすることが増えてきましたね。ワンオペ育児はときに心身ともに大きな負担がかかります。今回はそんなワンオペ育児の実情や負担軽減のコツをまとめてみました。
ひとりで育児を行うワンオペ育児
単身赴任でなくてもパパが忙しくて不在がち
一方パパは、ママに育児と家事をしてもらうことで仕事に集中することができます。仕事上の都合で単身赴任をしなくてはいけないこともあるでしょうし、帰宅時間が遅くなり不在がちになることも多々あると思います。
仕事が忙しくなればなるほど、ママに対するワンオペ育児の負担は増えるばかりです。しかし、仕事だから仕方ないというのが現実問題です。
いざというときに頼れる家族が近くにいない
しかし、両親が近くに住んでいなかったり、高齢のためお願いしにくいという理由で、いざというときに頼れる家族がいない場合には、ママがワンオペ育児をするしかない状況に追い込まれてしまいます。パパが自宅にいるにも関わらず、育児や家事に対して協力を得られない場合も同様です。
わずかな自分の時間を持つことすら困難な状況は、本当につらくて逃げ出したい気持ちにさせてしまうことがあるかもしれません。
そばにいても不安や孤独が伝わらない
確かに、ワンオペ育児の大変さは、やっている当事者でしか理解できない部分も多く、毎日がどれだけ大変なのか、実際自分で体験してみないことには知りえないこともあるでしょう。また、家庭内という閉ざされた空間の中での生活ということもあり、自分のやり方次第で力のかけ方が変えられることもあり、事態を軽く考えられがちになってしまいます。
少しでもママのつらさを軽減するためには
家事は完璧でなくても大丈夫という気持ちで
家事には、掃除、洗濯、炊事など色々すべきことがあります。しかし、どれも完璧にする必要はありません。毎日掃除をしなくてもすぐに体調を崩すことはありませんし、洗濯も着る服に困らない程度で十分です。
炊事では、子どもの口に入るものなので一生懸命になりがちですが、たまには手抜き料理をしたりお惣菜に頼るのもよいのではないでしょうか。まずは気持ちの余裕をもつことを優先しましょう。
公共サービスを利用して時間的余裕をもとう
そんなときには、公共サービスを利用して、時間的余裕をもつようにしてみましょう。公共サービスの一例として身近なのが「ファミリーサポート」、いわゆるファミサポです。
子どもと接することが好き、育児に協力したいといったサポーターが育児に関するお手伝いをしてくれるサービスです。子どもを預かるのみでなく、保育園、幼稚園の送迎など様々な手助けをしてくれますよ。
公共サービスを賢く利用して、時間と心に余裕を持てるようにしましょう。
できるところからパパに参加してもらおう
ワンオペ育児はこういう状態なのだと理解してもらうためには、育児や家事に参加してもらうこと、これが一番の近道です。どんな簡単なことでもよいので、できるところからパパに参加してもらいましょう。
パパが参加しやすいものとしては、子どもの食事介助やおむつ交換、お風呂や寝かしつけなどでしょうか。遊び相手をしてもらうのもママとは違った刺激があり子どもも喜んでくれそうですね。
食事介助やお風呂、寝かしつけなどは数年間続くことになりますので、少しずつ協力してもらえるだけでも負担がグッと減りますよ。
ワンオペ育児でも夫婦が仲良くいるためには
育児について夫婦で話し合いを
ワンオペ育児でも夫婦が仲良くいるためには、育児について夫婦でしっかりと話し合いをすることが大切です。自分が育児に対してどのような思いを抱いているのか、話し合いをすることで、初めてお互いの育児への考えかたを知ることができるようになります。
また、ああして欲しい、こうして欲しいといった気持ちも、お互い遠慮せずに伝えられるとよいですね。