父子家庭で保育園に入るためには?保育園の手続きや準備について
保育園の入園には、さまざまな条件があります。また、申し込み時期に間に合うように手続きをしたり、入園グッズを準備したりする必要もあります。父子家庭で保育園に入園させたい場合、どのような手続きが必要なのか、準備品についても理解を深め、時間にゆとりを持って入園を迎えるようにしましょう。
保育園に入るための条件を知ろう
入園する条件はパパが勤務していること
父子家庭・母子家庭などのひとり親家庭では、比較的優先的に保育園を利用することができます。父親が仕事をしていること、ひとり親家庭であることの証明が必要になってくるので、事前に準備しておくと安心です。
勤務の条件は居宅外就労だけでなく、居宅内就労でも条件を満たすケースもあります。また、パートなどの場合は、勤務時間によっては認められないケースもあるので、自治体にきちんと確認するようにしましょう。
保育園の料金や計算方法について
保育料は、各世帯の住民税(区市町村民税)の所得割額や所得税によって算出されます。年に2回(4~8月分、9~3月分)行われ、収入に見合った保育料を支払うことになります。
無認可保育園では、世帯収入に関わらず保育料は一律なので、施設によって価格が大きく異なります。許可保育園と比較すると割高になる施設もあるので、事前に料金設定を細かく調べておくと安心です。
また、自治体によっては補助金が出る場合もあるので、合わせて確認するとよいでしょう。
保育園入園には入園申し込みが必要
新年度の4月から入園を希望する場合は、前年度の秋頃に一斉申し込みを受け付けるのが一般的です。不承諾通知が届いた場合には、子どもの預け先を確保するよう新たな行動に出る必要があります。
それには、認可保育園の二次募集(一次募集で定員に満たなかったケース)に応募する、無認可保育園へ応募するといったことがあげられます。ただし、不承諾通知が届いた保育園でも入園申し込みは保留状態なので、空きが出次第、自動的に選考の対象になることも考慮しておく必要があります。
保育園に入るときの手続き方法とは
子どもが入る保育園の申込時期について
保育園への入園時期は、新年度の最初と、年度途中の二つのケースがあります。新年度から入園を希望する場合は、前年度の10~11月頃から12月~翌年の1月頃まで受付期間が設けられています。
期間を過ぎてしまうと入園申し込みができなくなるので注意が必要です。また、途中入園を希望する場合は、前月の特定の日までに申し込むことが必要なので、施設に問い合わせてきちんと確認することが大切です。
2月や3月からの途中入園は受け付けていない施設もあるので、合わせてチェックしておくと安心ですよ。
認可保育園と無認可保育園の違い
国が認可する基準には色々な事柄が定められており、施設設備、保育士の人数、保育室や屋外遊技場の広さ、保育時間などがあげられます。これらの基準を満たしている施設が認可保育園となります。
ほかにも、入園料の有無や保育料、入園のための手続きなどが異なり、認可保育園のほうがひとり親家庭が優遇される、産休育休の延長が可能になるなどの点で、人気を集めています。
認可保育園では親の就労などが条件にあげられる一方、無認可保育園では親の就労に関わらず預けられる点でも大きく異なるため、自分の生活スタイルに合った保育園を探すようにしましょう。
入園申込書と家族の就労証明書が必要
提出書類の中でも重要なのが、就労証明書になります。こちらは勤務先に発行してもらうようにしましょう。また、保育料に関わってくる源泉徴収票も必要です。
それ以外の書類に関しては、希望する保育園や自治体によって異なることもあるので、きちんと確認するようにしましょう。そして、証明書の発行や申請した書類が手元に届くまで時間がかかることもあるので、早めの準備をするよう心がけることが大切です。
子どもの保育園生活のためにパパがすること
子どもの持ち物にはすべて記名する
油性ペンなどで記名する方法もありますが、名前シールや名前スタンプなどを活用する方法もあります。シールやスタンプなどは、洗濯などを繰り返しても落ちない性質があるので、とても便利なアイテムとして人気を集めています。
年齢の小さな子どもの場合、必要なおむつの量も相当なものになります。おむつ1枚1枚に名前を書く必要がありますが、1日に8~10枚程度は毎日持たせると念頭に置いて準備するとよいでしょう。
子どもの持ち物に名前を書く際は、大きく見やすいように書くことを心がけましょう。