3歳児のコミュニケーションの遅れが心配!ママにできる促し方とは
3歳になればママや友だちとのコミュニケーションが上手にできるようになってきます。周りの子どもたちがコミュニケーションを取り始めているのに、子どもが思いを伝えられなかったり、話すことが遅かったりしたら心配ですよね。そのようなときに、コミュニケーションを促せるような方法をご紹介します。
3歳児のコミュニケーションの特徴について
「あれは何?」と質問攻めをする時期
好奇心も旺盛になりますから、ママに「どうして空は青いの?」「あそこにあるものは何?」などと色々なことを質問してくるかもしれません。このようなときはママも一緒に考えながら、一緒に解決するように関わってみましょう。
「知らないわよ」と怒ったり、「それはね」と一方的に説明するのはやめたほうがよいですね。子どもがママに話しかけなくなったり、自分で考えようとしなくなったりしたら大変です。3歳児という好奇心旺盛な時期のコミュニケーションのきっかけを活かして関わりましょう。
お友だちとの関わり方が上手になってくる
自分が遊んでいるおもちゃを貸してと言われたら貸すことができ、ブランコがしたくてもお友だちがいたら、順番を守って遊ぶこともできるようになるということですね。ときには喧嘩をすることもあるでしょうが、仲直りもできるようになり、お友だちとの関わりが上手になってくるころです。
ごっこ遊びもするようになりますから、遊びの中でコミュニケーションを取ることも増えるでしょう。3歳児は遊びを通してコミュニケーションを学んでいる時期といえますね。
イヤイヤ期や反抗期でママに反発することも
3歳児の中にはイヤイヤ期がおさまり、反抗期に入っている子もいるかもしれません。話す言葉が増えていても、とっさに自分の気持ちを表現するのは難しいですから、癇癪をおこしてママに反発することもあるでしょう。
ママの言うことを理解した上で反抗的なことを言うことや、あえて汚い言葉を使うこともありますね。ママに言われた言葉を理解した上で、自分の思いを伝えることもできるようになり、成長している証ともいえるコミュニケーションの取り方が見られるかもしれません。
コミュニケーション能力の遅れの原因は?
聴覚障害や発達障害の可能性がある
全体的な発達のスピードがゆっくりで、なかなか言葉が出ない場合もありますが、聴覚障害や発達障害の可能性もあり、その兆しとして話すことが遅れることがあります。
言葉が出ないことだけで聴覚障害や発達障害の有無を判断することはできませんので、その後の経過を見守ることが大切です。聴覚障害は検査でわかることもありますし、発達障害もあくまでも可能性ですから心配しすぎないようにしてくださいね。
テレビやスマホの見過ぎの場合も
ある研究によると、生後6カ月~2歳の子どもがスマホやタブレットなどで遊ぶ時間が長いほど、言葉の発達が遅れる可能性が大きくなると発表しています。
日頃の生活を振り返ってみてテレビやスマホを長時間見せているようであれば、できるだけ見せないようにして、子どもが体を使って遊ぶことや、お友だちやママと遊ぶことを増やしてみるとよいですね。子どものコミュニケーションの取り方にも変化が現れるかもしれませんよ。
発達で心配なことは専門機関に相談を
子どもの発達で心配なことがあったら、自分で情報収集をしたり、ママ友に相談したりなどと色々な対処方法があります。早めに専門機関に相談することも大切な解決方法の一つですね。
「こんなこと相談したら笑われるかな」などと考えずに、まずは相談をしてみることが重要です。子どもの成長が平均的な発達よりもかなり遅れているようであれば、迷わずに専門機関に相談をしてみましょう。
専門家にみてもらって、何もなければ安心なわけですから、まずはママひとりで抱え込まずに、子どもの様子を聞いてもらうだけもママの心が軽くなるかもしれませんよ。
3歳児のコミュニケーションを促すコツ
毎日の挨拶を大切にする
もし、子どもが挨拶を返してこなくても、怒ってはいけませんよ。ママが挨拶をすることを継続していれば、そのうち子どもも挨拶してくれるようになるでしょう。
子どもが挨拶を返してくれたら「挨拶してくれるとママうれしいわ」や「きちんと挨拶できてえらいね」と褒めてみるのです。子どももうれしくなって、さらに挨拶をしてくれるようになるでしょう。ママが子どもに「こうなってほしい」と思う姿を、ママが実際に子どもにやって見せることが大切なのです。