保育でふれあい遊びをしよう!年齢別の遊びや楽しむためのポイント
ふれあい遊びには様々な保育効果が期待できます。ママやパパもぜひ子どもと楽しんでください。今回は保育の現場でも実践されているふれあい遊びについてお伝えします。子どもにどんなよい効果があるのかを知り、年齢別おすすめの遊び方や注意したいポイントを踏まえて楽しく遊びましょう。
ふれあい遊びを取り入れる保育の効果は
スキンシップで距離を縮めて信頼関係を築く
スキンシップは大切です。例えばママと子どもの肌がふれあうことで体内から愛情ホルモンであるオキシトシンが分泌され、信頼感や安心感を感じることができるのです。また幸せホルモンのエンドルフィンも分泌されて、幸福感も感じられます。
こうしたホルモンは年齢が低いほどよく分泌されます。赤ちゃんのうちからふれあい遊びが推奨されるのはこのためです。
ホルモンの影響だけでなく、子どもはママと楽しくふれあい遊びをすることで「ママは自分の楽しいことを理解してくれている」と安心感を覚えます。親子関係が親密になり、信頼関係が築かれていくのです。
共感力や好奇心を育てる
共感力向上にはスキンシップも大切です。スキンシップにより分泌されるオキシトシンは子どもの共感力を高め、それにより相手の気持ちを汲み取れるようになるといわれています。
さらにスキンシップをすることで子どもの心は安定しやすくなり、人との関係を大切にできるようになったり、色々なことに挑戦したりする気持ちが持てるようになります。また子どもの肌にふれて刺激を与えることで脳が活性化し、好奇心を高める働きもします。
リズム感や運動能力を育てる
リズム遊びは、体の一部よりも全身を使ったほうがより子どものリズム感や運動能力を育てることができます。全身をしっかり使って遊びましょう。
保育園や幼稚園でも全身を使ったリズム遊びはよく行われます。集団であれば複数のお友だちと遊ぶ楽しさを学ぶこともできます。
リズム遊びを含め、ふれあい遊びを継続するためには子どもが「楽しい」と感じることが大切です。子どもはママやパパが大好きなので、遊ぶときには親も笑顔で楽しんでくださいね。
保育園などで行っているふれあい遊びを紹介
0~1歳はマッサージでママもリラックス
まず0~1歳児の子どもによく行われるのが、ベビーマッサージです。このマッサージでは子どもの肌とふれあうことでお互いにリラックス効果を得ることができますよ。
ベビーマッサージのやり方の一つをご紹介します。
1.赤ちゃんの足をママの両手で包んでゆっくりさする
2.足首から足のつけ根へ向けてゆっくりと上がっていく
3.お腹をさする
4.お腹から肩を通って手に向かってゆっくりさすっていく
5.最後にほっぺをやさしくなでる
胸の辺りから始めるマッサージもあります。色々試して子どもに合ったマッサージを行ってください。
1~3歳は手遊びやボールを使った遊び
保育の現場で、この年代の子どもによく行われているのが手遊びです。「げんこつ山のたぬきさん」「むすんでひらいて」などはシンプルで覚えやすく、小さな子どもが遊ぶのにぴったりです。手をつないだりタッチしたりと、ふれあいながら遊びます。
またボールの使い方が上手になってくるため、ボール遊びもよく行われます。ボール遊びの特徴は遊ぶ相手がいることです。先生やお友だちとボールを投げたり蹴ったりして遊ぶことで、運動能力の向上だけでなく、コミュニケーション能力を高めることが期待できます。
3~6歳は体操やダンスなど体を動かす遊び
また子どもが元気に体を動かすことはストレスを発散させる効果もあります。大好きな先生やお友だちと楽しんでダンスをすることで、はりきってより大きく体を動かすかもしれませんね。
体操やダンスは音楽にのせて楽しむので、音楽選びも大切です。保育園や幼稚園では「エビカニクス」でおなじみ「ケロポンズ」のように子どもに人気のアーティストが歌っている曲や、子どもに人気のあるアニメの曲などがよく使われているようです。