クラシックコンサートへ家族で行こう!情報チェックと守りたいマナー
家族でクラシックコンサートに行きたいけれど、未就学児を連れては無理だと思うパパやママも多いですよね。そんなことはありません。ここでは子連れでクラシックコンサートを楽しみたいママに耳寄りな情報をご紹介します。また生演奏がもたらすよい効果や、コンサートへ行くときの注意点などもあわせてご覧ください。
音楽に触れさせたいパパママは増えている
生演奏の魅力を子どもに知ってほしい
実は生演奏を聴くとき、私たちは自然に五感で音楽を感じているのです。五感とは人が感じる感覚の「視・聴・嗅(きゅう)・味・触」の五つの感覚のことをいいます。
生演奏を聴くとき、まず演奏者の表情や着ている衣装などを見ますよね。また、会場内の匂いや座席、パンフレットの手触りや、コンサート前後に食事をすれば、そのときの味も印象に残ります。
そして会場に響く楽器の音色に、五感をフル活用して鑑賞するため、脳の活動も活発になります。これらは日常生活ではなかなか体感できないので、ぜひ子どもにも素敵な臨場感を体感させたいですよね。
クラシックは情操教育にもおすすめ
社会生活を送るうえで、守るべき行為の意識づけや価値観などを養うことも目的とした教育で、多面的な観点から子どもを幸せにするために情操教育は必要とされているのです。
音楽を聴くことで右脳が鍛えられます。右脳は感性や直感などを司るので、音楽を聴くことは感受性を養うトレーニングにもなります。
またリトミック教育などの、赤ちゃんのうちから音楽に触れる音楽教育やピアノなどは「美的情操」を育みます。美的情操とは美しいクラシックの音色を聴いたり、絵を見たりしたときに「きれいだな」と感じられる力のことです。
家族で非日常体験ができる
あとで詳しくご紹介しますが、最近では親子向けコンサートも増えていますし、気軽に行ってみるとよいですよ。
せっかくなので、気分を高めるためにいつもよりオシャレをしたり、コンサートが終わったあとは、素敵なレストランで食事をしたりするなど、楽しみをつくるとよいかもしれません。
また、クラシックには睡眠の質を高める効果があるといわれています。コンサート中、ついウトウトしてしまってもリラックスしている証拠なので、普段忙しく過ごしているパパやママのストレス解消にもなることでしょう。
子連れで行けるコンサートは実際にあるの?
基本的に未就学児はNGがほとんど
あるママは、低学年の子どもと未就学児の子どもを連れて好きなアニメ映画に出かけたそうです。映画は2時間弱でしたが、途中で話しかけてきたり足をぶらぶらさせて座席にぶつけてしまったりと、集中していられなかったと言っていました。
また子どもがぐずってしまった場合、演奏中に外へでるのは、ほかの観客の迷惑になってしまいます。子どもが就学している場合でも「未就学児は入場できません」とあれば、低学年の子どもは避けた方がよいかもしれませんね。
実は増えているファミリーコンサート
親子向けのコンサートであれば、子どもが少しくらい泣いたり騒いだりしても演奏者の方も想定内なので、問題ありません。
演奏時間を短めに設定していたり、途中で子どもが飽きないような工夫がしてあったりするので、家族で楽しめることでしょう。
赤ちゃんを連れてベビーカーで行きたいママも、ベビーカーごと入場できることもあるので事前に確認しておくとよいですよ。
全国にあるローソンのローソンチケットでは、小さい子どもと一緒に行けるクラシックコンサートやミュージカルのチケットが購入できておすすめです。
公共の施設や自治体などの情報もチェック
とくに小学生のブラスバンドなどは、少し年上のお兄さんお姉さんが一生懸命立派な演奏をする姿に、子どもも感動するのではないでしょうか。
また音楽教室の発表会などにも入場できることがあるので、鑑賞をきっかけに音楽を習いたいと思う子どももいるかもしれませんね。
幼児OKなコンサートの探し方は、区役所のチラシやポスターをチェックしてみるとよいですよ。また会場の公演カレンダーなどをホームページで確認してみましょう。
クラシックコンサートに行くときの注意点
どんな服装で行けばよいか
しかし、家の中で着るようなTシャツに短パンなどといったラフすぎる格好や、華やかすぎるドレスなどは避けたほうがよいでしょう。
服装選びのポイントは「カジュアルすぎず少しオシャレなフォーマル」を心がけるとよいですよ。パパはカジュアルなスーツ、ママは短すぎるスカートやパンツは避け、座ったときに膝が隠れるくらいのスカートやワンピースに、カーディガンやジャケットを合わせるとよいでしょう。
また座って鑑賞するので、子どもの服はウエスト周りがきつくない物で、少しオシャレな服を選ぶとよいですよ。