ママの生理期間はつらい時期!痛みや不調があっても育児をこなす
産後に生理が再開して「なんだか以前より生理痛がひどい」と感じているママもいるでしょう。お腹が痛くても子育ては休めませんから、イライラして育児が思うようにできず落ち込むことも。妊娠前とは違った苦労がありますよね。ここでは産後に生理痛が悪化する原因を知り、子育てするママの生理対策を考えてみます。
目次
- 産後の生理は産前よりきつくなりやすい
- 産後は骨盤がゆがんで生理痛悪化の原因に
- 慣れない育児ストレスもだるさの要因
- ホルモンバランスの乱れが生理にも影響
- 生理中のママが大変だと思うときは?
- 生理中に子どもをお風呂に入れるとき
- 生理中はイライラで子どもに当たってしまう
- 体がしんどくて家事が進まない
- 生理中のだるさや痛みを和らげる方法
- 食べ物で痛みが緩和できることも
- 生理中こそゆっくりお風呂で体を温める
- 簡単ストレッチで骨盤を正しい位置に
- 生理がつらすぎるときに考えられる病気
- 出血がひどい場合は子宮内膜賞の疑いも
- 我慢できないほどの痛みは月経困難症?
- おかしいなと思ったら婦人科へ診療を
- 生理と上手に付き合って育児をこなす
- 生理のことやしてほしいことは家族に伝える
- 一時だけと割り切って手を抜くことも
- ストレスは大敵!上手に発散することも大切
- まとめ
産後の生理は産前よりきつくなりやすい
産後は骨盤がゆがんで生理痛悪化の原因に
骨盤は体の上部と下部の中心に位置していて、上部は脊柱をとおして脳を支え、下部は身体を支えています。さらに内臓の受け皿のような働きもしています。体の中で多くの役割を担っているということがわかりますね。
その骨盤が出産で大きく開いたのですから体調が変わるのもわかりますね。骨盤がゆがんで内臓をうまく支えられないと下の方にある子宮は圧迫され、血流も悪くなり、生理痛も悪化すると考えられています。
慣れない育児ストレスもだるさの要因
しかも育児初心者の場合は、ずっと泣き続ける赤ちゃんや、母乳を思うように飲んでくれない赤ちゃんを前に、どうすればよいのかわからず悩んでしまうことも多いです。不安を感じ、思いどおりにならない育児にストレスがたまります。
このような状況でさらに自分が生理になると体も心も疲れ切ってしまいます。ストレスは自律神経を乱し、それが生理中のだるさの要因になることもあります。
ホルモンバランスの乱れが生理にも影響
しかし、バランスが崩れ分泌される量が増えると痛みを強く感じ、生理痛がひどくなるのです。生理痛の強い女性から排出された経血の中に、より多くのプロスタグランジンが含まれていたと報告もされています。
プロスタグランジンだけでなく、産後のママの体の中では、いつもどおりのホルモンバランスがとれずにいます。体を外から見ただけではわからないので見過ごしがちですが、ママの健康に大きく影響するので気をつけたいですね。
生理中のママが大変だと思うときは?
生理中に子どもをお風呂に入れるとき
お風呂に入る方法として先輩ママがおすすめするのは、タンポンを使うことです。普段は抵抗があって使わないママでもお風呂のときだけ使うのはどうでしょうか。血が流れにくくなっているので、立ったり座ったり、いつもと同じように入浴できますよ。
ママが無理しなくても、生理のときはパパにお風呂をお願いしたり、子どもが1歳くらいになって自分の足で立てるなら、ママは裸にならず子どもだけシャワーしたりすることもできます。体がそれほど汚れていないなら、一日くらい「今日はお風呂なし」にしてもかまわないですよね。
生理中はイライラで子どもに当たってしまう
しかし、子どもにとってはママはママです。普段どおり接しているのにママがイライラし出したら、悲しくなるでしょう。そうならないように、ママは子どもに当たりそうになったらその場を離れてみます。イライラしている自分を見せないように「トイレに入ってしばらく心を落ち着けた」というママもいますよ。
もし子どもに当たってしまったときは、「ごめんね。ママが言い過ぎた」と謝ったり、いつもより多めにギュッと抱きしめたりして、ママの素直な気持ちを伝えてみてください。きっと子どももわかってくれますよ。
体がしんどくて家事が進まない
「月経前症候群(PMS)」をご存じですか?月経前、人によっては3~10日の間、鬱に似たような症状が、精神的あるいは身体的に出ます。鬱と違うのは、生理が始まると症状が軽くなったり、治ったりする点です。
原因は女性ホルモンの変動にあるといわれていますが、まだはっきりしたことはわかっていません。ホルモンの分泌はストレスの影響も受けますので、精神的ダメージやさまざまな要因が重なって起こると考えられます。
「家事のできない自分が嫌になる」など、ママひとりで悩んでいるケースが多いです。周りの人が気づいて助けてあげることが必要ですね。
生理中のだるさや痛みを和らげる方法
食べ物で痛みが緩和できることも
・グレープフルーツ
グレープフルーツに入っているクエン酸は血流をよくし、むくみを解消する効果があります。生理痛や生理中のだるさを緩和してくれますよ。
・魚
魚に含まれるオメガ3は、生理痛を緩和する効果があるといわれています。オメガ3が豊富な魚は、イワシやマグロ、ブリなどの青魚です。
・大豆製品
大豆に含まれているイソフラボンも生理痛を和らげる効果が期待できます。豆乳や豆腐、納豆や味噌を食事に取り入れてみましょう。
・ハーブティー
生理痛に効くハーブもあります。カモミールは筋肉をリラックスさせるので、生理痛を和らげてくれるでしょう。