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ママの生理期間はつらい時期!痛みや不調があっても育児をこなす

ママの生理期間はつらい時期!痛みや不調があっても育児をこなす

生理中こそゆっくりお風呂で体を温める

生理痛の原因である血行の滞りを解消するには、温かいお風呂もおすすめです。お湯につかって体が芯から温まれば血行がよくなり、生理痛も和らぐでしょう。

温かいお湯につかると体だけでなく、心もホッコリ温まる気がします。お湯につかることで自律神経の副交感神経が優位になるため、リラックスしやすくなりますよ。

お湯の温度は38~40度のぬるめにするのがポイントです。熱すぎるお湯は逆に交感神経を優位にしてしまいますので注意してくださいね。

「生理中は湯船を汚すから」と遠慮しているママも、生理中だからこそ湯船につかってください。汚れが心配なら最後に入ればよいですし、ゆったりした気持ちで楽しむことが生理痛を和らげてくれるでしょう。

簡単ストレッチで骨盤を正しい位置に

骨盤を正しい位置にもどすためのストレッチをご紹介します。骨盤周りの筋肉もほぐれ、滞っている血の流れもよくなるので試してみてくださいね。

おすすめのストレッチは骨盤回しです。両足を肩幅に開いて立ち、両腕を腰に当てて腰を輪を描くように回します。姿勢をよくして、腰だけをゆっくりと回すのがコツです。右回し、左回し、両方しましょう。

椅子に座ったままできるストレッチもあります。最初は背筋をピンと伸ばし、骨盤を立てた状態で椅子に浅く座ります。次に背中を丸め、骨盤が斜めになるくらいお尻の方まで曲げていきます。曲げながら息を吐くのがコツですよ。

ストレッチポールを使用した骨盤体操もありますよ。意外とさまざまな簡単ストレッチがありますので、調べてみてくださいね。

生理がつらすぎるときに考えられる病気

出血がひどい場合は子宮内膜賞の疑いも

「産後は生理痛がひどくなることがある」といっても、あまりにも出血が多かったり痛みがひどかったりする場合は病気も考えられます。

女性が子宮の病気にかかることは珍しくなく、その代表的な病気が子宮内膜症と子宮筋腫です。子宮内膜症は子宮以外の場所に子宮内膜が増殖する病気で、子宮筋腫は子宮内にこぶができる病気です。以前は年齢の高い女性に見られる病気だったのですが、今は若い女性にも増えてきました。

どちらも生理中の出血量が多く、ひどい痛みを感じることがあります。貧血や吐き気を感じる人もいるようです。産前と比べて明らかに出血量が多い、がまんできない痛みに襲われる場合はこれらの病気を疑ってみることも必要ですね。

我慢できないほどの痛みは月経困難症?

ひどい生理痛に悩まされている人は「月経困難症」かもしれません。月経困難症は前述した痛みを引き起こす物質プロスタグランジンが関係する病気で、月経困難症の人の中にはプロスタグランジンが通常より多量に分泌されている人もいます。

痛みの感じ方には個人差があり、同じ痛みでもがまんできる人とできない人がいます。痛みは計れないですし、どれくらい痛いなら月経困難症だという決まりはありません。ママの判断で受診することになります。

「これくらいの痛みで受診してもよいのだろうか」と気兼ねするママもいるかと思いますが、「生理痛に耐えられず痛み止めを何錠も飲まなくてはいけない」「痛すぎて寝込んでしまう」という人は、遠慮なく医師に相談してください。

おかしいなと思ったら婦人科へ診療を

ひどい生理痛や多量の出血があっても、「生理はこんなもの」と思ってしまい、見過ごす場合もあります。個人では判断が難しいので、チェックリストで病気の恐れがないか見てみましょう。

・通常生活に支障がでるほど痛い
・痛み止めが効かない
・生理痛が以前よりひどくなっている
・出血が増えている
・血の塊が出た
・生理期間が2日しかない、または10日以上続く
・生理以外の日に出血する
・排尿、排便時に腹部に激痛を感じる

一つでも当てはまるなら、医師に相談してみてくださいね。

早く発見すれば手術しなくても薬で治せる病気もあります。放置すると症状が悪化し、治療に時間かかかる場合もあります。痛みをがまんせず、早めに診察を受けましょうね。

生理と上手に付き合って育児をこなす

生理のことやしてほしいことは家族に伝える

生理でつらいときは、思い切って家族にそのことを話してみましょう。子どもが話せるくらい成長しているなら、「今日ママお腹痛いの。お着替えひとりでできるかな?」といえば、ママのお腹を心配しながらひとりでがんばってお着替えしてくれるかもしれません。

パパにも仕事帰りに買い物をお願いしたり、帰宅を早めて子どもの面倒を見てもらったりして、助けてもらいましょう。もしそれが無理でも、ママが大変だということをわかってもらうだけで気持ちは楽になるので、ひとりで苦しまずにパパに話してみましょうね。

ママの笑顔は家族を明るくします。「仕事を押しつけて申し訳ない」と思うより、「助けてくれてありがとう」と笑顔を見せれば、きっと子どももパパも嬉しく思ってくれますよ。

一時だけと割り切って手を抜くことも

生理でつらいのは一時だけです。割り切って手を抜いてもよいですよね。簡単レシピを試したり、危ないものや匂いのするものだけとりあえず片付けたりしてみましょう。セーブしてもかまわない家事は意外と多いですよ。

こういうときだからこそ普段はしていないことをしてみるのはどうでしょう。たとえばデリバリーで夕食をとってみたり、インスタント食品を活用したりなどです。普段と違う食事にテンションが上がる子もいますよ。

いつもなら子どもがテレビに夢中になっている間に急いで家事をこなしているママには、家事を休んで子どもとテレビを見ることをおすすめします。子どもがテレビに夢中になる理由を知るチャンスですし、子どもはママといっしょにテレビを見られてきっと喜びますよ。

ストレスは大敵!上手に発散することも大切

イライラしたくなくても家事と育児と生理が重なるとイライラするものです。大切なのはイライラをどう発散させるかでしょう。

「子どもと少し離れたい」なら、子どもが遊びに夢中になっている間、ママひとり隣の部屋にこもってお茶を飲んでみましょう。おじいちゃんとおばあちゃんに子どもを預けたり、一時保育を利用することもできますね。

「友だちと会いたいけど外出は大変」なら、友だちを家に招いてみましょう。子どもを遊ばせながら、ときには友だちが子どもの面倒を見てくれて、おしゃべりできるでしょう。

ストレスはためないように定期的に息抜きしましょう。「毎週〇曜日はストレス発散のために〇〇をする」と決めておけば、その日を楽しみにしながら過ごせますね。
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