人生設計の考え方とは?将来を予測することで慌てない家計管理を
結婚や出産を経て家族が増えると自分のライフスタイルも変化していきますよね。人生設計について考えてみたいけどよくわからない、と不安に思っているママはいませんか?そこで今回は、人生設計の考え方やライフプランの立て方や家計管理についてご紹介していきます。
現状と参考例で人生設計の考え方を知ろう
現在の自分の状況を書き出してみよう
具体的には「年齢」「仕事」「結婚」「子どもの有無や人数」「住居は持ち家か賃貸か社宅か」「年収」「休日の過ごし方」「趣味」などについてです。これ以外にも「体重」「友だちの数」「貯金額」など、自分が必要だと思う項目を足してもよいでしょう。
わざわざ書き出す必要があるかな?と思うママもいるかもしれません。しかし書き出してみることで、改めて自分のことを客観的に捉えることができるのではないでしょうか。
30代や40代のライフプランを見てみよう
40代になると収入はさらに上がりますが、家の購入や子どもの教育資金の増加で経済的なゆとりはあまり感じられない時期といえるでしょう。子どもの大学進学の資金に加えて自分たちの老後資金も考えなければならない時期でもあります。
このように年代によってもライフプランは変わってきます。特に子どものいる家庭では、その人数や進学先など将来にかかる資金も見据えて計画的に考えていく必要があるのではないでしょうか。
ライフイベントの比較例を見てみよう
ご存知のとおり、現代の日本の子育て世帯は、出産費用や児童手当などの補助費用を国から受け取ることができます。
例えば、出産費用はほぼ公的保障制度でまかない、児童手当も全額貯金していたA家庭。一方、出産費用や育児グッズに出費がかさんでしまった、児童手当は使途不明のまま半分しか貯金できなかったB家庭。
この二つを比較してみると、最終的にA家庭の貯金額はB家庭の約5倍の額にまでなるのだそうです。
ライフイベントの中でも大きなウエイトを占め長期に渡る子育て期間だからこそ、日々の積み重ねが大切になってくるといえます。
将来のためのライフプランを立てよう
5年後の自分の将来を書き出そう
小さな子どもをもつママは、5年後といえば子どもが幼稚園に入園している時期ですね。仕事をしているママはその頃どのような働き方をしているのか、子どもは幼稚園に通っているのか、それとも保育園なのかなど具体的に想像してみましょう。
子どもの人数や進級先、ママの働き方一つをとってみても、さまざまな選択や家庭環境の変化がみられますよね。そんなとき自分はどうなっていたいか、どうするのが家族にとってよいのかをよく考えてみてください。
10年後の自分の将来を書き出そう
また、まとまった時間ができるので資格をとったり、趣味の時間に充てたりと自由度も高くなってきます。そんなとき、自分が家族とどのように暮らしていきたいのかを今から考えておくとよいのではないでしょうか。
かなり先の未来だからこそ、余裕をもってそのために必要な情報を今から集めることもできますし、経費も少しずつ準備しておくことができます。さらに、家庭環境から1日のタイムスケジュールを考えておくことも可能ですね。
将来のプランは変わっても大丈夫
仕事を始めるつもりがよい条件の仕事が見つからなかったり、保育園に入れたかったけど入れられなかったりなど、プランどおりにいかないことも十分あり得るからです。
また、家計のためにフルタイムで働こうと思っていたけど、もっと子どもと一緒にいられるように負担の少ないパートで働こうなど、考えが変わる場合もあるでしょう。
将来のプランを前もって立てておくのは、目指す方向を決めてそれに備えておくためです。そのため、目指す方向が変わってもその目的地さえしっかりしていれば、迷うことなく日々過ごしていけるはずですよ。
ライフプランを書くことで得られること
ライフプランで家計を「見える化」しよう
また、表として年度ごとに記載していくことで、子どもが数人いる家庭の場合も見やすくわかりやすいです。進学の年度は子どもの年齢によって当然決まっていますので、そのほかのライフイベントの時期をそれに合わせてずらし、家計の圧迫を抑えることもできます。
このように、改めて客観的に家計を把握することで、今後の家計の使い道を考えるきっかけにもなるのではないでしょうか。