3人目の子育てに必要な預金額は?費用の目安やお得なサービスとは
最近は少子化が進み、3人目を出産する家庭が減りつつあります。3人目の妊娠を悩むママは「子どもが3人いるとお金がかかるから心配」と、子ども3人にかかる教育費などを準備できるのか不安を抱えています。ここでは、子育てにかかる費用を知った上で、子どもが3人いても上手に貯蓄する方法などをご紹介します。
子育てにかかる費用の総額をまず知ろう!
子ども一人にかかる教育費の目安
子ども1人にかかる教育費は公立か私立かによって大きく変わってきますが、約1,000万円~2,700万円くらいといわれています。この金額を聞くと「子ども1人でそんなに教育費がかかるなら、3人目は絶対に無理」と感じてしまいますが、一度に◯千万円を用意するのではなく大学を卒業する22年間の間にかかるお金なので、上手に貯蓄すれば不可能ではありません。
教育費の心配も少なくすることで、3人目の出産に対しても前向きに考えられますよね。
教育費のほかにもかかる費用の目安
・出産や育児にかかる費用90万円程
・食費670万円程
・衣類140万円程
・美容代195万円程
・お小遣いやレジャーなどの費用460万円程
・子どもの必要なものの費用(おもちゃや文房具など)95万円程
合計すると1,560万円になるので、教育費のほかにも子どもを育てるためにはお金がたくさんかかることが分かります。このほかにも、病院代や習い事などにもお金がかかるので「子どもにはお金がかかる」ということを知った上で、3人目の妊娠を考えるとよいでしょう。
子どもが増えると子育て費用が減る
子どもを育てるのにかかるお金は、大学を卒業までの22年間の間で約1,300万円といわれています。そして、2人目にかかる子育て費用は約1,000万円、3人目になると約800万円と、子どもが増えるたびに費用は少なくなっていくのです。
どうして子どもが増えると子育て費用が少なくなっていくのかというと、上の子のお下がりの服やおもちゃ、本などを活用できるからです。新しく購入する頻度が減り1人目のときと比べると節約できますよ。
3人目の子育ては公的サポートを上手に活用
妊娠や出産で公的サポートを受ける
妊娠中の健診費用は、母子手帳をもらうときに妊婦健診補助券が各自治体からもらえます。補助される金額は自治体によって違うものの、この補助券を活用すれば妊婦健診にほとんどお金がかからないところもありますよ。
健康保険からは、出産育児一時金の42万円が支給されます。分娩費用は、自然分娩であれば全額自己負担で、40~60万円かかるといわれます。出産育児一時金でかなり負担が減り、助かりますよね。
子ども3人分の児童手当の受取額
この児童手当は各家庭の子ども1人1人に支給されるものなので、子どもが多い家庭の場合は児童手当だけでかなりのお金を工面することができて助かりますよ。子どもが2人目までは、0~3歳までが子ども1人に対して毎月15,000円、3歳~中学校を卒業するまでが毎月10,000円ずつ支給されます。
3人目からは、0歳~小学校卒業までが毎月15,000円ずつ、中学校3年間が毎月10,000円ずつと支給される額がアップしますよ。子ども3人分を合わせると、648万円も支給されるので助かりますよね。
2019年に幼児教育の無償化が開始予定
保育園の場合は、各家庭の世帯年収によって毎月かかるお金が違ってきます。平均すると毎月3~4万円のお金を支払っている家庭が多いようです。子育てにお金がかかると少子化も進んでしまうので、政府は2019年10月から幼児教育、保育の無償化を始めることを決定しました。
この政策は3~5歳の子どもが対象で、幼稚園や認定こども園、認可保育園に無料で通えるようになります。認可外保育園に通っている場合でも37,000円までなら補助がでますよ。
3人目の子育てしながら上手に貯金しよう!
理想の1人あたりの貯金額と貯金方法
子どもの教育費は大学にかかる費用が1番高額で、入学金なども合わせて4年間で約400万円かかるので、大学に進学するまでに1人あたり400万円貯蓄を目標にするとよいでしょう。妊娠中から貯蓄を始められると、子どもにお金がかからない時期にたくさんお金を貯められるので、400万円の貯蓄も達成しやすいですよ。